【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】46話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

45話では、おばあちゃんが目覚めたものの、モニカを見て怯えてしまいました。モニカは(祖母を口封じするため)「私が昼も夜も付き添う」と献身的な介護を申し出ます。一方、ロバートはナタリーに「顔くらい見せてやれ」と、おばあちゃんが入院しているセントメアリーズ病院に来るよう促しました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第46話をネタバレありでわかりやすく解説する
繰り返される悪夢:おばあちゃん、再びモニカに襲われる
ナタリーは兄ロバートのメッセージを受け取り、急いで祖母の病室へと駆けつけます。しかし、彼女が目にしたのは、モニカが祖母(キャサリン)を枕か何かで殺害しようとしている、衝撃的な場面でした。
ナタリーは「違う! モニカ! なんでこんなこと!」と叫びます。 ほぼ同時に兄のロバートも駆けつけ、「おばあちゃん!」と叫びました。
ロバートの絶望とナタリーへの憎悪
モニカは、祖母を襲っていたにもかかわらず、その場で「うわーん!」と泣き崩れ、再び被害者を演じ始めます。
ロバートは、祖母に駆け寄ろうとするナタリーを突き飛ばし、「どけ! 偽物!」と罵倒しました。 ナタリーは「私じゃない。彼女(モニカ)がやったの」と必死に無実を訴えます。
しかし、ロバートは「よくもそんな嘘が! お前がおばあちゃん殺そうとしたんだろ!」と、完全にナタリーが犯人だと決めつけます。 彼は「お前なんか家族じゃない!」と叫び、ナタリーを殴りつけました。
そして、「こいつを連れてけ!」と警備員か誰かに指示を出します。 ナタリーは「離して!」「違う! 違う!」と泣き叫びますが、ロバートは「早くしろ!」と冷たく命じ、彼女は再び力ずくで排除されてしまいました。
嘘で固められるパーソンズ家
ナタリーが追い出された後、父のアイザックが「全く、あのクソ女が。また全部台無しにしやがった」と、ナタリーを罵ります。
モニカは「ごめんなさい、パパ。私のせいだわ」と嘘泣きを続けます。 アイザックは「モニカ、お前のせいじゃない」、母のポーリーンも「かわいそうに。おばあちゃんのこと大好きだったのにね」と、モニカを慰めました。
モニカは「ほんの少しでもおばあちゃんのためになりたかっただけなのに」と、最後まで「善人」の仮面を被り続けます。 アイザックは「全部あの女(ナタリー)のせいだ」と、全ての罪をナタリーになすりつけました。
ダミアンの誓い:「俺が全部何とかする」
場面は変わり、夜のベッドルーム。夫であるダミアンの隣で、ナタリーは声を殺して泣いていました。
ダミアンは、そんなナタリーを静かに抱き寄せ、彼女に告げます。「君を信じるよ」。
ナタリーが泣き続ける中、ダミアンは力強く宣言します。「俺が全部何とかする」。 ナタリーは、ダミアンの胸の中で泣きじゃくるしかありませんでした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】46話を読んだ感想(ネタバレあり)
第46話は、あまりにも残酷で、救いのない展開でした。祖母が話せるようになるという希望が見えた矢先、モニカが即座に口封じのために殺害しようとする行動力に恐怖します。
しかし、今回最も絶望したのは兄ロバートの行動です。彼は第23話でナタリーに土下座までして謝罪しました。それなのに、ナタリーが祖母のそばにいたというだけで、彼女の言い分を一切聞かず、「どけ! 偽物!」 と叫び、暴力を振るい、彼女を追い出しました。彼の贖罪は、結局その場限りの中身のないものだったのです。
父アイザックと母ポーリーンが、娘(ナタリー)が殺されかけているかもしれない状況よりも、「全部あの女のせいだ」 と嘘で塗り固める姿は、もはや狂気を感じます。
唯一の救いは、夫であるダミアンの存在です。家族全員が嘘で団結する中、「君を信じるよ」 「俺が全部何とかする」 という二言は、これ以上ないほど力強く響きました。ナタリーにはもう、ダミアンしか残されていません。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】46話のネタバレまとめ
- ナタリーは、モニカが病院でおばあちゃんを殺害しようとしている現場を目撃します。
- 兄ロバートも駆けつけますが、モニカの嘘泣きを信じ、ナタリーを「偽物」 と罵倒し殴りつけます。
- ロバートはナタリーを病院から力ずくで追い出しました。
- アイザックとポーリーンは、嘘泣きするモニカを慰め、全ての罪をナタリーになすりつけます。
- 家に戻ったナタリーが泣いていると、夫のダミアンが「君を信じるよ。俺が全部何とかする」と、彼女を抱きしめました。
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