【未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!】12話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説|まーくんは誰?

ずっちー

第11話では、劇団員の矢野が未来の芝居に惚れ込み、役者の道を選んだという過去が明らかになりました 。彼は「未来の演技に惚れている」と告白紛いの熱い言葉を伝えます。一方、颯太の七夕の短冊には、園長の計らいで「(パパ)」 という文字が書き足され、未来たちの「秘密」が少しずつ周囲に影響を与え始めている様子が描かれました。

【未来のムスコ】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

『未来のムスコ』第12話は「はじめまして①」というタイトルで、緊迫した展開が続きます

矢野の脚本と未来の覚醒

物語は、矢野が手掛けた新しい脚本での稽古シーンから始まります。 未来が演じる共犯者の女性は、吉沢(ヨッシー)演じる相棒に対し、分け前の三億円を受け取れない と告げます。 「私はただ 共犯者に なりたかった だけだから」 「あんたと…」 と、金銭ではなく「関係性」を求めていたという、キャラクターの核心に触れる台詞でした。

この台詞の変更は功を奏し、稽古を見ていた劇団員からは「すっごいグッときましたよ!」 と絶賛されます。未来自身も「すごく気持ちが乗ったよね」 、「この役に深く入り込めた気がするよ」 と、これまでにない手応えを感じていました。 未来は矢野に「ありがとう」 と素直に感謝を伝えます。

吉沢もまた、「やっぱハマった時の役者『汐川未来』はすげぇな」 、「役を掴んだらもう無敵だ」 と未来の演技を高く評価。そして、「それを引き出した真(矢野)の台本もすごいよな」 と、矢野の才能を認めざるを得ませんでした。 吉沢は、矢野が以前「未来さんに余計な台詞はいりませんよ!」 と熱弁していたことを思い出し、(あいつ… 未来のこと分かってんだ) と、複雑な表情を浮かべます。

吉沢の疑惑「まーくん」は誰だ

稽古が終わり、未来は吉沢に「通し稽古の予定」 を早めに教えてほしいと頼みます 。バイトのシフト以外にも「色々用事あるから」 という未来の言葉に、吉沢は引っかかりました。 彼は、未来が最近稽古を早退する ことが増えたため、「なんだよ用事って」「男でもできたか?」 と、つい詰問してしまいます。

そして、吉沢は以前の飲み会で未来が寝言で言っていた 愛称、「『まーくん』か」 と口走ってしまいました。 「えっ…!?」 と、未来は激しく動揺。吉沢は、以前錦糸町で未来と一緒にいた男(優太)のことか と疑いますが、未来は「違う違う!」「優太くんはただの同級生で まーくんじゃないし」 と必死に否定します。 未来のしどろもどろな態度に、吉沢は「じゃあどこの誰だよ まーくん」 と混乱。未来は「ヨッシーには関係ないんだから」 と叫び、バイトへ行くと走り去ってしまいました

未来を想う吉沢、保育園へ

未来のあまりの慌てぶりに、吉沢は「あんだけムキになってりゃ 隠し事があるって言ってるようなもんだな」 と、彼女が何かを隠していることを確信。 彼は、未来が過去に「道で挨拶しただけの人に金貸したり」 、「シフト変更を安請け合いして倒れたり」 したことを思い出し、彼女が「何かとトラブルに巻き込まれがち」 だと心配していました。

(まーくんって奴 相当悪い男なんじゃねぇか…!?) 。 未来が悪い男に騙されているとすっかり思い込んだ吉沢は、「もし未来が悪い奴に引っかかってんなら 何とかしねぇと」 と、優太と会った錦糸町のビル へと向かいます。 ビルに到着した吉沢は、案内板で「2F よしずみ保育園」 という文字を見つけました。

颯太と吉沢、「はじめまして」

吉沢がビルの前で「あの男はどこで働いてんだ…?」 と考えていると、保育園児の集団 が出てきました。「うお!?」 と驚いた吉沢は、「俺ガキは苦手なんだよな~」 と思い、一旦その場を離れようとします 。 その時、吉沢のズボンを「ちょん」 と引く小さな手がありました

振り返ると、そこにいたのは颯太でした。颯太は満面の笑みで、「おじさん はじめまして!」 と元気よく挨拶します。 吉沢が「ポカン…」 と呆気にとられていると、颯太は吉沢が誤って踏んでしまった花 を指差し、「あのね おはなが かわいそう だよ?」 と優しく注意しました。 吉沢が「あぁ すまん すまん」 と謝ると、颯太は花を撫でながら「おはなさんも よかったねぇ」 と微笑みます。

吉沢は、「坊主 何で俺に挨拶したんだ?」 と不思議に思って尋ねました。 颯太は「えっとねー ごあいさつは みんなに しなさいって ママが!」 と誇らしげに答えます。 吉沢は(そっか… 偉いもんだな) 、(可愛い子もいるもんだな) と、颯太の素直さに感心するのでした。

衝撃の事実と二重の勘違い

そこへ、颯太を迎えに優太(まー先生)が現れます 。優太は吉沢を見て、「あれ? 確か…」「劇団の座長さん…?」 と声をかけました。 吉沢は、優太が「よしずみ保育園」の保育士・松岡 であることを確認。 吉沢が「汐川未来さんのことでちょっと聞きたいことが」 と切り出すと、優太の名札「まーせんせい」 が目に入りました。

「まーくん!!!!」「やっぱりあなたが『まーくん』なんですね!?」 。 吉沢は、優太こそが未来の彼氏「まーくん」だと完全に勘違い。 「未来のこと どうか末長く よろしくお願いします!」 と、なぜか深々と頭を下げました。 一方の優太は、なんのことかわからず吉沢の「彼氏さんですよね?」という言葉に対し思わず「なんでやねん」 と突っ込みます。

吉沢が「この前も夜遅く松岡さんに会いに来た」 と証拠を突きつけると、優太は「いや だってあれは お子さんを 迎えに来て…」 と、事実を口にします。 「え?」「『お子さん』?」 。 吉沢は、予想だにしなかった言葉に凍りつきます。 優太は、未来の座長である吉沢がその事実を知らなかったことに、「えっ 座長さんが 知らなかったんですか…?」 と、今度は自分が驚く番でした。

【未来のムスコ】12話を読んだ感想(ネタバレあり)

第12話は、まさに怒涛の展開でした。矢野くんのおかげで未来の役者としての魅力が再確認された かと思えば、吉沢(ヨッシー)が「まーくん」 の謎を追うサスペンス(?)が始まり、目が離せませんでした。

未来が悪い男に騙されていると本気で心配し、苦手な子供 がいる保育園 まで乗り込んでいく吉沢の姿は、座長としての責任感なのか、それとも元カレとしての未練なのか…。非常に人間臭くて、応援したくなる行動でした。

そして、吉沢と颯太の「はじめまして」 のシーンは、この回一番の癒しです。「おはながかわいそう」 と、踏まれた花のために声をかける颯太の優しさと、「ママが挨拶しなさいって」 という素直さ。吉沢の(可愛い子もいるもんだな) という感想に、読者としても頷くばかりでした。

最後の、吉沢と優太による「盛大な勘違い劇場」 は笑ってしまいましたが、優太の口から「お子さん」 という決定的なキーワードが出た瞬間の衝撃は凄まじかったです。未来の最大の秘密が、ついに吉沢に知られてしまったこの先、物語がどう動くのか、続きが気になって仕方ありません。

【未来のムスコ】12話のネタバレまとめ

  • 矢野が修正した脚本 により、未来の演技が劇団員から絶賛される 。
  • 吉沢は、未来が稽古を早退する などの変化を怪しみ、謎の男「まーくん」 の存在を詰問する。
  • 未来は激しく動揺し、吉沢に「関係ない」 と言ってその場を去る。
  • 吉沢は、未来が「悪い男(まーくん)」 に騙されていると勘違いし、彼女を心配する 。
  • 「まーくん」の正体を探るため、吉沢は錦糸町の「よしずみ保育園」 へ向かう。
  • 吉沢は保育園の前で颯太と遭遇し、「はじめまして」 と挨拶される。
  • 颯太は吉沢に、踏まれた花 のことを「おはながかわいそう」 と優しく注意する。
  • 吉沢は、颯太が「ママ」 の教えを守って挨拶したことを知り、感心する 。
  • 吉沢は優太(まー先生) が未来の彼氏「まーくん」 だと勘違いし、「未来をよろしくお願いします」 と頭を下げる。
  • 優太の口から、未来が「お子さんを迎えに来ていた」 という事実が語られる。
  • 吉沢は、未来に「お子さん」 がいることを知り、衝撃を受ける。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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