【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】45話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

44話では、ロバートが祖母の回復(「もうすぐ話せるようになるかもしれない」)をモニカに告げ、彼女を激しく動揺させました。真実が暴露されることを恐れたモニカは、実母タミーに、ナタリーを「完全に消す」計画(トニー・ホームズへの依頼)を実行するよう、合図を送りました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第45話をネタバレありでわかりやすく解説する
祖母との再会とモニカの「完璧な」演技
兄のロバートとモニカがおばあちゃんの病室を訪れると、そこには父アイザックと母ポーリーンも付き添っていました。
おばあちゃんは、モニカの顔を見た途端、2年前に突き落とされた恐怖が蘇ったのか、顔を青ざめさせます。 しかし、まだ言葉を発することができないため、彼女の恐怖は周りに伝わりません。
怯える祖母と気づかない家族
何も知らないロバートは「おばあちゃん!…モニカ、もうすぐ近くで見てほしい」と、無邪気にモニカを祖母のベッドへと近づけます。
モニカは「あ、は、はーい、おばあちゃん?」と、ぎこちない挨拶をしました。 祖母の様子が明らかにおかしいことに、ロバートやポーリーンも「おばあちゃん?」「お母さん、モニカよ。あなたの一番のお気に入りでしょう?」と声をかけますが、医師は「一部の患者さんは記憶が混乱することがありますが、徐々に回復してきますよ」と説明するだけでした。
モニカの申し出:「私が付き添って見てるわ」
モニカは、祖母の怯えた様子を見て、心の中で(早くくたばれ、クソババア…!)と、激しい憎悪を抱いていました。
彼女はすぐに完璧な「優しい孫娘」の仮面をかぶります。「おばあちゃんにはずっと誰かそばにいてあげないと。私が付き添って昼も夜も見てるわ」と、献身的な介護を申し出ました。
ロバートは「そりゃ大げさでしょ。ここには看護師もスタッフもいて、24時間ちゃんと見てくれてるし」と、その申し出を一度は断ります。
しかし、モニカは「でも私なら看護師よりも丁寧に見てあげられる。おばあちゃんが少しでも早く元気になるなら、そのくらいの手間全然惜しくないわ」と笑みを浮かべ、家族もその「親切心」に同意するような雰囲気になります。
ロバートからの連絡:「顔くらい見せてやれ」
モニカの恐ろしい本心を知らないロバートは、病室を出ると、ナタリーに携帯電話でメッセージを送りました。
『おばあちゃん今セントメアリーズ病院にいる。少しずつ良くなってる。まだ少しでも良心があるなら、顔くらい見せてやれ』
そのメッセージを受け取ったナタリーは、祖父だけでなく祖母の身も案じ、すぐさま立ち上がります。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】45話を読んだ感想(ネタバレあり)
第45話は、ついに祖母が目覚めた(意識がはっきりした)ものの、モニカの策略によって真実が封じ込められようとする、非常にもどかしい回でした。
おばあちゃんがモニカを見て怯える姿 は、彼女が犯人をはっきりと覚えている証拠です。それなのに、言葉が発せないために誰にも伝えられない。見ているこちらが苦しくなりました。
何より恐ろしいのは、モニカの「私が付き添って昼も夜も見てるわ」 という申し出です。(早くくたばれ) と願う真犯人と被害者を、二人きりにするようなものです。これはもはや「介護」ではなく、「口封じ」の準備に他なりません。
一方で、ロバートがナタリーに「顔くらい見せてやれ」 と連絡した意図が気になります。彼は第44話でモニカを疑うような素振りを見せましたが、今回はモニカの「善意」を普通に受け入れているようにも見えます。彼が本当にナタリーを心配しているのか、それとも祖母を利用してナタリーの良心を試しているのか、その真意がまだ読めません。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】45話のネタバレまとめ
- ロバートとモニカが祖母の病室を見舞うと、祖母はモニカの顔を見て怯えますが、言葉が話せないため誰にも伝わりません。
- 医師は、祖母は記憶が混乱しているだけだと説明します。
- モニカは心の中で(早くくたばれ)と願いながら、表向きは「私が昼も夜も付き添う」と献身的な介護を申し出ます。
- ロバートは、祖母の容態をナタリーにメッセージで伝え、「まだ良心があるなら顔くらい見せろ」と病院に来るよう促しました。
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