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【今夜、うちにおいで】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】第6話をネタバレありで解説する

遠野主任との秘密の同居生活は、かつて鉄壁のようだった行定部長の心に、静かですが確かな変化をもたらしていました。第6話は、そんな彼の内面の変化と、同居生活を終わらせたくないという切ない願いが描かれます。

氷を溶かす日常―変わり始める部長の価値観

かつての行定部長の生活は、全てが合理的でビジネスライクでした 。食事は栄養とカロリーを摂取するための作業であり、元妻との間柄でさえも無駄のないルーティンで構成されていたのです 。しかし、遠野主任の存在が、その価値観を根底から覆し始めます。

彼女は「美味しかったので部長に食べて欲しかったんです」と言って、お菓子を分けてくれます 。また、胃に優しいからとブレンド茶を差し入れてくれるなど、その一つ一つが計算のない純粋な思いやりに満ちていました 。行定部長は、これまで無駄だと思っていた、誰かと何気ない時間を共に過ごすことの中に、温かな「しあわせ」と「心地よさ」を見出し始めていたのです 。いつしか彼の思考は彼女で満たされ、「他の同僚には彼女の本当の魅力に気付いてほしくない」と、独占欲のような感情さえ芽生えていました

波乱の部屋探しと、部長の「却下!」

物語の舞台は、遠野主任の新たな部屋探しへと移ります。彼女の希望する条件に沿って不動産屋を巡りますが、紹介されるのはお風呂がなかったり 、駅からあまりに遠かったり と、女性の一人暮らしには到底勧められない物件ばかり。

遠野主任は健気にも「銭湯いいですね」「全然歩くのは苦では…」と妥協しようとしますが、そのたびに行定部長が「危ない」「却下!」と一蹴します 。まるで過保護な保護者のような彼の剣幕に、不動産屋もタジタジ。結局、その日は一件も契約に至りませんでした。

明かされた本心「君と過ごす時間が惜しくなった」

すっかり時間を無駄にさせてしまったと謝る遠野主任。しかし、ここで行定部長の驚くべき本心が、モノローグで明かされます。実は、彼の元には不動産屋からとっくに良質な物件のリストが届いていたのです 。にもかかわらず、なぜ彼はわざわざ条件の悪い物件ばかりを巡っていたのでしょうか。

その理由は、あまりにも切なく、そして甘いものでした。 「遠野さんと過ごす時間が 惜しくなったから 同居生活を一日でも長く続けたい。その一心で、彼はわざと部屋探しを長引かせていたのです。冷徹な仮面の下に隠された、恋する男の不器用な策略でした。

甘い時間と突然の電話―現れた母の影

部屋探しに付き合わせたお詫びとして、遠野主任を甘味処に誘う行定部長 。楽しい時間の中で、遠野主任は「部長と過ごす時間がとても楽しいんです」と素直な気持ちを伝えます 。その言葉に背中を押されたように、行定部長は彼女の手を取り、まっすぐな瞳で告げました。

俺はもっと甘えてくれて構わない」「もっと頼ってくれると嬉しい

二人の心が通い合った、まさにその時。遠野主任の携帯電話が鳴り響きます。電話の相手は、彼女の人生に暗い影を落としてきた、あの母親からでした。 「清子 あなた 今どこにいるのよ やっと訪れた甘い時間を打ち砕くかのように響く母の声。物語は再び、不穏な空気に包まれて幕を閉じます。

まとめ【今夜、うちにおいで~冷徹上司の理性が溶けたら】︎第6話を読んだ感想

今回の第6話は、行定部長の視点から描かれたことで、彼の魅力が爆発していました!もう、ただのイケメン上司ではありません。恋した女性との時間を引き延ばすために、わざとダメな物件ばかり見に行くなんて、可愛すぎませんか!?「却下!」を連発する姿は面白くもあり、彼の必死さが伝わってきて胸がキュンとしました。

そして、「遠野さんと過ごす時間が惜しくなったから」というモノローグには、完全に心を撃ち抜かれました。これ以上ないほどの殺し文句です。彼の行動すべてがこの一言に集約されていると思うと、一つ一つのシーンが愛おしく感じられます。

そんな甘い展開からの、ラストの母親からの電話!まさに天国から地獄です。遠野主任がやっと心を許せる相手を見つけ、幸せを感じ始めた矢先に、最大のトラウマの原因である母親が現れるなんて…。あまりにも残酷なクリフハンガーに、思わず「やめてあげて!」と叫びたくなりました。二人の幸せな時間を、どうか邪魔しないでほしい。次の展開が気になって夜も眠れません!

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コマさん(koma)
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野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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