【私の夫と結婚して】31話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説！
ずっちー
コミックコミュニティ
【私の夫と結婚して】26話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説！
ずっちー
Contents
【私の夫と結婚して】第26話をネタバレありで簡単に解説する
第25話のラスト、新居のドアを開けるとそこに立っていたのは、夕食を手に持った鈴木部長でした。第26話は、この驚きの展開から幕を開けます。偶然にも隣人となった二人の距離が縮まる一方で、麗奈が仕掛けた新たな罠が美紗に襲いかかります。しかし、今の美紗はもう一方的にやられるだけではありませんでした。
隣人は部長！？明かされる優しさの理由と過去の縁
驚く美紗に、部長は隣に住んでいる理由を説明します。もともとこの部屋には部長の妹・未来（同僚の鈴木さん）が住んでおり、心配した部長が隣の部屋に引っ越してきたのでした 。未来が美紗にこの部屋を紹介したのは、兄の優しさから生まれた偶然の産物だったのです。
部長が持ってきてくれたチゲ鍋は、使い捨ての容器ではなく、本格的な鍋で届けられました 。一口食べた美紗は、その味が亡き父と昔よく通ったお店の味にそっくりだと、感動の涙を流します 。それもそのはず、部長はわざわざ大阪のコリアンタウンにある有名店に連絡し、この夕食を東京まで届けさせていたのです 。
さらに、部長の愛猫「ぽん太」との交流を通じて、二人の間には穏やかな時間が流れます。美紗が帰宅する部長に「またぽん太に会いに伺います！」と笑顔で伝えると、部長は静かに「はい」と答えるのでした 。
その後、自室に戻った部長は、ぽん太に語りかけます。
「神戸さんがそんなに好きか？当然か…お前の命の恩人だもんな」
この一言は、過去に美紗がぽん太の命を救っていたという、衝撃の事実を示唆していました。
仕掛けられた罠と、麗奈の涙
場面は変わり、美紗は同僚の住吉さんと共に、新商品の市場調査のためスーパーを訪れます 。しかし、店内の棚から自社の商品がすべて撤去されているという異常事態に直面します 。
そこに現れたのは、友也の新しい恋人であり、美紗の元親友・麗奈でした 。麗奈は住吉さんに対し、過去の試食イベントでピーナッツアレルギーの客に試食を渡すという重大なミスを犯し、それを報告せずに逃げたと激しく非難します 。
タイミングよく部長も現れると、麗奈は得意の涙を流しながら、すべての責任を美紗になすりつけようと画策。「美紗さんが教えてくれなかった」「美紗さんが困ると思って黙っていた」と嘘を並べ立て、自分を悲劇のヒロインに、美紗を悪者に仕立て上げるのでした 。
「覚えていません」―用意周到な反撃と、動かぬ証拠
周囲からの非難と疑いの視線が自分に向けられる中、美紗は冷静に一言、「…覚えていません」と返します 。麗奈は勝ち誇ったように、美紗の代わりに自分が責任を取ると申し出ます 。
しかし、これは全て美紗の計画通りでした。彼女は決定的な切り札を突きつけます。
「防犯カメラで当時の状況を確認しましょう」
美紗は、重要なプロジェクトだったため、進行過程の映像をUSBに保存していたのです 。
再生された映像には、美紗が麗奈に「ピーナッツアレルギー」の注意書きポップを確かに手渡している様子がはっきりと映っていました 。動かぬ証拠を前に、麗奈の嘘は完全に暴かれます。
自滅する共犯者たちと、新たな復讐の狼煙
追い詰められた麗奈は、今度は友也に責任を押し付けようとします。「平野さん（友也）が黙っていようと言ったんです！」と叫び、共犯者たちの醜い仲間割れが始まります 。
最終的に、部長は麗奈と友也の両名に、事の経緯を記した報告書の提出を命令 。自らの保身のために嘘をつき、仲間を売った二人は、自滅という形で断罪されました。
しかし、麗奈はまだ諦めていませんでした。会社の屋上で一人、怒りに震える彼女は「ただでは出ていかないわ！」と、アレルギー事件の被害者本人に連絡を取り、さらなる問題を引き起こそうと画策するのでした 。
まとめ【私の夫と結婚して】26話を読んだ感想（ネタバレあり）
第26話は、これまでの鬱憤を晴らすかのような、見事な逆転劇が描かれ、爽快感溢れる回でした。麗奈の得意とする「涙の責任転嫁作戦」を、美紗が冷静沈着に、そして用意周到な証拠をもって打ち破るシーンは、本作屈指の名場面と言えるでしょう。「覚えていません」からの「防犯カメラ」というコンボは、まさに完璧なカウンターでした。
一方で、鈴木部長の魅力も満載でした。彼が美紗の隣人になった理由が「妹思い」という優しいものであったこと、そして何より、美紗の思い出の味を再現するために大阪から料理を取り寄せるという、規格外の行動力と愛情の深さには感服するしかありません。さらに、「命の恩人」というキーワードが示す、二人の時を超えた運命的な繋がりに、今後の恋愛模様への期待がますます高まります。
麗奈と友也が責任をなすりつけ合う醜い姿は、彼らの人間性の薄っぺらさを浮き彫りにしており、非常に痛快でした。しかし、ラストで麗奈が新たな復讐を誓うシーンは、物語がまだ終わらないことを示唆しています。追い詰められた彼女が次にどんな手で来るのか、息をのむ展開から目が離せません。
◁前の記事はこちらから
あわせて読みたい
【私の夫と結婚して】25話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説！
▷次の記事はこちらから
あわせて読みたい
【私の夫と結婚して】27話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説！
ABOUT ME
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》