【その天才様は偽装彼女に執着する】22話あらすじから結末までわかりやすくネタバレ解説!

【その天才様は偽装彼女に執着する】第22話をネタバレありで簡単に解説する
遊園地のマスコットキャラクターにまで嫉妬する、という若月郁(わかつき いく)の可愛らしい一面が描かれた第21話。第22話では、そんな二人の初デートに、予期せぬ小さな訪問者が現れます。この出会いによって、郁のさらに意外な素顔が明らかになり、二人の絆はまた一歩深まります。
郁、まさかの歩み寄り?
マスコットの「マイケル君」に嫉妬し、機嫌を損ねてしまった郁。そんな彼に、凛(りん)は慌てて「でも今は前ほど好きじゃないかも…?」とフォローを入れます。すると、郁は「どこが好きなの」と尋ねたかと思うと、驚くべき言葉を口にしました。
「凛がそんなに好きなんだったら俺も頑張って好きになる」
まさかの歩み寄り宣言。自分の「嫌い」を押し通すのではなく、凛が好きだから、という理由で歩み寄ろうとする彼の優しさに、凛の心は温かくなります。
謎の迷子、現る
二人の間に流れる甘い雰囲気。しかし、凛がお手洗いから戻ってくると、郁の足には小さな男の子がしがみついていました。どうやら、両親とはぐれてしまった迷子のようです。
凛は、泣いている男の子を優しくあやし、迷子センターへ連れて行こうと提案。郁もそれに同意し、三人は一緒に行動することになりました。
郁の意外な「激甘」お兄さんっぷり
凛は、郁のことを「子ども苦手そうなイメージだった」と思っていました。しかし、その予想は良い意味で裏切られます。郁は、迷子の男の子に対して、驚くほど優しく、そして寛大だったのです。
男の子が欲しがるおもちゃやグッズを「いいよ」と全て買い与え、その姿はまさに「激甘」。面倒見の良いその様子に、凛は「意外すぎる…」と、彼の新たな一面を発見します。
小さな恋のライバルに、天才、嫉妬する
すっかり凛に懐いた男の子は、「だっこ」と彼女に手を伸ばします。しかし、その手を遮ったのは、郁でした。彼は男の子を自分で抱き上げると、その耳元で何事かを囁きます。
「なんで?」と不思議そうな男の子に、郁はとびきりの笑顔でこう告げました。 「このお姉ちゃんが俺のだから」
なんと、彼は自分に懐いている小さな子どもにまで、嫉妬心を燃やしていたのです。そのあまりの独占欲の強さに、凛は赤面するしかありませんでした。
デートの終わりに…新たな発見と甘いキス
無事に男の子を両親のもとへ届け、二人は帰路につきます。疲れたものの、充実した一日に、凛は満足感を覚えていました。彼女は「今日の郁さん…すごく優しかった」と、彼が見せた新たな一面について、素直な感想を伝えます。
普段のマイペースな印象とは違う、しっかり者で優しい、まるでお兄さんのような姿に、新鮮な魅力を感じていた凛。しかし、その「お兄ちゃんっぽい」という言葉が、郁の独占欲に再び火をつけてしまいました。
「それは俺が星野みたいでドキドキしないってこと?」。そう言うと、彼は有無を言わさず、凛にキスをします。からかわれたことに気づき、拗ねる凛。そんな彼女の姿が面白くて、つい意地悪をしてしまう郁。その甘いやり取りは、二人が本当の恋人になったことを、改めて感じさせてくれるものでした。
まとめ【その天才様は偽装彼女に執着する】22話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、郁の魅力が満載の、多幸感あふれる素晴らしい回でした。マスコットに嫉妬したかと思えば、迷子の男の子にはとことん優しく、そしてその子にまで嫉妬してしまう。彼の愛情の深さと、独占欲の強さが、コミカルかつ魅力的に描かれており、終始笑みがこぼれてしまいました。
特に、「このお姉ちゃんが俺のだから」というセリフは、彼の可愛らしさが凝縮された名言だと思います。天才でクールな彼が、小さな子ども相手にムキになる姿は、ギャップ萌え以外の何物でもありません。
また、凛が郁の新たな一面を発見し、さらに彼に惹かれていく様子も、丁寧に描かれていました。デートという共同作業を通して、二人がお互いのことをより深く理解し、絆を深めていく。その過程が、非常に心地よく、読んでいるこちらも幸せな気持ちにさせてくれます。
初デートは大成功。心も体も、そして嫉妬心(?)までも共有し始めた二人の、甘い恋人生活は、まだ始まったばかりです。これからどんな日常が待っているのか、期待が膨らみます。
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