【カラダ探し】全話ネタバレ解説|あらすじから最終回まで!明日香の最後や赤い人の正体とは?

ずっちー

「『カラダ探し』の結末がどうしても気になる」
「話が複雑になってきたから、一度流れを整理したい」

明日香の最後や赤い人の正体って?」

そう思ってこの記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

この記事では、漫画『カラダ探し』の物語の始まりから最新話までの展開を、各章に分けて分かりやすく解説していきます。物語の全体像を掴む手助けになれば幸いです。

ただし、この記事は完全なネタバレを含みます。これから初めて作品を読む予定の方や、ご自身で結末を確かめたいという方は、初見の楽しみが失われてしまう可能性がありますのでご注意ください。

『カラダ探し』は、ある日突然、学校で「カラダ探し」という死のゲームに参加させられることになった高校生たちの物語です。「赤い人」と呼ばれる謎の存在に殺されても、死の記憶だけを抱えて同じ日を繰り返すという絶望的なループの中で、彼らはバラバラになった体を見つけ出し、呪いを解くことができるのでしょうか。極限状態の中で描かれる友情、裏切り、そして剥き出しになる人間の本性から目が離せない、新感覚のサバイバルホラーです。

漫画「カラダ探し」のネタバレ解説・あらすじまとめ

【カラダ探し】︎1話のあらすじ・感想(ネタバレあり)

主人公の女子高生・明日香が、友人の遥から「私のカラダ、探して」と奇妙な依頼をされるところから物語は始まります。その後、明日香を含むクラスメイト6人が同じ依頼をされていたことが判明し、その日の深夜、彼らは強制的に夜の学校へと集められます。そこは「赤い人」という不気味な少女が徘徊する死のゲームの舞台でした。校門を出るまで決して振り返ってはならず、もし殺されれば、体が見つかるまで毎日同じ日が繰り返されるという、絶望的なルールを知らされることになります。

あわせて読みたい
【カラダ探し】1話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】1話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【感想】 最初はよくある学園ホラーかと思いきや、「死んでも終わらないループもの」という設定に一気に引き込まれました。日常が少しずつ非日常に侵食されていく過程、特に携帯電話のメールを使った不気味な演出が秀逸で、じわじわと精神的に追い詰められる恐怖を感じさせます。ラストでついに姿を現す「赤い人」のビジュアルも強烈で、これから始まる壮絶な物語を予感させる、完璧な第1話だったと思います。


【カラダ探し】︎2話のあらすじ・感想(ネタバレあり)

「赤い人」に殺され、悪夢から覚めたように自室のベッドで目覚めた明日香。しかし、体に残る生々しいアザや、周囲との会話のズレから、昨夜の出来事が現実であり、時間が「昨日」に戻ってしまったことを確信します。二度目の死を恐れた6人は、「カラダ探し」のきっかけとなる遥からの依頼を回避するため、彼女が現れる時間帯に教室から逃げ出すという身勝手な作戦を決行。しかし、その作戦は無残にも失敗し、仲間を出し抜いて逃げた明日香一人が、遥から「今夜は私一人で『カラダ探し』」とターゲットに選ばれてしまいます。

あわせて読みたい
【カラダ探し】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【感想】 死の記憶が体にアザとして残る、という設定が非常に生々しく、ループの過酷さを物語っています。この回で特に印象的だったのは、極限状態における人間のエゴが描かれた点です。「自分だけは助かりたい」という思いから仲間を裏切る選択をしてしまい、その結果、かえって最悪の状況に陥るという皮肉な展開は、人間の弱さや愚かさを見事に描き出しており、非常に考えさせられました。


【カラダ探し】︎3話〜5話のあらすじ・感想(ネタバレあり)

明日香一人がターゲットになるかと思われましたが、結局、逃げたメンバー全員が遥に捕まり、二度目の「カラダ探し」が始まります。頭脳明晰な翔太の作戦で、今度こそ協力して「カラダ」を探そうと男女二手に分かれて校舎を探索。しかし、「赤い人」はテレポートするという反則的な能力を持っており、作戦は全く通用しません。そんな中、翔太は自分が生き残るために、ためらうことなく理恵を「赤い人」の犠牲にします。その事実を知った明日香は翔太への不信感を爆発させ、チームの信頼関係は完全に崩壊。明日香は一人で行動することを選びますが、またしても「赤い人」に遭遇してしまいます。

あわせて読みたい
【カラダ探し】3話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】3話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
あわせて読みたい
【カラダ探し】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】4話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
あわせて読みたい
【カラダ探し】5話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】5話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【感想】 このパートから、物語は単なるホラーではなく、人間の内面を深く描くサスペンスの色合いを帯びてきます。「赤い人」がテレポートするという絶望的な新事実に加え、信じていた仲間である翔太の裏切りという、より生々しく、精神的にくる恐怖が描かれました。「どうせ生き返る」という理屈で仲間の犠牲を正当化する翔太と、それを許せない明日香の対立は、この物語の根幹をなす重いテーマであり、非常に見ごたえがありました。


【カラダ探し】︎6話〜7話のあらすじ・感想(ネタバレあり)

一人で「赤い人」と対峙した明日香は、その正体が「人間を昆虫のように扱って遊ぶ、無邪気で残酷な子供」であると悟ります。なすすべなく抵抗したものの、最後は捕まってしまい、二度目の死を経験します。三度目の11月9日、教室では翔太の裏切りを知った健司が彼に殴りかかり、チームの対立は頂点に。翔太は「自分は優秀だから生き残るべきだ」とエリート意識を剥き出しにして自らを正当化しますが、実は翔太が見下していた高広が「右腕」を発見していたことが判明します。追い詰められた留美子は、罰として翔太に「遥を殺せばループが終わるかもしれない」と、禁断の提案をするのでした。

あわせて読みたい
【カラダ探し】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
あわせて読みたい
【カラダ探し】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説
【カラダ探し】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【感想】 「赤い人」の本質が「無邪気な悪意」として描かれたことで、その理不尽な恐怖がより際立ちました。しかし、それ以上に衝撃的だったのが「元凶である遥を殺せばいい」という、禁断の可能性が示されたことです。仲間を平然と犠牲にした翔太に、その汚れ役を押し付けるという展開は、因果応報のようでもあり、集団心理の恐ろしさも感じさせます。明日香の心にも黒い感情が芽生え始めており、彼らの精神が限界に近づいていることが伝わってきました。物語は大きな分岐点を迎え、目が離せません。

ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
記事URLをコピーしました