【今夜、うちにおいで】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第2話をネタバレありで解説する
第1話の衝撃的なラスト、遠野主任と行定部長の急接近から一転、第2話は遠野主任の過去に触れる場面から始まります。彼女の「お人好し」な性格が、実は母親との関係に深く根ざしていることが明かされるのです。
世話好きな性格の原点と母の影
遠野主任の脳裏に蘇るのは、過去の母親との記憶。新しい恋人ができるたびに自分を置いて出て行ってしまう母親と、そんな母親に振り回され続けた幼い日の自分。「困ってるの浩子 助けてくれるわよ」という母の言葉が、彼女の心に深く刻まれています 。
誰かを助けることでしか自分の居場所を見つけられなかった少女時代の経験が、大人になった今も彼女を縛り付けているようです。この過去の回想は、彼女がなぜ自分のことを後回しにしてまで他人の世話を焼いてしまうのか、その理由を読者に強く印象付けます。前話で見せた「お母さんみたい」という評価が、皮肉にも彼女自身の満たされなかった愛情の裏返しであることが示唆される、切ない幕開けです。
帰宅途中のトラブル!我が家が工事現場に?
過去の記憶を振り払い、現在の問題に向き合う遠野主任。半年後には引っ越さなければならない状況で、日々の生活に追われながらも必死に未来を描こうとしています。しかし、彼女を待っていたのはさらなる試練でした。
ようやく帰路についた彼女が目にしたのは、なんと自宅アパートが工事現場と化している光景 。「おいそっち どうなってる!!」という怒号が飛び交い、騒然としています 。立ち退きはまだ先のはず、と混乱する彼女に、現場の作業員は「解体に向けて整備工事やってんだけど ちょっと今トラブっててな」と告げます 。
状況が飲み込めず立ち尽くす彼女の前に、管理会社の人間が現れます。そして、その背後から現れた人物を見て、遠野主任は再び言葉を失うことになるのです。
新しいオーナーは、まさかの冷徹上司
そこにいたのは、会社で最も苦手な上司、行定部長でした 。なぜ彼がここに?という疑問は、管理会社の人間によって打ち砕かれます。「行定さんはこちらの新しいオーナーさんで…」 。
そう、彼女が住むアパートの新しい家主は、昼間会社で顔を合わせるあの冷徹な上司だったのです。最悪の偶然に呆然としていると、事態はさらに悪化。工事のトラブルで水道管が破裂し、水が激しく噴き出してしまいます 。作業員からは「今日はアパートも立ち入り禁止だろうね」と非情な宣告が 。
家を失い、ずぶ濡れになり、途方に暮れる遠野主任。八方ふさがりとは、まさにこのこと。彼女の人生は、どうしてこうも困難ばかりが続くのでしょうか。
「今日はうちにきたらいい」予想外の救いの手
絶望の淵に立たされた遠野主任。そんな彼女に、思いもよらない言葉がかけられます。 「…とりあえず濡れた服をどうにかしよう」 「私にも責任がある 今日はうちにきたらいい」
声の主は、行定部長でした。遠慮する彼女に対し、「遠慮なんてしてる場合か 風邪をひいてしまうぞ」と、有無を言わさぬ口調で、しかし確かな気遣いをもって彼女を促します 。
こうして、部下と上司、そして店子と大家という二重の関係を持つ二人は、夜の街を車で走り抜けます 。これは単なる同情なのか、それとも責任感からくる行動なのか。行定部長の真意が見えないまま、物語は二人の奇妙な同居生活の始まりを予感させて、次へと続きます。
まとめ【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第2話を読んだ感想
第2話、あまりにも濃密で感情がジェットコースターでした!まず、遠野主任の過去が描かれたことで、彼女のキャラクターに一気に深みが増しましたね。ただの「お人好し」ではなく、母親に愛されたい一心で「世話を焼く」という役割を身につけてしまった。そう思うと、彼女の行動一つ一つが本当に切なく見えてきます。
そして、まさかの展開!上司が自分のアパートの新しい大家さんだったなんて、そんなことあります!?ドラマみたいな設定ですが、これが物語を一気に面白くしています。しかも水道管破裂でいきなり家を失うなんて、遠野主任の不運っぷりには同情を通り越して、もはや「頑張れ!」と応援したくなります。
でも、一番心を持っていかれたのは、最後の行定部長の「今日はうちにきたらいい」 というセリフです!冷徹だと思っていた上司が、緊急事態にすっと手を差し伸べる姿…これは反則でしょう!有無を言わせない強引さの中に、確かな優しさが感じられて、思わずドキッとしてしまいました。最悪の出会いから始まった二人の関係が、この一夜をきっかけにどう変わっていくのか。早くも次の展開が気になって仕方がありません! ソース
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