【その天才様は偽装彼女に執着する】19話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

【その天才様は偽装彼女に執着する】第19話をネタバレありで簡単に解説する
気まずい雰囲気の中、若月郁(わかつき いく)からの謝罪で幕を開けた第18話。第19話では、その続きから物語が始まります。お互いの不器用さが生んだすれ違いを乗り越え、ついに二人が本当の意味で結ばれる、ファン待望の甘い神回です。しかし、その幸せの裏で、新たな嵐の予感が…。
気まずい朝と郁の優しさ
郁のアパートに戻ってきた凛(りん)。しかし、前の晩の出来事を思い出し、気まずさから思わず「ごめんなさい!」と謝ってしまいます。自分から誘ったにもかかわらず、途中でフリーズしてしまったことを気に病んでいたのです。
そんな凛の様子を見て、郁は「なんで謝るんだ」と不思議そうな顔。凛が「ちょっと恥ずかしかっただけで、いやだったわけじゃないんです」と正直な気持ちを伝えると、郁は「俺のほうこそごめん」と、彼女を優しく抱きしめました。彼の行動が、凛を追い詰めてしまったことを、彼もまた後悔していたのです。
「再挑戦」のお誘い
彼の優しさに触れ、勇気をもらった凛。彼女は、もじもじしながらも「あの…また再挑戦してもらえると嬉しいなと…」と、可愛らしい「おねだり」をします。その健気な申し出に、郁の理性のタガが外れました。
彼は「そしたら今再挑戦するのってあり?」と、凛を軽々と抱き上げ、ベッドへと向かいます。「嫌じゃないなら」「今からがいい」。そう囁く彼の瞳には、もう迷いはありませんでした。
ついに結ばれる二人
全ての誤解とすれ違いが解け、お互いの気持ちを確かめ合った二人。もう、彼らの間を遮るものは何もありません。二人は、これまでの想いを全てぶつけ合うかのように、情熱的で、そして愛に満ちた一夜を共に過ごします。偽りの契約から始まった関係は、この夜、本物の愛によって、確かに結ばれたのです。
甘い朝と、迫りくる新たな影
翌朝、凛が目を覚ますと、隣には彼女を愛おしそうに見つめる郁の姿がありました。「…もっと早く出会ってたらな…」。凛の「初めて」を全て自分のものにしたい、という彼の独占欲に満ちた優しい独り言は、二人の幸せな未来を予感させます。
しかし、その幸せな時間と時を同じくして、新たな嵐が迫っていました。凛の実家には、派手な身なりの女性が訪れ、凛の兄に彼女の居場所を尋ねています。どうやら、彼女は自分の娘と郁を結びつけようと画策しているようで、凛の存在を快く思っていない様子。新たな恋のライバル、あるいは家柄の違いといった、これまでとは質の違う障害が、二人の前に立ちはだかろうとしていました。
まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】19話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、これまでの全てのすれ違いが報われる、最高に甘く、そして美しい回でした。お互いを想い合いながらも、不器用さからすれ違ってばかりだった二人が、ついに結ばれるシーンは、感動的で、読んでいるこちらの胸まで熱くなりました。
特に、凛の「再挑戦」のお願いと、それに対する郁の「今再挑戦するのってあり?」という切り返しは、二人のキャラクター性が詰まった、最高のやり取りだったと思います。そして、朝の郁の「もっと早く出会ってたらな…」というセリフ。彼の深い愛情と独占欲が凝縮されたこの一言に、心を掴まれた読者も多いのではないでしょうか。
ようやく訪れた幸せな時間。しかし、最後のページで登場した新たな女性の存在が、物語に新たな緊張感をもたらします。紗矢という直接的な悪意とは違う、「家柄」や「しがらみ」といった、より厄介な問題が二人を待ち受けているのかもしれません。
本当の恋人になったばかりの二人は、この新たな試練をどう乗り越えていくのか。幸せな余韻に浸りつつも、次なる展開から目が離せない、見事な構成の一話でした。
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