【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】12話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】12話をネタバレありで解説する
第11話で、妹・咲子(さきこ)の結婚式に現れた岩子(いわこ)は、岩肌が消え、驚くほど美しい姿へと変貌を遂げていました。その姿は咲子や父親を動揺させ、物語は新たな展開を迎えます。第12話では、美しくなった岩子に対する周囲の反応と、それに伴う咲子の屈辱、そして岩子と白蘭(びゃくらん)の間に流れる微妙な空気が描かれます。
観衆の賞賛と咲子の屈辱
パレードが始まると、観衆の注目は完全に岩子へと集まります。「なんであの子の岩がなくなってるの?」「あれは御笠屋のドレスよね…あんなに美しかったなんて…」「それに比べて咲子さんは派手なばっかりでちょっとねぇ」と、人々は岩子の美しさを称賛し、咲子と比較する言葉を口にします。
自分の企みが外れ、逆に自分が晒し者にされたと感じた咲子は、「許せない 私は断られたのにどうしてお姉様が御笠屋のドレスを着ているの!!」と怒りに震えます。そんな咲子に対し、岩子は穏やかに「ありがとう…咲子さんに身だしなみのことを言われなかったら 妻としての自覚が目覚めなかった…今の私があるのは咲子さんのおかげよ どうか清さんと幸せになってね」と感謝の言葉を述べるのでした。
咲子の逆上と白蘭の機転
岩子の穏やかな笑顔と感謝の言葉は、しかし、咲子の怒りをさらに増幅させます。「何よその笑顔 私の下で死ぬまで嘲笑われる存在でいなくちゃいけないの!」と逆上した咲子は、岩子に掴みかかろうとします。
その瞬間、岩子をかばうように白蘭が割って入りました。「どうやら妻は足首をひねったようだ すまないが式は欠席させてもらう」と冷静に告げ、騒ぎが大きくなる前に岩子を連れてその場を去るのでした。
白蘭の独占欲と岩子の戸惑い
屋敷に戻る道すがら、白蘭は「あの清とかいう男…お前のことを恋情の目で見つめていた」と岩子に告げます。岩子は「清さんがまさかそんな…」と戸惑いますが、白蘭は「顔の岩だけなぜ剥がれたのかもわからないですし それ以外の肌は未だ岩だらけの私など…」と卑下する彼女に対し、「それを知っているのは俺だけでいい」と、まるで嫉妬しているかのような言葉を口にするのでした。
そして岩子の父親は、「神代家のためにあいつにはまだ役に立ってもらおうじゃないか」と、白蘭に対する何らかの思惑を匂わせるのでした。
【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第12話を読んだ感想まとめ
第12話は、前回の衝撃的な岩子ちゃんの変貌からの続きで、観衆の反応と咲子ちゃんの屈辱っぷりが、読んでいて非常に小気味よかったです!「咲子さんは派手なばっかりでちょっとねぇ」なんて言われているのを聞くと、日頃の行いのせいだよ、とつい思ってしまいますね。
そんな中で、岩子ちゃんが咲子ちゃんに「今の私があるのは咲子さんのおかげよ」と感謝を述べるシーンは、彼女の心の成長を感じて感動しました。以前の彼女なら、ただ怯えているだけだったかもしれませんが、白蘭様の支えもあって、堂々と対応できるようになったのですね。
しかし、それで収まらないのが咲子ちゃん。逆上して掴みかかろうとするなんて、本当に見苦しいです。そこをスマートに助けに入る白蘭様、かっこよすぎます!「妻は足首をひねったようだ」という機転の利かせ方も素敵でした。
そして、帰り道の白蘭様の「それを知っているのは俺だけでいい」というセリフ!これはもう、完全に嫉妬ですよね!?清さんを見る目が変わった岩子ちゃんに、少しやきもちを焼いている白蘭様を想像すると、ニヤニヤが止まりません。岩子ちゃんの美しさを独り占めしたいという独占欲が垣間見えて、二人の関係がまた一歩進んだように感じました。
最後に白蘭様が清さんに対して何かを企んでいるような不穏な言葉を残しましたが、一体何を考えているのでしょうか。咲子ちゃんと清さんへのスカッとする展開も期待しつつ、岩子ちゃんと白蘭様の恋の行方もますます楽しみになる第12話でした!
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