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【クズ夫の子供になって復讐します】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

【クズ夫の子供になって復讐します】第2話をネタバレありでわかりやすく解説する

壮絶な裏切りの末、自分を陥れたクズ夫と不倫相手の娘「莉咲子」に転生してしまった主人公。第1話の衝撃的なラストから一夜明け、ついに彼女の復讐を目的とした幼稚園生活が始まります 。今回は、新たな環境で復讐の糸口を探す【クズ夫の子供になって復讐します】第2話のあらすじを、ネタバレありで徹底解説していきます。

クズな両親との朝…始まった幼稚園生活

誕生日の翌朝、莉咲子(主人公)の新たな日常がスタートします 。しかし、その始まりは決して穏やかなものではありませんでした。

母親である朱莉は化粧に夢中で、父親の恒大に「莉咲子着替えさせてくれない?」と当たり前のように頼みます

自分を殺した男に着替えさせられるなど、莉咲子にとっては屈辱以外の何物でもありません

り…りさこ 自分でできるよ!もう4歳だもん!

とっさに子供らしい言葉で抵抗すると、恒大は「はい 自分で着てくれ」と制服をぽいと投げつけ、スマホに目を落とす始末 。その育児放棄っぷりに、莉咲子は心の中で「このクズ親どもめ!!」と怒りを爆発させます

しかし、憎い相手に体を触れられるよりはマシだと、自分で制服に袖を通すのでした

「私に似て可愛くて良かった」無神経な母の言葉と復讐の決意

なんとか一人で着替えを終えた莉咲子に、朱莉は「り〜さこっ!」と背後から抱きついてきます

そして、「今日も世界一可愛い!」「本当…莉咲子が私に似て可愛くて良かった〜!」とご満悦な様子 。

その無神経な言葉は、生前の主人公に投げつけられた「女でブスとか生きる価値ゼロなんだし流産させたのも正解でしょ」という残酷なセリフを思い出させます

(コイツらは何も知らないくせに…私が失ったものの大きさを…)

憎しみを募らせる莉咲子は、幼稚園へ向かう道すがら、改めて復讐を心に誓うのでした。 「この小さな身体で あんた達の全てを壊してやる

救いの光?優しかった義両親との再会

莉咲子が通うことになったのは、なんと有名なセレブ幼稚園でした 。慣れない環境と、同級生からの無邪気なマウント合戦に、「子供の一日なんて楽だと思ってたけど…しんどい…」と精神をすり減らします

そんな中、お迎えに現れたのは、恒大と朱莉ではなく、恒大の両親でした

生前の「優香子」だった頃、早くに両親を亡くした主人公にとって、二人は本当の親のように慕っていた、心優しい義両親です

思いがけない再会に、莉咲子の心にも温かい光が差します。

義両親は、莉咲子の誕生日プレゼントに、とおしゃべりするうさぎのぬいぐるみをくれました 。義母が夜通し何度もメッセージを録音し直してくれたという心のこもった贈り物に、莉咲子の胸は熱くなります

(恒大と朱莉に復讐したら その後は この二人と一緒に暮らしたいな)

この壮絶な復讐劇の中で、彼女が唯一心から安らげる場所がここにあるのかもしれません。

車内で見つけた不倫の証拠

義両親が帰宅すると、一家は外食のため車に乗り込みます 。その車内で、莉咲子は復讐の新たな糸口を見つけることになるのです。

後部座席の足元に、きらりと光るイヤリングが落ちていました

(イヤリング…?)

朱莉が普段着けているのはピアスであり、そのイヤリングのデザインは、どう見ても朱莉の趣味ではありません

莉咲子の頭に、ある疑惑が浮かび上がります。

(これって もしかして…不倫?

恒大には、朱莉以外にも付き合っている女性がいるのではないか。復讐のターゲットがもう一人増える可能性が出てきました。

スマホから探る不倫相手の正体

家に戻った莉咲子は、子供の特権を最大限に活かします。 「パパー りさこユアチューブ見る!」と無邪気にねだり、恒大のスマートフォンを手に入れることに成功しました 。生前、触ることすら許されなかったスマホをいとも簡単に手に入れたことに、皮肉な笑みがこぼれます

朱莉が入浴している隙を狙い、メッセージアプリ「LIME」をチェックします

すると、女性の名前こそないものの、「タカシ」という男の名前のアカウントとの不自然なやり取りを発見 。その妙に馴れ馴れしく、甘えたような文面から、莉咲子はこれが不倫相手が使っている偽名だと確信します

決定的証拠を掴む寸前で恒大にスマホを奪われますが 、その画面に表示されたじゃあ、また幼稚園で♥」 というメッセージを見逃しませんでした。

不倫相手は、幼稚園の関係者に違いありません

決行!不倫現場おさえ作戦

翌日、莉咲子は幼稚園で不倫相手を探し出すことを決意します

ママ友たちは年上が多く、若くて派手な女性が好みの恒大の相手ではないと判断 。そうなると、容疑者は幼稚園の先生に絞られます 。特に園児にも父親たちにも人気のあるリカ先生は、最も怪しい存在です

その日のお迎えが恒大だと聞いた莉咲子は、ついに作戦を決行します

お迎えの時間になると、「りさこまだかえりたくなーい!」と叫びながら園内を逃げ回るのです

先生たちと恒大が手分けして自分を探すという混乱した状況を作り出し、恒大と不倫相手が二人きりになる瞬間を狙う、という大胆な作戦でした

物陰に隠れて様子をうかがっていると、思惑通り、恒大と一人の女性が隣の教室に入っていくのを確認します

息を殺して聞き耳を立てると、中からひそひそ話が聞こえてきました。

ここじゃダメ 恒大さん…」 「大丈夫…誰もいないって言ったろ?

来た…! 莉咲子は勝利を確信します。

(どっちも馬鹿ね ここにいるっつーの!!!!!)

あとはこの目で、不倫相手の顔を確かめるだけ。最高のクライマックスを迎えたところで、第2話は幕を閉じます。

まとめ【クズ夫の子供になって復讐します】2話を読んだ感想(ネタバレあり)

第2話は、幼稚園児として生活することの大変さと、復讐計画の第一歩が描かれる、非常に中身の濃い回でした。 大人の精神を持ったまま、子供のマウント合戦や過密スケジュールに「しんどい…」と本音を漏らす莉咲子の姿には、思わずくすりとさせられます 。このシリアスな復讐劇の中にあるコミカルな要素が、物語の良いスパイスになっています。

また、優しく温かい義両親の存在は、この物語の唯一の良心であり、読者の心の救いでもあります。彼らの愛情に触れる莉咲子の姿を見ていると、復讐の末に彼女が本当の幸せを掴むことを願わずにはいられません。

そして、物語は新たな展開を迎えます。恒大に、朱莉以外の不倫相手がいたという衝撃の事実。莉咲子が子供の立場を利用して、したたかに証拠を掴んでいく様子は、見ていて爽快です。 果たして、恒大と一緒に教室に消えた不倫相手は誰なのか?一番怪しいとされた人気のリカ先生なのでしょうか?それとも、全く別の意外な人物なのか?最大の謎を残したまま終わるラストに、次回の展開が気になって仕方ありません。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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