【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】44話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

43話では、偽証メイドのタミーがモニカの実の母親であることが判明しました。モニカはタミーに、裏稼業の男(トニー・ホームズ)を使ってナタリーを「完全に消す」よう命じます。二人が恐ろしい計画を密談しているところを、「誰か」が部屋の外で聞いてしまったかのような場面で終わりました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第44話をネタバレありでわかりやすく解説する
密談の目撃者は兄ロバート
モニカと実の母タミーの密談の現場。モニカが部屋のドアを開けると、そこに立っていたのは兄のロバートでした。
タミーは「ロバート。何してるの?」と動揺し、ロバートも「タミー? キッチンの手伝いしてるんじゃなかったのか? ここで何してたんだ?」と、二人が一緒にいることを訝しみます。
モニカは即座に嘘をつきます。「私がスムージー頼んだの。こんなに早く帰ってくると思わなかった」 ロバートは「いや、ちょうどドア開けた瞬間についたんだ」 と答え、二人の会話は聞いていないかのような素振りを見せます。
祖母、回復の兆し:「もうすぐ話せるかも」
ロバートは、モニカに衝撃的なニュースを伝えに来たのでした。
「ああ。モーガン医師がね、おばあちゃん少し良くなってきたって。もうすぐ話せるようになるかもしんないって」
祖母が目覚めるだけでなく、会話ができるまでに回復するかもしれないという報せ。それは、祖母を階段から突き落とした真犯人であるモニカにとって、死刑宣告にも等しいものでした。
モニカは(あのババアまた喋れるようになったら全部バラされるじゃん)と、内心、激しく動揺します。
モニカの動揺と計画の続行
ロバートは、祖母の回復を喜ぶどころか、明らかに動揺しているモニカの様子を見逃しませんでした。「モニカ? 大丈夫か? なんか嬉しそうじゃないけど」と、彼女の反応に疑いの目を向けます。
モニカは慌てて笑顔を作り、「嬉しいよ! すごいニュースだから、頭の中ちょっと整理してただけ」と、必死に取り繕いました。
ロバートは「そっか。じゃあ一緒におばあちゃんに会いに行こう」とモニカを促します。 モニカは「うん!」と答え、ロバートについて行きますが、去り際に実の母タミーの方を振り返り、目で合図を送りました。 それは、「(トニー・ホームズに連絡して)ナタリーを消す計画をすぐに実行しろ」という無言の命令でした。
二人が去った後、タミーは急いで携帯を取り出し、トニー・ホームズに電話をかけます。「(小声で)しっ。モニカ、そろそろバレるかも」と、計画の実行(あるいは危機)を伝えました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】44話を読んだ感想(ネタバレあり)
第44話は、希望と絶望が同時に押し寄せる、非常に緊迫した回でした。
まず、祖母が「もうすぐ話せるようになるかもしれない」 というニュースは、ナタリーの無実を証明する最大の希望です。モニカが(全部バラされるじゃん) と動揺する姿には、彼女の破滅が近づいていることを感じさせ、痛快でした。
しかし、モニカは諦めません。祖母が真実を話す前に、ナタリーを「完全に消す」計画を続行させようとします。
今回最も気になるのは、兄のロバートの真意です。彼は本当にモニカとタミーの会話を聞いていなかったのでしょうか。それとも、全てを聞いた上で、モニカを試すために「おばあちゃんが話せるようになる」とカマをかけたのでしょうか。
「なんか嬉しそうじゃないけど」 という彼の指摘は、明らかにモニカの反応を試しているように見えました。もしロバートが全てを知った上で行動しているなら、彼がナタリーの強力な味方になる可能性も残されています。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】44話のネタバレまとめ
- モニカとタミーの密会現場にロバートが現れ、二人は「スムージーを頼んだ」と嘘をつきます。
- ロバートは「おばあちゃんが、もうすぐ話せるようになるかもしれない」と、祖母の回復をモニカに告げます。
- 真実がバレることを恐れたモニカは激しく動揺し、ロバートに「嬉しそうじゃない」と指摘されます。
- モニカは、祖母が見舞いに行く直前、実母タミーに「ナタリーを消す計画」の実行を合図します。
- タミーは、裏稼業の男トニー・ホームズに「モニカ、そろそろバレるかも」と電話をかけました。
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