【その天才様は偽装彼女に執着する】14話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

ずっちー

【その天才様は偽装彼女に執着する】第14話をネタバレありで簡単に解説する

ついに「本当の恋人」になった凛(りん)と若月郁(わかつき いく)。第13話で感動のフィナーレを迎えましたが、第14話では、恋人になったばかりの二人が繰り広げる、甘くもどかしい日常が描かれます。これまでのシリアスな展開から一転、初々しいカップルの空回りっぷりに、思わずにやけてしまうこと間違いなしの回です。

「本当の恋人」になったけど…?

郁と恋人になったものの、凛の心は実は大混乱。「勢い任せに告白してしまって…」と、自分の大胆な行動に後から戸惑いを隠せません。久しぶりの恋人、しかも相手はあの天才・郁。さらに年下ということもあり、凛はどう接していいかわからずにいました。

彼女の頭をよぎるのは、以前、郁に言われた「次は襲われても知らないよ」という言葉。いつ何が起きてもおかしくないと、凛は一人で勝手に警戒レベルをMAXにしてしまいます。

意識しすぎて空回り

翌日からも、二人の間のぎこちない空気は続きます。これまで日課だった「朝、郁を叩き起こす」というイベントも、凛がドアを開けると彼はすでに起きており、不発に終わります。

その後も、郁はただ黙々と仕事をするばかりで、以前のようなからかいや、スキンシップは一切ありません。あまりの距離感に、凛は「私たち…恋人になったんだよね?」と、自分たちの関係性すら疑問に思い始めてしまいます。

兄に助けを求める凛!

どうしていいかわからなくなった凛が頼ったのは、やはり兄でした。彼女は「男の人っていつ恋人に手を出すもの?」と、禁断の質問を兄に投げかけます。

しかし、兄からの返信は「あでも警戒されて萎えた時とか もういっかってなることはあるかも」。この言葉が、凛をさらなるパニックへと突き落とします。「警戒されて萎え…」。郁がそっけないのは、自分が意識しすぎて、彼を萎えさせてしまったからに違いない、と凛は完全に思い込んでしまうのです。

凛、覚悟を決める!?

「このままではいけない」。兄からの(役に立たない)アドバイスを真に受けた凛は、自分が行動を起こすしかないと決意します。しかし、恋愛経験が豊富なわけではない彼女にとって、「自分から迫る」というのは、あまりにもハードルが高いミッションでした。

それでも、この恋を終わらせたくない一心で、凛は覚悟を決めます。彼女は一人、部屋で「精神統一」を行い、来るべき瞬間に向けて、心の準備を整えるのでした。

決意の夜、そして…

その夜、凛はいつもより少しだけ大人っぽい服装で、仕事中の郁に近づきます。緊張で心臓が張り裂けそうになりながらも、勇気を振り絞って彼の隣に座る凛。

そんな彼女のただならぬ様子に、郁は「凛…?どうしたの」と不思議そうに声をかけます。彼の言葉を合図に、凛はついに、練習してきた(であろう)渾身のアクションを起こそうとします。果たして彼女の作戦は成功するのでしょうか。読者の期待が最高潮に達したところで、次号へと続きます。


まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】14話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、これまでのシリアスな展開とは打って変わって、終始笑いとドキドキが止まらない、最高のラブコメ回でした。紗矢との激しい攻防戦を乗り越えたご褒美のような、平和で甘い日常に、読んでいるこちらも癒されました。

恋人になった途端、どう接していいかわからず、一人で空回りしてしまう凛の姿が、あまりにも可愛らしく、そして共感しかありません。特に、兄に恋愛相談をして、さらに事態をこじらせてしまう流れは、思わず声を出して笑ってしまいました。

一方で、郁が何を考えているのかわからないのが、また良いスパイスになっています。彼も本当は緊張しているのか、それとも凛の反応を見て楽しんでいるのか。彼の視点が描かれないことで、凛の暴走っぷりがより一層面白く感じられます。

絶体絶命のピンチを乗り越え、ようやく恋人になれた二人。しかし、本当の戦いはここからなのかもしれません。凛が決死の覚悟で仕掛けるであろう、次なる一手から目が離せません。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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