【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】41話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|ナタリーの最後は?【Good short】

40話では、モニカがナタリーに向かって金槌が置かれた棚を突き倒し、彼女を殺害しようとしました。しかし、間一髪で夫のダミアンが助けに入り、「また妻に手を出してみろ。今度は本当にその手を切り落とすぞ」とモニカを冷たく脅します。ナタリーは、ダミアンが自分を守るために「ダメ息子」を演じていたことに気づき、「私の前では無理しないで」と彼にキスをしました。ダミアンは、自分の演技が見破られていたことに激しく動揺する場面で終わりました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】第41話をネタバレありでわかりやすく解説する
「お酒…飲んでるとこは見たことない」
ダミアンは、ナタリーにキスをされ、自分の演技を見破られたことに「え? なんで? どうしてわかった?」と激しく困惑します。 ナタリーは、彼が驚いている様子を見て、答えを明かしました。
「お酒。いつも服とか顔についてるけど、飲んでるとこは(キスをしながら)見たことない」
ナタリーの指摘に、ダミアンは照れたように「顔赤い」「え、違うし」と、いつもの彼らしくない素の反応を見せます。
ダミアンが「ダメ息子」を演じる理由
ダミアンはナタリーに「なんで俺が演じてるのか、気にならない?」と尋ねました。 ナタリーが「話したいなら聞く」と静かに応じると、 ダミアンは自分が置かれている状況について話し始めます。
「家族って本当にイカれてるからな。肩書きのためなら何でもやる」
彼は、自らの家族(ノバック家)もまた、パーソンズ家と同じく常軌を逸していることを告白します。そして、「だから、無害な跡継ぎに見せかけて、わざと手を引かせてるんだ」と、あえて「お騒がせなダメ息子」を演じることで、家族や周囲からの干渉を避けていたという真実を打ち明けました。
ダミアンの疑問:「なんで彼女は君を殺したがる?」
ダミアンは、自分の事情を話した後、「俺より君の方がよっぽど修羅場だよな」と、ナタリーが置かれている状況を改めて思いやります。
そして、彼は第39話で目撃したモニカの凶行について、根本的な疑問を口にしました。
「でも、なんで彼女は君を殺したがるわけ?」
ナタリーがモニカからそこまで深く憎まれ、命を狙われる理由について、ダミアンはまだその核心を知らないようでした。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】41話を読んだ感想(ネタバレあり)
第41話は、ナタリーとダミアンの絆が本物になったことを確信する、非常に重要な回でした。
ナタリーが「お酒、飲んでるとこは見たことない」 と、ダミアンの演技の理由を見抜いていたシーンは、彼女がどれだけ冷静に周囲を観察していたかが分かり、感動しました。
そして、ダミアンの告白。「無害な跡継ぎに見せかけて、わざと手を引かせてる」 という彼の戦略は、ナタリーの境遇とも重なる部分があります。彼もまた、狂った家族の中で生き延びるために戦っていたのです。
お互いに「演じる」ことで自分を守ってきた二人が、初めて素顔のままで向き合い、秘密を共有する。「私の前では無理しないで」というナタリーの優しさが、ダミアンの固い鎧を溶かしたのだと感じました。
【灼かれる血と骨 ~絶縁された令嬢~】41話のネタバレまとめ
- ナタリーは、ダミアンが「お酒の匂いはするのに、実際に飲んでいるところは見たことがない」ことから、彼が演技をしていることを見抜いていました。
- ダミアンはナタリーに、「家族(ノバック家)がイカれてるから、わざと『無害な跡継ぎ』を演じて、干渉を避けさせていた」と真実を告白します。
- ダミアンは、ナタリーがモニカにそこまで憎まれ、命を狙われる理由(祖母の事件の真相など)は、まだ知らない様子でした。
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