【私の夫と結婚して】17話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

【私の夫と結婚して】第17話をネタバレありで簡単に解説する
前回のラストで、美紗を巡る上司・鈴木部長と初恋の相手・田辺悠斗が一触即発の状況で終わりました。第17話は、この恋の三角関係の火花散る幕開けと共に、会社内ではパワハラ上司・富田課長を社会的に抹殺するための、美紗による壮大な復讐計画「富田課長沈没作戦」が静かに、しかし着実に進行していく、手に汗握る頭脳戦の回となります。
恋のトライアングル勃発!?カフェでの攻防戦
物語は、会社の1階にオープンしたカフェで、美紗、鈴木部長、そして店員として働く田辺が鉢合わせするシーンから始まります。
上司と初恋相手の一触即発
田辺は、美紗の会社のビルにカフェをオープンしたことを告げます 。しかし、その場の空気は和やかなものではありませんでした。鈴木部長は田辺に対し、冷たい視線で「同窓会の日に、ニクシーを確認しろと叫んでいた方ですね」と、先の出来事を持ち出して牽制します 。美紗を中心に、二人の男性の間にはピリピリとした緊張感が漂うのでした。
部長のさりげないサポート
気まずい雰囲気の中、美紗は部長と二人きりで話すことになります 。そこで部長は、自身が出張で不在の間、代理を務める富田課長が住吉さんのプロジェクトを妨害できないよう、
プロジェクトの報告を課長を通さず直接上層部に上げられるように手配したことを告げます 。部下のことなど気にしていないと思っていた部長が、実は全てを把握し、陰でサポートしてくれていたことを知り、美紗は驚きと感謝の念を抱きます。
さらに、部長は「前回、住吉さんの企画書を検討していなかったように、完全に表面化すれば手も打てますが…」と、富田課長への懲戒処分も可能であることを示唆します 。この言葉が、美紗の次なる作戦への大きなヒントとなるのでした。
忍び寄るパワハラ課長の魔の手
その頃、オフィスでは新たな問題が勃発していました。富田課長が、今度は契約社員の鈴木未来に目をつけたのです。
未来に迫る、手柄の横取り
彼は、未来が過去に提出した企画書を褒めちぎり、「もう一度チャンスをやろう」と彼女に接近します 。その魂胆は、企画を自分の名前で提出し、未来を補佐につけることで手柄を横取りし、その見返りに彼女を正社員にしてやるという、あまりにも卑劣なものでした 。未来がその提案を「脅迫ですか?」と一蹴すると、課長は「よく考えろ」と脅しをかけてきます 。
「あたしの企画を横取りして成功するなんて絶対に許せない!」
未来は課長の誘いを毅然と断り、その一部始終を美紗に報告します 。そして、「クビになったらその時です。あたしの企画を横取りして成功するなんて絶対に許せない!」と、悔しさを滲ませながらも強い意志を見せました 。
「富田課長沈没作戦」始動!
未来の報告を受けた美紗は、彼女に驚くべき提案を持ちかけます。
あえて敵に企画を譲る、美紗の奇策
美紗は、未来が新たに考案した「イスラム教徒をターゲットにした食品企画」という素晴らしいアイデアを聞き、ある作戦を思いつきます。それは、「その企画、富田課長に譲って」という、にわかには信じがたいものでした 。美紗は、どうせ富田課長の実力では、その画期的な企画を成功させることなどできないと見抜いていたのです。
案の定、未来の企画を手に入れた課長は有頂天になり、常務にプレゼンして大絶賛されます 。そして、住吉さんが進めていたプロジェクトを後回しにさせ、未来の企画を優先させることに成功するのでした 。
川辺で待てば、敵の死体が流れてくる
自分のプロジェクトが中断させられ、落ち込む住吉さん。美紗は彼女に、ある中国のことわざを語ります。「川辺で気長に待てば、やがて敵の死体が流れてくる」。そして、こう続けました。
「いいえ…敵の死体が流れてくるのは…誰かがその人を川に突き落としたからです」 。
美紗は、ただ待つのではなく、自らの手で富田課長を破滅させることを宣言。彼女が練り上げた「富田課長沈没作戦」が、いよいよ最終段階へと突入した瞬間でした 。
まとめ【私の夫と結婚して】17話を読んだ感想(ネタバレあり)
第17話は、美紗の知略が冴え渡る、見事な頭脳戦が繰り広げられました。パワハラ上司の欲望や性格を完璧に読み切り、破滅へと導くための罠を次々と仕掛けていく姿は、もはや悲劇のヒロインではなく、冷徹な策略家そのものです。読んでいて「そうきたか!」と何度も唸ってしまいました。
特に、未来の素晴らしい企画を、あえて課長に「譲る」という奇策には驚かされました。敵の力を利用して、より大きな破滅を呼び込もうとする彼女のしたたかさには、感服するばかりです。
また、鈴木部長の存在も欠かせません。出番は少なくとも、彼の的確なサポートやヒントが、美紗の作戦を後押ししているのがよく分かります。二人の間にある、言葉にしなくても通じ合っているかのような信頼関係に、今後の恋愛模様への期待も高まります。
そして、富田課長の小物っぷりには今回も笑わせてもらいました。手柄を横取りして、麗奈との結婚を妄想する姿は哀れで滑稽です。彼が「沈没」する瞬間が、今から待ち遠しくてたまりません。「富田課長沈没作戦」と名付けられた美紗の復讐劇が、どのような結末を迎えるのか、次回の展開から目が離せません。
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