【その天才様は偽装彼女に執着する】21話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

ずっちー

【その天才様は偽装彼女に執着する】第21話をネタバレありで簡単に解説する

本当の恋人になり、幸せな日々をスタートさせた凛(りん)と若月郁(わかつき いく)。第21話では、恋人になったことで生まれた、二人の甘くて新しい関係性が描かれます。クールだったはずの郁が見せる意外な一面と、二人の記念すべき初デートの行方は…?

恋人になったら、べったりになりました

物語は、家事をこなす凛と、その後ろを常について回る郁の姿から始まります。皿洗いを終え、洗濯を手伝おうかと声をかける郁。以前の彼からは考えられない、甲斐甲斐しい姿です。

凛が「大丈夫ですよ」と断っても、彼は「やだ」と、その場を離れようとしません。その理由を尋ねると、返ってきたのは**「凛と離れる時間増えちゃうし」**という、あまりにも甘い一言でした。恋人になった途端、彼は片時も凛のそばを離れたくない、「べったり彼氏」へと変貌を遂げていたのです。その溺愛っぷりに、凛は翻弄されるばかりでした。

初めてのデートは遊園地!

そんなある日、凛はスマホで、リニューアルオープンした遊園地「ファニーランド」の広告を目にします。「行きたいな」と、彼女がぽつりと呟いたのを聞き逃さなかった郁。「じゃ 行く?」と、すぐさまデートに誘います。仕事の心配をする凛に、彼は「調整きくし」「凛と一緒に楽しみたいから」と、全く問題ない様子。

こうして、二人は記念すべき初デートへ出かけることになりました。

手を繋いで、はぐれないように

遊園地は、想像以上の大混雑。人の多さに、凛が「はぐれないように気を付けないと…」と思ったその瞬間、郁はごく自然に、そして強く、彼女の手を握りました。

「…こうしたら離ればなれにならないから」

彼のスマートで優しいエスコートに、凛の心は高鳴ります。繋がれた手から伝わる温もりが、二人が本当の恋人になったことを、改めて実感させてくれるのでした。

郁の謎理論とまさかの嫉妬

園内のレストランに入った二人。凛は、10年前に来た時と同じメニューがまだあることに、懐かしさと喜びを感じます。そして、この遊園地のマスコットキャラクター「マイケル君」が一番好きだと、嬉しそうに郁に話しました。

すると、郁の機嫌は急降下。「ブサイク…」と、まさかのキャラクター批判を始めます。さらには、「彼はパークの裏ボスでヒットマンなんです」などと、意味不明なオリジナル設定まで語り出す始末。凛が困惑していると、彼はついに本音を漏らしました。

「じゃあ俺はコイツ嫌い」「凛にずっと好かれてるから」

なんと、天才・若月郁は、あろうことか遊園地のマスコットキャラクターに、本気で嫉妬していたのです。

不機嫌な彼と、その理由

マイケル君への嫉妬で、すっかりヘソを曲げてしまった郁。そんな中、店員さんがノベルティのプレゼントを持ってきてくれます。それは、ライフルを構えたマイケル君の人形でした。奇しくも、先ほどの郁の妄想が現実になったかのようなその姿に、凛は言葉を失います。

郁は、その人形を憎しみの目で、めちゃくちゃに睨みつけています。凛は、天才すぎる彼氏と、銃を構えたハムスターのマスコットとの間で、板挟みになってしまうのでした。「一体…どうしたらいいの…!?」


まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】21話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、これまでのシリアスな展開の全てが報われるような、最高に甘くて面白い神回でした。恋人になった途端、甘えん坊で嫉妬深い「べったり彼氏」になってしまった郁の姿が、とにかく可愛くてたまりません。

特に、遊園地のマスコットキャラクターに本気で嫉妬するシーンは、この漫画史上に残る名場面ではないでしょうか。天才でクールな男が見せる、子供のような独占欲。そのギャップに、心を鷲掴みにされた読者は多いはずです。

大きな障害を乗り越え、ようやく穏やかな日常を手に入れた二人。これからは、今回のような甘くてコミカルなエピソードがたくさん見られるのかと思うと、期待で胸が膨らみます。

不機見な彼氏と、その原因であるマスコット人形。この奇妙な三角関係(?)に、凛はどう立ち向かうのか。次回の展開が、今から楽しみで仕方ありません。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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