【聖ラブサバイバーズ】18話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

第18話は、女性用風俗のキャスト「ナオキ」にドハマりしてしまった秋菜のその後と、ハルと秋菜のガールズトークを通じて、それぞれが抱える「満たされない想い」の形が浮き彫りになります。

前回、第17話では、ナオキのプロの技に陥落し、「最後までしないセックス」の沼にハマった秋菜の姿が描かれました。

【聖ラブサバイバーズ 】第18話をネタバレありでわかりやすく解説する

第18話では、秋菜がナオキに課金し続ける理由と、それに対するハルの驚きと共感、そして最後に描かれる王子の意味深な態度が物語を動かしていきます。

ナオキにハマり、毎週課金する秋菜

物語は、秋菜が『恵比寿ボーイズ倶楽部』のサイトを見ながら、「本当にこんな爽やかな人来るのかな」と半信半疑だった頃の回想から始まります

しかし現実は、ナオキにすっかり骨抜きにされ、毎週彼を指名して課金する日々を送っていました

「恋愛なんかに振り回されない、自分の意思で欲を叶える自分が好きだった」

そう自負していた秋菜ですが、ナオキとの関係を通じて、そのプライドすらも心地よく崩されていく感覚に溺れていました

ハルへのカミングアウトと「外イキ」談義

場面は変わり、カフェでハルと秋菜が話しているシーンへ。

秋菜は、ついに自分が女性用風俗を利用していることをハルに打ち明けます。「彼氏は作らないけど、プロにお金で解決してもらっている」という秋菜の告白に、ハルは驚きつつも興味津々です

さらに秋菜は、ナオキとの行為が「最後までしない(挿入なし)」ものであることを明かします。

「外からお腹を触ってイカせる…!?(体外式ポルチオ)」

その超絶テクニックや、野外でも服の上からイカせることができるという話に、ハルは「魔法使いじゃん!」と感嘆します

共通する「満たされない想い」

秋菜の話を聞きながら、ハルは彼女が求めているものが単なる性欲処理だけではないことに気づきます。

「私ばっかりイカされて…悔しい!私もナオキさんにしたい!」

秋菜は、一方的に快感を与えられるだけでなく、自分も能動的に関わりたい、対等になりたいと願っていました。しかし、プロであるナオキは「されたら帰れなくなりそうだからダメ」と、それを許しません

一方ハルも、王子との関係において「お前」と呼ばれたり、急に「ハルちゃん」と甘えられたりする気まぐれさに翻弄されています

二人は、相手は違えど「対等になれない」「本当の自分を受け止めてもらえない」というジレンマを共有していました

王子の「だるさ」の正体

物語のラスト、場面は王子の自宅へ。

ハルが「今日遅くなるんじゃなかったっけ?」と尋ねると、王子は「あーうん…なんかだるくて…」と力なく答えます

その横顔には、いつもの飄々とした余裕はなく、どこか影が差していました。

「甘いジレンマに溺れていた」

このナレーションが指すのは、ナオキに溺れる秋菜のことなのか、それとも王子自身が抱える秘密のことなのか。物語は不穏な空気を残して終わります。

【聖ラブサバイバーズ 】18話を読んだ感想(ネタバレあり)

第18話は、秋菜さんとハルちゃんの女子会トークが炸裂していて面白かったです!

「体外式ポルチオ」なんて単語、普通の少女漫画じゃまず出てきませんよ(笑)。それを真剣に、かつ興味津々に聞くハルちゃんの反応が可愛くて癒やされました。

秋菜さんがナオキさんに「私もしたい!」と言って断られるシーンは、プロとしての線引きを感じさせると同時に、秋菜さんの「ただの客でいたくない」という切ない女心も見え隠れしていてグッときました。お金で割り切った関係のはずなのに、そこには確かに「恋」に近い感情が芽生えているのがリアルです。

そしてラストの王子…。あの「だるい」という言葉の裏には、絶対に何かありますよね。第10話で元カノから連絡が来ていたことと関係があるのでしょうか。ハルちゃんの前では見せない王子の「裏の顔」が、徐々に明らかになってきそうで怖くもあり楽しみでもあります。

【聖ラブサバイバーズ 】18話のネタバレまとめ

  • 秋菜はナオキにハマり、毎週指名して課金する関係になっていた。
  • 秋菜はハルに風俗利用を告白し、ナオキの凄腕テクニック(体外式ポルチオなど)について語る。
  • 秋菜はナオキに「自分もしたい」と迫るが、「帰れなくなるから」と断られ、一方的な関係にジレンマを感じている。
  • ハルもまた、王子の気まぐれな態度に翻弄されており、二人は「満たされない想い」で共感し合う。
  • ラストシーンで王子が予定より早く帰宅し、「だるい」と意味深な表情を見せる。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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