2025.11.14

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】3話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説｜まーくんは誰？

ずっちー

第2話では、未来の友人・沙織が登場し、未来は「育児」という現実の壁に直面しました。しかし、颯太が未来のレモンを我慢した「心の痛み」を察して迷子になったこと、そして彼が持っていた「新一万円札」という動かぬ証拠を経て、未来は母親になる決意を固めます。ところが、その決意は即座に「待機児童」という社会問題によって阻まれ、途方に暮れるまでが描かれました。

Contents

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】第3話をネタバレありでわかりやすく解説する
【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】3話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】3話のネタバレまとめ

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】第3話をネタバレありでわかりやすく解説する

息子の「お手伝い」とまさかの大失敗

物語は、未来がシャワーを浴びている場面から始まります。フンフフ〜ン♪と鼻歌混じりだった未来ですが、ふと「ん…？」「何かコゲくさ」と異変を察知します。慌ててバスルームを飛び出すと、キッチンのトースターが煙を上げていました。

「あ~~~~ 貴重な主食が！」「またまたまっくろ!!!」。焦げ炭になった食パンの横には、なぜか息子の颯太がいます。「あっママ！」と声をかける颯太に、未来は「颯太！？」と驚きます。颯太は、未来が忙しいだろうからと、「ごはんのよういも」「おせんたくもしておいたよ」と、得意げに報告してくれました。

しかし、颯太が差し出した「洗濯物」を見て、未来は「おあ”っ!?」と今度こそ絶句します。それは、ぐっしょりと水を含んだ一枚のシャツ。「これ…ッ」「今日衣装合わせに着てくやつ…」。息子の優しさが、最悪の形で裏目に出てしまったのです。未来は、座長に「絶対忘れんなよ」と何かを念押しされた記憶をぼんやりと思い出します。未来は「気持ちは嬉しいけどこういうのは大きくなってからしてね…」と颯太に優しく言い聞かせ、アイロンで濡れたシャツを乾かしながら、颯太に「テレビでも見てお留守番してて」と告げて、慌ただしく稽古場へ向かうのでした。

稽古場で明かされる座長の熱愛疑惑

未来が家を出た後、颯太は一人、テレビを見始めます。画面には、人気グラドルの白鳥萌（しらとりもえ）が登場。「萌はぁ彼ピも好きピもいませんよぉ」と、アイドルらしい受け答えをしています。未来は「すきピー…？」「柿ピーの仲間？」と不思議そうに首を傾げながらも、颯太は「わぁきれいなおねえさんだぁ」と、その美しさに見とれていました。一方、稽古場に到着した未来は、（…まったく誰に似たんだか）と、颯太の行動にため息をつくのでした。

しかし、稽古場に着くと、未来はさらに驚くべき場面に遭遇します。劇団員の鈴木理子が、座長の吉沢将生（ヨッシー）に詰め寄っていたのです。「吉沢さん夕べ白鳥萌とデートしてたでしょ」「見かけちゃった」。「変装したって分かる時は分かりますから」と、理子は興奮気味にまくしたてます。

座長・吉沢と未来の「最悪な」過去

理子から「付き合ってるんですか？」と直球で聞かれた吉沢は、「別に萌はまだ彼女ってわけじゃないけど…」と、含みを持たせた返事をします。「『まだ』！？」と劇団員たちが騒然とする中、未来は（さっきの…）と、家で颯太が見ていたアイドルの顔を思い出していました。

劇団員の西村太一は「いいよなーその歳でグラドルと付き合えるとか」と吉沢を羨ましがります。すると吉沢は、得意げに胸を張り、あのキメ顔で叫びました。「人生、最高（ロックオン）！」。その場が冷ややかな空気に包まれる中、西村が「将生が唯一出演したCMの決め台詞だよ」「何年か前の整髪料のホラ」と、冷静に解説を入れます。

その時、吉沢が未来の姿に気づきました。「どうした？その服」「攻めたモン着てきたな」。颯太の「お手伝い」によって縮んでしまい、体にぴったりと張り付いたシャツを着ていた未来は、慌てて「これはそのちょっとしたアクシデントで」「見ないでぇ～」冗談っぽく言い訳します。すると、吉沢はニヤリと笑い、「見るかよアホ」「それ以上を見たことあんのに何を今更」と、とんでもない爆弾発言をしました。

「変なこと言わないでよセクハラ！モラハラ！パワハラ！」と激怒する未来。その尋常ではない様子を見て、真が西村に「え…あのふたり何かあったんですか？」と尋ねます。西村は、声を潜めて衝撃の事実を告げました。「将生と未来は昔付き合ってたんだよ」。「将生の浮気ですぐ別れちゃったけどね」。二人のやり取りを見ていた西村続けて「世界で一番遠い存在が何か知ってるか？」と真に問い、「最悪な別れ方をした元恋人だよ」とつぶやくのでした。

矢野の優しさと「待機児童」の壁

未来は、一人離れた場所で（あーもー！）（アイツだけは絶対「まーくん」じゃないわ私がムリ）と、怒りを再燃させていました。稽古が始まろうとしたその時、劇団員の矢野真（やのしん）が未来の元へやってきます。「未来さん」。彼は、無言で自分のパーカーを未来に差し出しました。「矢野くんこれ…」「それ着ててください」「お腹冷やされても困るんで」。「えっいいの？」と戸惑う未来に、矢野は「サンキュ！ありがたく」と笑顔でお礼を言う未来の顔を見れず、そっぽを向いて「…別に」とだけ答えるのでした。

帰り道、矢野から借りたパーカーを着た未来は、（ヨッシーのせいでとんだ恥かいたわ）と、今日の出来事を思い出していました。（ヨッシーと別れてもう10年…かあ）。（付き合ったのはアレが最後とは…ホント情けないわ）。（次の恋する前に… ママになっちゃった）。未来は、矢野のパーカーをハンガーにかけながら、自分の人生のままならなさを痛感します。

そして、未来の目の前には「待機児童」という現実の壁が立ちはだかっていました。「認可」「認証」「認可外」 …山積みの保育園の資料を前に、「わけが分からん…」と頭を抱えます。そんな未来に、パジャマのボタンを掛け違えた颯太が「ニンカガイっておいしいの？」と、またもや食べ物と勘違いして尋ねるのでした。「ダメだ…」「保育園に入るだけでも険しすぎる」。

絶望の中の光明「よしずみ保育園」

未来は、颯太に今の状況を説明します。「認可保育園は定員いっぱいだから待機してる児童がたくさんいるんだって」。「だから今申請してもすぐ入園ってわけにもいかなくて」。「入れる所ちゃんと見つけるからもうちょっと待ってて！」と未来が言うと、颯太は「わかった！」と素直に返事をします。

颯太を寝かしつけた後も、未来は資料との格闘を続けました。「もしかして認可外なら何とかなるんじゃ…」。しかし、必要書類の欄には「就労証明書」「確定申告書」、そして「母子手帳」の文字が。未来は机に突っ伏し、心の中で絶叫します。「あるかーッそんなもん！！！」「こちとらまだ産んでないんじゃーツ！！」。

まさに八方塞がり。その時、寝たはずの颯太が未来のそばにやってきました。「ねぇママ」「よしずみほいくえんもはいれないのかなぁ？」。「よしずみ保育園？」。「うんボクがミライでいってるところだよ」。

「それだーっ！！」。未来は飛び起きます。早速スマートフォンで検索すると、「うんうん今もあるし全然近いじゃん！」。（でもタイムパラドックスとか起きないか！？）と一瞬ためらいますが、「ええいそんなことも言ってらんない」と、未来は決意します。「明日早速よしずみ保育園に行ってみよう！」。

辿り着いた「保育園」の恐ろしすぎる実態

翌日、二人は「よしずみ保育」と書かれた看板の場所へやってきました。しかし、そこはビルの立ち並ぶ繁華街のど真ん中。未来は（こんな繁華街のど真ん中にあるもん…？）（保育園って名前の怪しい店とかじゃないわよね）と、強烈な不安に襲われます。

おそるおそるドアを開け、「ごめんくださー」と声をかけると、奥から着物姿の強面の男性が現れました。「ここいらじゃ見ん顔だな」。「おどれ何の用じゃい！！」。その姿は、どう見ても保育士ではありません。未来は（違う絶対保育園じゃない）と恐怖で凍りつきます。

ところが、その緊迫した空気の中、颯太が未来の制止を振り切って、男性に向かって駆け出しました。そして、颯太は、なんとその強面の男に向かって濡れた傘を刀に見立て、ちゃんばらごっこをし始めたのです。「ひぃッ」と悲鳴を上げる未来。一体何が起こったのか、全く理解できないまま、第3話は幕を閉じます。

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】3話を読んだ感想（ネタバレあり）

第3話は、颯太の無邪気な「お手伝い」が未来の衣装を水浸しにするという、微笑ましい（未来にとっては悲劇的な）エピソードから始まり、後半は未来の過去や「まーくん」の謎に迫る、非常に内容の濃い回でした。

まず何よりも衝撃だったのは、座長の吉沢が未来の「元カレ」だったという事実です。しかも、別れた原因が「吉沢の浮気」という、最悪のパターン。颯太の「お手伝い」で縮んでしまったシャツを着ていた未来に対し、「それ以上を見たことあんのに」とデリカシーのない爆弾発言を平気でするあたり、彼の性格がよく分かります。これで未来が「アイツだけは絶対「まーくん」じゃない」と断言した理由に、心の底から同意しました。

吉沢とは対照的に、劇団員の矢野真くんの株が急上昇しました。縮んだシャツで困っている未来に、何も言わずに自分のパーカーを貸すさりげない優しさ。未来が笑顔でお礼を言うと、「…別に」と照れたようにそっぽを向く姿に、こちらがキュンとしてしまいます。彼が「まーくん」だったら…と、つい期待してしまいますね。

そして、子育ての現実パートも非常にリアルでした。「待機児童」の問題だけでなく、「認可」「認証」「認可外」といった保育園の複雑なシステム、さらにはタイムスリップしてきた未来にとって「母子手帳」がないという、想像もしなかった現実的な壁。「こちとらまだ産んでないんじゃーツ！！」という未来の心の叫びは、当然のツッコミで思わず笑ってしまいました。

最後の「よしずみ保育園」の展開は、まさに急転直下でした。颯太の「ミライでいってるところ」という唯一の希望を胸に訪れた場所が、どう見ても繁華街のヤクザの事務所。その強面の男性に、颯太が物怖じもせず、濡れた傘でちゃんばらごっこを仕掛けるという、予想の斜め上を行くラストシーン。なぜ颯太はこの強面の男性と、そんな親しげな（？）関係なのか。「保育園」の謎が深まりすぎて、次回が待ちきれません。

【未来のムスコ～恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた！】3話のネタバレまとめ

颯太が「お手伝い」で未来の衣装を水浸しにし、未来は縮んだシャツで稽古場へ行く羽目になります。
稽古場で、座長の吉沢がグラドル・白鳥萌とデートしていたことが発覚します。
吉沢が未来の服装をからかったことで、二人が「元恋人」であり、吉沢の浮気が原因で「最悪な別れ方をした」過去が明らかになります。
一方、劇団員の矢野真は、未来に優しく上着を貸し、未来は彼を意識し始めます。
未来は保育園探しを始めますが、「待機児童」の壁や「母子手帳」などの必要書類の壁にぶつかり絶望します。
颯太の「ミライでいってるところ」という情報を頼りに、「よしずみ保育園」を突き止め、二人は訪問します。
しかし、「よしずみ保育園」は強面の男性が営む不穏な場所で、颯太はその男性に飛びついていきました。

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