【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】17話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】17話をネタバレありで解説する
第16話で、両親によって無理やり白蘭(びゃくらん)の元から連れ戻され、新たな男にあてがわれようとしていた岩子(いわこ)。一方、白蘭の元には咲子(さきこ)が現れ、岩子が自ら他の男を選んだかのような嘘を吹き込みました。第17話では、白蘭を誘惑しようとする咲子の浅はかな試みと、岩子を待ち受けるさらなる危機、そして白蘭の決意が描かれます。
咲子の誘惑と白蘭の冷徹な一蹴
白蘭の屋敷に押しかけた咲子は、「人妻とはなりましたがまだ清らかな身…」「一目あなたを見た瞬間に恋に落ちてしまったんですの…」と、白蘭を誘惑しようと試みます。「その逞しい腕で私を抱いてくださいまし」「富と繁栄も神の乙女の力も…すべてを手に入れられるのです」と、甘い言葉を並べますが、白蘭は「岩子と同じ血を分けた姉妹だとは到底思えん」と冷ややかです。
咲子はなおも「岩肌のお姉様とは比べ物にならない柔らかさを存分に楽しんでくださいまし」と自身をアピールしますが、白蘭は「岩があろうとなかろうと岩子の美しさは変わらない あなたでは彼女の足元にも及ばぬ」と一蹴。そして、「俺に呪われたいのか?」と、その瞳に恐ろしい光を宿わせるのでした。
岩子の危機、白蘭の決意
白蘭の気迫に恐れをなした咲子は、ついに岩子が「悪趣味の極みみてえな政治家の佐久間五郎に差し出されたわ!」と白状します。「どうせ今頃めちゃくちゃに犯されてるに違いないもの」と嘲笑う咲子に対し、白蘭は「必ず助け出す」と、岩子を救い出す固い決意を胸にするのでした。
その頃、岩子は父によって新たな夫となる佐久間五郎の元へ差し出されていました。「今宵神代家の政界での立場を何卒…」「夜伽を成せばおぬしとは親族となる」という父の言葉と共に、岩子は好色そうな佐久間の前に差し出されます。「さあ岩子やその美しい肌を見せておくれ…」と迫る佐久間。
絶体絶命、岩肌がもたらす僅かな希望と新たな絶望
白蘭以外の男に肌を晒すことを拒む岩子でしたが、佐久間は構わず彼女の着物を剥ぎ取ろうとします。しかし、あらわになった岩子の体を見て、「なんじゃこれは!体は岩まみれではないか!!こんな女抱けるか!」と激怒。岩子は「よかった…岩があるおかげで諦めてくれそうだわ 早く白蘭様の元へ帰りたい…」と僅かな安堵を覚えます。
しかし、佐久間は「いや待てよ 顔の岩が剥がれたということは体の岩も無理やり剥がせばいいだけではないか」「ただ抱くだけでなく剥がす楽しみがあるとはおもしろい」と、さらに歪んだ欲望を露わにし、岩子に襲いかかるのでした。「俺の手で美しい体にしてやろうではないか」という佐久間の言葉に、岩子は「白蘭様っ!!!!」と心の中で助けを求めるのでした。
【岩肌の花嫁は愛で溶かされる】第17話を読んだ感想まとめ
第17話は、咲子ちゃんのあまりの浅はかさと、佐久間という新たなクズキャラの登場に、怒りが頂点に達する回でした。まず咲子ちゃん、白蘭様にあんな見え透いた誘惑が通用すると本気で思っているのでしょうか?「岩子の足元にも及ばぬ」と一蹴されて当然です。白蘭様の岩子ちゃんへの想いの深さが改めて感じられて、そこはスカッとしましたね。
そして、岩子ちゃんが差し出された佐久間五郎!こいつは本当に許せません。「ただ抱くだけでなく剥がす楽しみがあるとは」なんて、人間の言うことじゃないです。岩肌のおかげで一度は諦めかけたかと思いきや、さらに歪んだ欲望を向けてくるなんて、まさに外道。岩子ちゃんが心の中で白蘭様の名前を叫ぶシーンは、本当に胸が痛かったです。
そんな絶望的な状況の中で、白蘭様が咲子ちゃんから岩子ちゃんの居場所を聞き出し、「必ず助け出す」と決意してくれたことが唯一の救いです。一刻も早く岩子ちゃんを助け出して、佐久間と神代家のクズ親父には、きっちり制裁を下してほしいと願わずにはいられません。
岩子ちゃんの貞操と心の危機、そして白蘭様の救出劇がどうなるのか、ハラハラドキドキの展開が続きそうで、次号が待ちきれません!
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