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【私の夫と結婚して】25話をあらすじから結末まで簡単にネタバレ解説!

ずっちー

【私の夫と結婚して】第25話をネタバレありで簡単に解説する

麗奈が仕掛けた卑劣な罠を、鈴木部長との見事な連携で切り抜けた美紗。第25話では、ホテルでの気まずい一夜から、二人の関係が新たなステージへと進む様子が描かれます。一方で、完全に捨てられたと知った友也の醜い執着が描かれ、物語は次の嵐を予感させます。

眠れない夜と、ぎこちない朝食

前回のラスト、アクシデントによって至近距離で重なり合ってしまった美紗と部長。気まずさから、二人は同じ部屋の別々のベッドで、一睡もできないまま夜を明かします

翌朝、ホテルのレストランで朝食をとる二人。部長は「食事は彼氏が取ってくるものじゃないんですか?」と、昨夜の「彼氏のふり」を冗談めかして彼女をからかいます 。その悪戯っぽい笑顔に、美紗は思わず「笑うと犬みたいですね!」と口走ってしまい、自分で自分の失言に赤面するのでした 。そんな二人の間には、これまでの上司と部下という関係性を超えた、温かくもぎこちない空気が流れていました。

新たな生活への第一歩

麗奈の次の策略を警戒する美紗は、新しい家へ引っ越すことを決意します。

頼れる仲間、未来のサポート

美紗は同僚の鈴木未来に物件探しを依頼。未来は、まるで自分のことのように親身になって、セキュリティが万全で家賃交渉も可能な優良物件を美紗に紹介します 。美紗は、この引っ越しを友也には内緒にしてくれるよう、未来に固く口止めするのでした

明かされる、もう一つの「運命」

物件探しの道中、未来の口から意外な事実が語られます。彼女と鈴木部長は、なんと美紗と同じ「H大学」の出身だったのです 。これまで一度もキャンパスで会うことがなかった不思議。それは、まるで二人がこの会社で出会うことが、最初から決まっていたかのような、新たな運命の糸を感じさせるものでした。

抜け殻の家と、うろたえる元婚約者

一方、美紗と連絡が取れなくなった友也は、苛立ちを募らせ、彼女の古いアパートへと押しかけます 。しかし、何度インターホンを鳴らしても応答はなく、代わりにドアから現れたのは、刺青の入ったいかつい男性でした 。

新しい住人から「とっとと失せろ!」と一喝され、友也はすごすごと退散 。自分に何も言わずに引っ越した美紗に対し、彼は裏切られたという怒りと、彼女が他の男のもとへ行ってしまったのではないかという醜い嫉妬心に駆られるのでした

穏やかな新居に届いた、温かい心遣い

友也からの執拗な電話やメッセージを無視し、新しい部屋で穏やかな時間を過ごす美紗 。引っ越しの片付けで夕食も食べられずにいた彼女の元に、鈴木部長から一通のメッセージが届きます。

引っ越しは無事に終わりましたか?夕食の時間なのでお宅にチゲ鍋のデリバリーを頼んでおきました

その完璧なタイミングでの心遣いに、美紗が感動したのも束の間、玄関のチャイムが鳴ります。ドアを開けると、そこに立っていたのはデリバリーの配達員ではなく、温かいチゲ鍋の袋を自ら手に持った、鈴木部長その人でした 。彼の行動は、美紗の新しい人生の始まりを、優しく照らす光となったのです。

まとめ【私の夫と結婚して】25話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回の25話は、美紗と鈴木部長の心温まるやり取りに、終始胸がときめきっぱなしでした。ホテルでのぎこちない朝食シーンや、美紗が思わず部長を「犬みたい」と表現してしまう場面は、二人の距離が急速に縮まっていることを感じさせ、読んでいて自然と笑みがこぼれます。

特に印象的だったのは、友也の滑稽なまでの凋落ぶりです。あれほど威圧的だった彼が、新しい住人に怯えて逃げ帰る姿は、最高の「ざまぁ」展開でした。彼が完全にコントロールを失い、ただ嫉妬に駆られるだけの小物に成り下がっていく様子は、見ていて非常に痛快です。

そして、なんと言ってもラストの鈴木部長の行動には、心を鷲掴みにされました。ただデリバリーを頼むだけでなく、彼女の好物を自ら届けてくれるという、そのどこまでも深い優しさと行動力。彼こそが、美紗が手に入れるべき本当の幸せなのだと、改めて確信させてくれる、完璧なエンディングでした。

新しい生活、新しい人間関係、そして新たな恋の予感。復讐の物語は、美紗が幸せを取り戻す物語へと、確かな一歩を踏み出しました。この穏やかな日常が、今後の展開にどう繋がっていくのか、期待で胸がいっぱいです。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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