7人目の博士は誰?正体を徹底考察【良いこと悪いこと】

ドラマ『良いこと悪いこと』の物語が中盤に差し掛かり、第5話でついに「7人目の博士」という新たな謎の人物が浮上しました。掲示板「鷹里小の森」での印象的なやり取りをきっかけに、視聴者の間では「博士とは一体誰なのか?」という疑問が噴出し、考察が白熱しています。
この記事では、ネット上で飛び交う様々な情報を基に、『良いこと悪いこと』の「7人目の博士」が誰なのか、その正体に関する有力な考察を徹底的に掘り下げます。今國、森先生、岡本といった候補者たちの背景や、関連する伏線について詳しく解説していきます。
- 「博士」の正体に関する最有力候補
- 今國や森先生など各候補者の考察
- 掲示板や「ドの子」など関連する謎の解説
- 7人目の博士に関する総合的な考察
良いこと悪いこと 7人目の博士は誰?有力候補を考察
- 7人目の博士の正体は今國か
- 昆虫博士を目指した堀遼太
- 転校した同級生「岡本」の謎
- 娘の担任・森先生が怪しい理由
- ちょんまげだけが博士を記憶?
7人目の博士の正体は今國か
現在、7人目の博士の正体として最も有力視されている人物が、戸塚純貴さん演じるレトロスナック『イマクニ』の店主、今國です。彼が疑われる根拠は非常に多く、そのどれもが物語の核心に触れるものばかりです。
最大の理由は、彼の店で提供されるお酒のメニューに関する発言です。劇中で「151種類のお酒を飲むと、幻の152種類目が飲める」という説明がありました。これは、初代ポケットモンスターの総数(151匹)と、幻のポケモン(ミュウ)の存在を強く連想させます。この「ポケモン」というキーワードが、ゲーム内に登場する「オーキド博士」へと視聴者の連想を導き、「今國=博士」という仮説を一気に有力なものとしました。
さらに、「イマクニ」という名前自体が、かつてポケモンの関連楽曲で活躍した「イマクニ?」という実在の人物を彷彿とさせます。彼の歌の中には「もう一匹忘れてない?」という意味深なフレーズがあり、これがドラマの根幹テーマである「忘れられた7人目」=博士の存在と不気味なほどに一致しているのです。
加えて、博士の人物像を裏付ける要素として、今國が経営する「平成レトロスナック」のコンセプトも挙げられます。後述する掲示板の書き込みから、博士は「記憶が小学生時代(=平成)で止まっている」かのような印象を受けます。過去に固執し、現代に馴染めていないかのような博士の姿と、懐かしい過去に浸るための空間を提供する今國の姿は、見事に重なります。ただし、これほどまでに伏線が露骨であるため、逆に制作陣が仕掛けた巧妙なミスリードであり、真犯人から目を逸らすための罠ではないかという慎重な意見も根強く存在します。
昆虫博士を目指した堀遼太
博士の正体を巡る考察において、物語の初期段階から名前が挙がっていたのが「堀遼太」です。彼は、タイムカプセルに収められていた「将来の夢」の絵で、「昆虫博士」になることを目指していたことが判明しています。
他に「博士」と呼ばれる根拠を持った同級生が浮上していなかったため、「博士」というキーワードがそのまま一致する堀遼太は、当初、非常に有力な候補とされていました。しかし、物語が進行し、警察の捜査資料が映し出されるシーンで、その仮説は大きく後退することになります。
警察署内のホワイトボードには、事件関係者として現在の堀遼太と思われる顔写真が貼られていました。そこに映っていたのは、笑顔で肉を持っている姿であり、復讐に燃える犯人像とはかけ離れた、平凡で幸せそうな一般人の姿でした。この演出により、堀遼太が物語の核心にいる「博士」や真犯人である可能性は低いと判断され、現在は視聴者の予想を撹乱するためのミスリードであったという見方が支配的になっています。彼もまた、「7人組」の一員ではあったものの、事件には関与していない「忘れられた」側の一人に過ぎないのかもしれません。
転校した同級生「岡本」の謎
今國説や堀遼太説と並行して、非常にミステリアスな存在として浮上しているのが、「岡本」という同級生の謎です。この名前は、過去の教室シーンで、黒板に書かれた日付係の名前として「岡本」という文字が一瞬映り込んだことから発見されました。
しかし、驚くべきことに、現在の卒業生リストや同級生たちの会話の中に、「岡本」という名前は一切登場しません。クラスメイト全員の記憶から完全に消え去っており、まさに「幽霊のような存在」となっています。この「岡本」こそが、誰の記憶にも残っていない「忘れられた7人目」=博士の正体ではないか、という考察が急速に広まっています。
この説を強力に後押しするのが、ドラマのポスタービジュアルに隠された暗号です。ガラケーの文字入力(ポケベル打ち)で特定の数字を変換すると、「ぼくたちはなかよしななにん」というメッセージが浮かび上がることが判明しました。この「ななにん(7人)」とは、高木たち6人と、この謎の「岡本」を指している可能性が極めて高いです。
この仮説が正しい場合、今國が実は過去を捨てて名前を変えた「岡本」であるというシナリオや、あるいは全く新しいキャストが「岡本」として登場し、復讐者として物語の終盤をかき乱すという展開も考えられます。
娘の担任・森先生が怪しい理由
第5話という物語の中盤で、突如として登場した新キャスト、高木の娘・花音の担任である「森先生」(古舘佑太郎)も、博士の候補として急速に注目を集めています。彼の登場が「博士」の存在が明らかになったタイミングと完全に一致している点は、単なる偶然とは考えにくく、制作者の明確な意図を感じさせます。
彼が疑われる最大の理由は、その「森」という苗字です。このドラマにおいて「森」という言葉は、犯行予告の替え歌となった「森のくまさん」や、博士が潜んでいた掲示板「鷹里小の森」など、事件の核心に深く関わるキーワードとして繰り返し登場しています。森先生が「森のくまさん」=犯人(熊)の縄張りである「森」(=鷹里小学校)の教師であるという構図は、非常に象徴的です。
また、ちょんまげが高木たちと母校を訪れた際、4年3組の教室(=森先生のクラス)を、何かを確信したかのように意味深に見つめるシーンがありました。あの一瞬でちょんまげは森先生の姿を認識し、「彼こそが、成長した博士ではないか?」と気づいたのではないか、という鋭い考察もなされています。ただし、彼が6年1組の同級生であったという事実は現時点で確認されておらず、もし同級生であれば、前述の「岡本」が教師になって名前を変えた姿など、何らかの複雑な裏設定が存在することになります。
ちょんまげだけが博士を記憶?
「7人目の博士」という謎の存在が、視聴者の前に明確に姿を現したのは、ちょんまげ(羽立)の行動がきっかけでした。彼は、インターネットの片隅に残された古い掲示板「鷹里小の森」を発見します。そこには、「このHPも、俺のことも誰も覚えてないんだ」「誰一人覚えていない」という、博士の深い孤独と絶望を伝える悲痛な書き込みが残されていました。
高木(キング)をはじめとする他の同級生たちが、博士の存在すっかり忘れてしまっている中で、ちょんまげだけが「覚えてるよ。博士だろ?」と、その存在を肯定する返信を送りました。この一言が、博士の心を強く揺さぶります。博士は「もしかしてちょんまげ?」「さすがちょんまげ」「ちょんまげだけだよ」「あの7人組で覚えててくれたのは」と応じ、二人の間に過去、他のメンバーとは異なる特別な繋がりがあったことが示唆されました。
この「あの7人組で」という博士のセリフは、高木たち6人+博士(=岡本?)という構図をほぼ確定させる重要な証拠と言えます。このやり取りは、博士が抱える「忘れられたこと」への深い恨みを浮き彫りにすると同時に、唯一自分を覚えていてくれたちょんまげへの複雑な感情も感じさせます。博士は続けて「ちょんまげになら会ってもいいよ」と書き込みますが、これが純粋な再会への期待なのか、それとも自分を覚えていたが故に許せない、あるいは次のターゲットとして誘い出すための罠なのか、その真意が今後の展開の鍵となります。
良いこと悪いこと 7人目の博士に関する深い考察
- 刑事・宇都見が博士の可能性
- 委員長が黒幕である伏線
- 謎の人物「ドの子」の正体は
- 掲示板「鷹里小の森」の書き込み
刑事・宇都見が博士の可能性
事件の捜査を担当する刑事・宇都見(木村昴)が、実は「博士」なのではないか、という非常に大胆かつ興味深い考察も存在します。この説は、彼が単なる捜査官としてだけでなく、事件の重要な舞台であるスナック『イマクニ』の常連客であるという、一見矛盾した立場にいることが大きく影響しています。
もし、今國が実行犯の一人(あるいは協力者)だとした場合、その常連客である宇都見が、刑事という公権力を行使できる立場で捜査情報をコントロールしている黒幕(=博士)である、という恐ろしい構図が成立します。彼が刑事であれば、捜査情報を内部から撹乱したり、証拠を隠蔽したり、あるいは共犯者である今國にアリバイ工作を施すことも容易でしょう。
また、メタ的な視点、つまりドラマの構成上の視点から見ると、博士が「ちょんまげだけが自分を覚えている」と語っていた事実も、この説を補強します。宇都見は刑事として高木やカンタローなど他の同級生には積極的に接触してきましたが、なぜかちょんまげとはまだ直接会っていません。宇都見=博士であれば、自分の正体を知る唯一の人物であるちょんまげとの接触を意図的に避け、その顔を思い出せない(あるいは顔を知らない)ふりをしているとも考えられます。この場合、今國と宇都見の共犯関係が、事件の核心を握る最大の謎となります。
委員長が黒幕である伏線
「7人目の博士」という復讐者の謎とは別に、もう一つの悪意の流れとして、第1話から一貫して怪しい動きを見せているのが、元学級委員長の小林紗季(藤間爽子)です。彼女こそが事件の真犯人、あるいは博士の復讐劇とは別の目的で暗躍する黒幕ではないかという考察も、非常に根強く残っています。
彼女の最大の動機は、小学生時代から抱き続けてきた高木(キング)への歪んだ好意と、高木が気にかけていた園子への強烈な嫉妬心にあると見られます。園子を体育倉庫に閉じ込めた実行犯であるという説も有力であり、彼女の優等生的な仮面の下には、22年間熟成された深い怨念が隠されている可能性があります。
特に第5話のCM前に彼女の顔がアップになり、「知らなかったでしょ」という文字が徐々に赤く染まっていくホラー的な演出は、彼女の内に秘めた狂気的な二面性を象徴していました。さらに第6話の予告では、園子が世間から「連続殺人犯疑惑」のレッテルを貼られ社会的に追い詰められる中、委員長が「反論記事を出すべきだ」と焚きつける姿が描かれます。これは園子を心配しての行動ではなく、園子を矢面に立たせることで高木たちをも社会的に抹殺し、復讐を完成させようとする冷徹な策略である可能性が非常に高いです。博士による「忘れられたこと」への復讐劇と、委員長による「嫉妬」の復讐劇が、二重構造で進行しているのかもしれません。
謎の人物「ドの子」の正体は
「7人目の博士」の謎が深まる中、第4話以降、視聴者をさらに混乱させる「ドの子」という新たな謎のキーワードが浮上しました。この発見は、過去の回想シーンにおいて、園子がいじめられている場面の字幕が、ひらがなの「どの子」(=猿橋園子)ではなく、カタカナの「ドの子」と明確に区別されて表示されたことが発端です。
さらに第5話でも、ちょんまげが「ドの子ちゃん」と呼ぶシーンの字幕がカタカナ表記になっていたことから、これは単なる表記揺れではなく、園子が転校してくる以前に存在した「別のいじめられっ子」=「ドの子」が存在したことを示す、制作者からの明確なサインであると考察されています。つまり、園子はその「ドの子」が転校(あるいは不登校に)なった後、新たないじめの標的として「どの子」と呼ばれるようになったのではないか、というわけです。
この「ドの子」の正体こそが、実は現在の委員長(小林紗季)であり、彼女はいじめられた過去を隠して優等生を演じているのではないか、あるいは、園子の同僚である東雲(深川麻衣)こそが「ドの子」であり、復讐のために園子に近づいたのではないか、という説に発展しています。「博士」の復讐(=忘れられた恨み)と、この「ドの子」の復讐(=いじめられた恨み)という、二つの異なる過去の清算が、現代の連続殺人事件として複雑に交錯している可能性が、物語を一層深くしています。
掲示板「鷹里小の森」の書き込み
前述の通り、博士の心理状態と人物像を理解する上で、ネット掲示板「鷹里小の森」に残された書き込みは、他に代えがたい非常に重要な手がかりです。この掲示板は、博士が「忘れられた7人目」としての耐え難い孤独と、自分を忘れた者たちへの静かな怒りを吐露する唯一の場所でした。そして同時に、唯一自分を覚えてくれていたちょんまげとの再会の接点ともなりました。
特に注目すべきは、博士のIDや書き込みのタイムスタンプです。記録によれば、博士は2022年9月に「お〜い みんな どうしてる」と、実に19年ぶりとなる書き込みを行っています。その後、2023年に「誰か見てる人いる?」、2024年に「・・・・・・」と、その呼びかけに応答がないことに焦りや絶望を募らせていき、ついに事件が始まった2025年11月、「このHPも、俺のことも誰も覚えてないんだ」という決定的な絶望の言葉を記しています。
この3年間にわたる書き込みの変遷は、博士の期待が裏切られ、孤独が怒りへと変わっていく過程を克明に示しています。この「過去に固執し、現在に絶望している」人物像から、「博士は事故などで記憶喪失になり、精神が小学6年生のまま止まっているのではないか」という考察も生まれています。だからこそ、平成レトロスナックという「過去に浸る空間」を経営する今國が、博士の正体として最も怪しいとされるのです。この掲示板に隠された博士の真意を読み解くことが、彼の犯行動機を理解する上で最大の鍵となります。
良いこと悪いこと 7人目の博士は誰か考察まとめ
ドラマ『良いこと悪いこと』第5話で浮上した「7人目の博士」に関する考察ポイントを以下にまとめます。
- 第5話で「7人目の博士」という謎の人物が浮上
- ちょんまげだけが「博士」の存在を覚えていた
- 博士は掲示板「鷹里小の森」で孤独を吐露していた
- 正体の最有力候補はスナック店主の今國(イマクニ)
- 理由はポケモン(151匹)や「イマクニ?」の歌の連想
- 今國の店の平成レトロコンセプトも伏線と考察される
- 「昆虫博士」を目指した堀遼太はミスリードの可能性が高い
- 忘れられた30人目の同級生「岡本」が博士という説も浮上
- 高木の娘の担任「森先生」も名前や登場時期から怪しい
- 刑事・宇都見が博士(黒幕)で今國と共犯という説もある
- 博士とは別に委員長(小林紗季)の暗躍も示唆されている
- 園子とは別のいじめられっ子「ドの子」の存在が判明
- 「ドの子」の正体は委員長か東雲という考察がある
- 博士は記憶喪失で精神が小学生のままという説も
- 博士の正体と動機が物語の最大の鍵となる


