【本物のファンは私だけ】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

5話では、鷲尾くんの結婚報告を受けて逆上した麻衣さんが、匿名掲示板で誹謗中傷やプライバシーの暴露を始め、彼の幸せを壊すための復讐を誓いました。

【本物のファンは私だけ】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

憧れの舞台に忍び寄る狂気

最前列からの復讐

物語は、鷲尾直也くんが念願の舞台『エリザベス』に出演する、皇劇(帝国劇場)の場面から始まります 。会場の外には大きなポスターが貼られ、多くのファンが彼の晴れ舞台を心待ちにして集まっていました。

しかし、客席の最前列に座る麻衣さんの心は、他のファンとは全く違っていました 。彼女は直也くんを応援するどころか、周囲のファンや直也くん、そして彼の妻となったアヤさんに対して、どす黒い感情を抱いています。

(お前らファンも、あの女も、鷲尾も、今に見てろよ) 。麻衣さんは自分の膝を強く握りしめながら、恐ろしい計画を胸に秘めていました。

直也くんの微笑みと麻衣さんの冷笑

一幕のラストで直也くんが目の前で微笑む姿を見ても、麻衣さんの怒りは収まりません 。彼女は華やかなステージで輝く直也くんを見つめながら、『演じていられるのも今のうちよ』と心の中で冷たく言い放ちます 。周囲のファンが結婚後も彼を推し続けようとしている様子も、彼女にとっては我慢ならない光景でした。

惨劇の瞬間:舞台乱入

崩壊した皇劇のステージ

物語は衝撃の展開を迎えます。演目の途中で、麻衣さんは突然客席から立ち上がり、柵を乗り越えてステージへと乱入しました 。彼女は直也くんの夢だった舞台をめちゃくちゃにしようと、叫び声を上げながら彼に襲いかかります。

「ざまあみろ!全部全部アンタのせいよ!」 。麻衣さんの狂気に満ちた叫びが劇場内に響き渡ります。彼女にとって、この惨劇は直也くんへの復讐でした。

「アンタがずっと夢見た皇劇はどうよ!これでもう舞台はめちゃくちゃよ!」 。スタッフが彼女を捕まえようと動き出す中、麻衣さんは狂ったように笑い続け、直也くんが大切にしてきた場所を徹底的に汚していきました。

破滅の代償:半年後の日常

社会的制裁とファンの反応

舞台乱入事件の後、直也くんの所属事務所であるスターウィングプロダクションは、公式コメントを発表しました 。内容には、所属俳優への盗撮や付きまといといった悪質な迷惑行為に対する強い抗議と、法的手段を含めた厳しい対応が記されていました 。

インターネット上の掲示板やSNSでは、この犯人が有名な害悪ファンの『舞香』であることが特定されます 。ファンたちの間では、「舞台に上がったヤツの神経わかんない」「鷲尾ファンやめてマジで」といった厳しい批判が相次ぎました 。

自暴自棄な麻衣さんのその後

事件から半年後、麻衣さんは散らかった自室で力なく座り込んでいました 。彼女のアカウントは削除され、社会的な居場所も失ってしまったようです 。

(ファンも、役者も、運営も、界隈全部クソ) 。すべてを他人のせいにしながら、彼女はかつて自分が人生のすべてを捧げていた世界を呪うことしかできません。

新たな出会いと誘惑

バーで出会った謎の美青年

失意の中、麻衣さんは一人でお酒を飲んでいました。そんな彼女の前に、一人の美しい男性が現れます 。彼は見事なトーク力で麻衣さんの心に近づき、「隣いい?」と優しく声をかけてきました 。

最初は警戒していた麻衣さんですが、彼の整った顔立ちや話しやすさに少しずつ心を開いていきます 。

ホストという職業と新たな泥沼

話が盛り上がったところで、男性は自分の正体を明かしました。彼は22歳の『ホスト』だったのです 。彼は麻衣さんとの相性の良さを強調し、「続きは店で飲もうよ」と自分の店へ誘います 。

「これ営業?」と尋ねる麻衣さんに、彼は「違うって、お金はいらない。こんなに気が合うのは初めてだから」と甘い言葉を並べました 。

直也くんが事件を乗り越えて新たな舞台の仕事を決めたというニュースが流れる中、麻衣さんは男性の言葉に流されるように、「お店に行ってあげてもいいけど?」と答えます 。彼女は再び、別の依存先を見つけたかのように、新たな泥沼へと足を踏み出そうとしていました。

【本物のファンは私だけ】6話を読んだ感想(ネタバレあり)

第6話は、麻衣さんの暴走が最悪の形で結実してしまった、非常に痛ましい回でした。彼女が直也くんの夢だった皇劇(帝国劇場)の舞台をめちゃくちゃにすることに喜びを感じる姿は、もはや応援の対極にある『呪い』そのものです。自分が愛されないのであれば、相手の大切なものをすべて壊してしまおうとする心理は、見ていて本当に身が震えるような恐怖を感じました。

しかし、復讐の代償はあまりにも大きく、半年後の彼女の荒れ果てた姿には自業自得とはいえ、どこか虚しさが漂います。すべてを失った彼女が、最後にホストの誘いに乗ってしまう展開も非常に皮覚です。一度、特定の対象に異常なまでの執着を見せた人間が、対象を失ったときに新たな依存先を求めてしまう脆さが描かれており、この物語のリアリティの深さに圧倒されました。

一方で、直也くんが事件に負けず、着実にキャリアを積み重ねているニュースには少し救いを感じました。麻衣さんの歪んだ愛は彼を壊せなかったのだと証明されたようです。今後の麻衣さんが、このホストとの出会いによってどのように変貌していくのか、さらなる転落が待っているのか、目が離せません。

【本物のファンは私だけ】6話のネタバレまとめ

  • 麻衣さんは最前列で直也くんの舞台を見ながら、彼とアヤさんへの復讐を誓った 。
  • 演目の途中で麻衣さんはステージに乱入し、直也くんの夢だった舞台を台無しにするという暴挙に出た 。
  • 事件後、事務所は厳正な対応を発表し、インターネット上で犯人は『舞香』であると特定された 。
  • 半年後、社会的に孤立した麻衣さんは、自暴自棄な日々を送り、すべての界隈を恨んでいた 。
  • 麻衣さんはバーで出会ったホストの甘い誘いに乗り、新たな依存の兆しを見せ始めた 。

◁前の記事はこちらから

あわせて読みたい
【本物のファンは私だけ】5話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【本物のファンは私だけ】5話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

▷次の記事はこちらから

あわせて読みたい
記事を取得できませんでした
記事を取得できませんでした
ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
記事URLをコピーしました