【聖ラブサバイバーズ】19話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

第19話は、王子の珍しい態度と言動が、ハルの心に小さな波紋を広げ、最後に爆発的なときめきをもたらす回です。

前回、第18話では、秋菜がナオキにハマる様子と、王子が「だるい」と意味深な表情を見せた不穏な空気で終わりました。

【聖ラブサバイバーズ 】第19話をネタバレありでわかりやすく解説する

第19話では、王子の「いつもと違う」優しさの理由が明らかになります。それはハルにとっては拍子抜けするものでしたが、その後の展開で彼女は再び恋の深みへと落とされてしまいます。

「ハルちゃん」呼びの真相

物語は、休日の朝、王子がハルをデート(?)に誘うシーンから始まります。

「じゃあどっかで待ち合わせて飯行こっか」

あまりに自然で優しい王子の態度に、ハルは戸惑いを隠せません。最近、急に「ハルちゃん」と呼ぶようになったことも含め、何かがおかしいと感じていました

「なんか都合悪い時くらいだし…グラス割ったとか!寝過ごしたとか!」

ハルの疑念に対し、王子は悪びれる様子もなく、あっさりと理由を明かします。

「先月事務所に20代のすげーしっかりした女の子が入ったんだけどさー」

王子はその新入社員の女の子を「お前」と呼んでからかったところ、「ありえないんですけど?」とキレられてしまったそうです。その一件で「コンプラ」にビビった王子は、ハルに対しても「ちゃん付け」を始めたという、なんとも情けない理由でした

「お前」呼びの復活と安堵

理由を聞いて「なあんだービビって損した」と脱力するハル

しかし、王子はそんなハルを見て、「…お前、やっぱほら、和むなー」と、いつもの調子に戻ります

「またあーお前って…」

そう言い返そうとしたハルですが、王子から向けられた視線と、窓辺で光に包まれた彼の姿に、言葉を失います。

窓辺のハグとときめきの爆発

王子は立ち上がり、ハルの頬にそっと手を添えます。

そして、不意にハルを引き寄せ、優しく抱きしめました。

「…んー?…あーじゃ、晩飯の店考えといて」

王子は何事もなかったかのように去っていきますが、残されたハルはその場にへたり込んでしまいます。

「…え えええええええええええ!!!!」

理由はどうあれ、王子の気まぐれな優しさと、不意打ちのハグに、ハルの心臓は爆発寸前まで高鳴ってしまうのでした。

【聖ラブサバイバーズ 】19話を読んだ感想(ネタバレあり)

第19話は、王子の「人たらし」ぶりが遺憾なく発揮された回でした。

「ハルちゃん」呼びの理由が「新入社員に怒られたから」というのは、いかにも王子らしくて笑ってしまいました。外ではカッコつけているのに、家ではこんなに情けない一面を見せる。そのギャップがハルちゃん(と読者)を沼らせる原因なんですよね。

そしてラストの不意打ちハグ!「お前呼び」に戻った安心感からの、流れるような抱擁。あれはズルいです。完全に計算なのか、天然なのかわかりませんが、ハルちゃんが腰を抜かすのも無理はありません。

「晩飯の店考えといて」と言い残して去る姿も、王子様なりの照れ隠しなのか、それとも本当に何とも思っていないのか…。どちらにせよ、ハルちゃんがこの先も王子に振り回され続ける未来が確定したような、甘くも罪作りなエピソードでした。

【聖ラブサバイバーズ 】19話のネタバレまとめ

  • 王子は休日、ハルを食事に誘うなど、いつもより優しい態度を見せる。
  • ハルは最近の「ハルちゃん」呼びや優しさに、何か裏があるのではないかと疑う。
  • 王子の態度の変化は、新入社員の女性に「お前呼び」を注意され、コンプラを気にしていたためだった。
  • 理由を知って安心するハルに対し、王子は「お前は和む」と言っていつもの調子に戻る。
  • 王子は去り際に不意打ちでハルを抱きしめ、ハルは激しくときめいて腰を抜かす。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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