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【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】8話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】8話をネタバレありで解説する

第7話で、妹・咲子(さきこ)と元想い人・清(きよし)からの心ない仕打ちによって、再び深く傷つけられた岩子(いわこ)。白蘭(びゃくらん)への想いを自覚し、前向きな気持ちが芽生え始めていただけに、そのショックは計り知れません。第8話では、そんな岩子の様子を察した白蘭が、彼女を力強く支えようとする姿が描かれます。

白蘭の帰還と岩子の後悔

白蘭が帝都から屋敷に戻ると、女中のキネが「聞いてくださいー!」と、咲子が訪れて岩子に心ない言葉を浴びせたことを報告します 。白蘭が渡した着物を「汚したくなくて」と、みすぼらしい姿でいたこと、そしてそれが「白蘭様の格も下げてしまうことに気づきませんでした」と、岩子は涙ながらに白蘭に詫びるのでした

そんな岩子に対し、白蘭は「何かあったようだな!」と事情を察し、翌日、帝都まで付き合うようにと告げます

帝都での眼差しと白蘭の言葉

翌日、白蘭と共に帝都へ出かけた岩子。しかし、道行く人々は「呪われた生物兵器が嫁を取ったという噂は本当だったのか」「しかし嫁の方もひどいものだ…とんだバケモノじゃないか」「ある意味お似合いじゃない」と、心ない言葉を浴びせかけます 。その言葉に、「私のせいでまた白蘭様の評判が…せめて、離れて歩いたほうがいいのかも…」と、岩子はうつむいてしまいます

そんな岩子の手を引き寄せ、白蘭は「離れるな 俺の側から」と力強く言い放ちます 。そして、キネに教えてもらったという女子に人気の店へ岩子を連れて行くと、「着物でも小物でも好きなものを選びなさい」と促すのでした 。しかし、岩子は「私にはどの品ももったいなく選べません!」と恐縮してしまいます 。

白蘭の想い、岩子の新たな決意

「妻の自覚を持てと言っただろう?」と、白蘭は岩子を諭します。「お前は自分を卑下するが 自分が美しいということを自覚しなさい」「お前は恥ずべきところなどない 立派な黒峰家の嫁だ」と、力強い言葉で彼女を励ますのでした 。そして、「お前の妹は太陽のように強すぎる光で歪められていたのだろうが 俺には優しい月光を落としたような静かなお前の佇まいが美しく感じる 分不相応などと思わなくていい」と、岩子のありのままを肯定する言葉を贈ります

白蘭のまっすぐな言葉は、岩子の心に深く響きました。「私…白蘭様の妻としてふさわしくありたい 隣で堂々と歩けるように変わっていきたい」と、彼女は新たな決意を胸にするのでした

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第8話を読んだ感想まとめ

第8話は、白蘭様の男らしさと優しさが炸裂していて、読んでいて本当に胸が熱くなりました!咲子と清のせいで深く傷つき、自分を責めてしまう岩子ちゃんの姿は痛々しかったですが、そんな彼女を力強く支えようとする白蘭様の姿は、まさにヒーローそのものでした。

帝都での心ない噂話に岩子ちゃんがうつむいてしまうシーンは、本当に辛かったですね。「私のせいで…」と自分を卑下してしまう彼女の気持ちを思うと、やりきれなくなります。でも、そんな時に白蘭様が「離れるな 俺の側から」と手を引いてくれるなんて…!王道かもしれませんが、やっぱりこういうシーンは最高です!

そして、お店での白蘭様の言葉の数々。「自分が美しいということを自覚しなさい」「お前は恥ずべきところなどない立派な黒峰家の嫁だ」なんて、こんな風に肯定されたら、誰だって自信が持てますよね。特に「優しい月光を落としたような静かなお前の佇まいが美しく感じる」というセリフは、詩的で、白蘭様の岩子ちゃんへの深い愛情が感じられて、思わず涙ぐんでしまいました。太陽のような咲子ちゃんと対比して、月光と表現するところがまた素敵です。

白蘭様の言葉によって、岩子ちゃんが「白蘭様の妻としてふさわしくありたい」「変わっていきたい」と新たな決意を固めるラストシーンは、本当に感動的でした。二人の絆がまた一段と深まったように感じます。これから岩子ちゃんがどう変わっていくのか、そして白蘭様の呪いにどう立ち向かっていくのか、ますます目が離せません!

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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