【その天才様は偽装彼女に執着する】18話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

【その天才様は偽装彼女に執着する】第18話をネタバレありで簡単に解説する
ついに心も体も結ばれるかと思われた、第17話のラスト。しかし第18話では、物語は予想外の方向へ。今度は、天才・若月郁(わかつき いく)が恋に悩み、そして謎の男の登場によって、彼自身の心にも新たな変化が訪れます。彼の知られざる一面が描かれる、重要な回です。
郁、まさかのフリーズ
凛(りん)をベッドに押し倒し、情熱的なキスを交わしていた郁。しかし、理性が働く寸前で、彼はピタリと動きを止めてしまいます。「ちょっと待って…」。そう呟くと、彼は凛に謝り、ベッドから離れてしまいました。
凛に嫌われたくない一心で、理性を保とうとしていた郁。しかし、彼女の大胆な行動に、彼の理性は吹き飛んでしまっていたのです。我に返った彼は、「…失敗したか…」「かっこわる…」と、自分のらしくない行動に、一人で深く落ち込んでいました。
謎の男、現る
翌日、一人で思い悩む郁の前に、一人の爽やかな男性が現れます。「久しぶり!」と、馴れ馴れしく声をかける彼に対し、郁は「は?誰おま」と、あからさまに不機嫌な態度を取ります。
しかし、謎の男はそんなことにはお構いなし。彼は強引に郁の腕を掴むと、「さっ!いこっか!」と、彼を外へと連れ出しました。抵抗する郁でしたが、このままでは通報されかねない状況に、しぶしぶ彼と行動を共にします。
天才、恋の悩みを相談する
公園のベンチに座り、男は郁に「何か悩み事?」と尋ねます。普段の彼であれば、他人に心を開くことなどありえません。しかし、今の彼は、恋する一人の男でした。郁は、驚くべきことに、ぽつりと悩みを打ち明けます。
「格好悪いことをして恋人に嫌われたかも」
あの天才・若月郁が、恋の悩みを他人に相談している。その意外な光景に、謎の男は思わず笑みをこぼします。
謎の男からの的確なアドバイス
男は、郁に的確なアドバイスを送ります。恋愛は、格好つけるだけでは成立しないこと。相手の気持ちを勘ぐりすぎると、かえって失敗すること。そして、まず今できることとして、**「とりあえずは「ごめん」でいいんじゃない」**と、シンプルな解決策を提示します。
さらに彼は、郁に最も欠けていた視点を指摘しました。「きみはもう少し恋人のことを信じてみるといい」。そうすれば、今まで見えなかったものが見えてくるはずだ、と。
「似てるかも」――郁の心境の変化
男が去った後、郁は彼の言葉を反芻します。「相手を信じることで見えるもの」。それは、かつて凛自身が、彼に伝えようとしていた言葉でした。
自分とは違う考え方を持つ、謎の男と凛。しかし、その二人が、同じ本質を突いていることに気づいた郁。彼は、去っていく男の後ろ姿に、どこか凛と通じるものを感じ、**「…でもなんか似てるかも」**と、静かに微笑むのでした。
まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】18話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、これまでのどの回とも違う、新鮮な驚きに満ちた回でした。まさか、あの若月郁が恋に悩み、そして他人にアドバイスを求める姿が見られるとは、夢にも思いませんでした。彼の完璧ではない、人間らしい一面が描かれたことで、キャラクターの魅力がさらに増したように感じます。
そして、突如として現れた謎の男。彼の正体はまだ分かりませんが、その飄々とした佇まいと、物事の本質を見抜く鋭さは、今後の物語のキーパーソンになることを予感させます。彼が郁に与えた「恋人を信じる」というアドバイスは、この物語の核心に迫る、非常に重要なものでした。
郁が、謎の男と凛の言葉の共通点に気づき、微笑むラストシーンは、非常に印象的でした。それは、彼が自分の殻を破り、他者の価値観を受け入れ始めた、成長の証です。
果たして、この謎の男は何者なのか。そして、彼のアドバイスを受け、郁は凛とどう向き合っていくのか。二人の関係が、また新たなステージへと進むことを期待させてくれる、素晴らしい一話でした。
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