【クズ夫の子供になって復讐します】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

【クズ夫の子供になって復讐します】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
お遊戯会での地獄絵図から12年。高校生になった莉咲子(主人公)は、優しい祖父母のもとで穏やかな日々を送っていました。しかし、第5話のラストで映し出された、落ちぶれたはずのクズ夫・恒大の不気味な姿は、新たな波乱を予感させます。今回は、物語が第二章へと突入する【クズ夫の子供になって復讐します】第6話のあらすじを、ネタバレありで詳しく解説していきます。
12年の時を経て…訪れた穏やかな高校生活
物語の舞台は、莉咲子が高校2年生になったところから始まります 。かつての復讐劇が嘘のような、友人たちと笑い合う平和な日常。しかし、友達からカラオケで「懐メロ熱唱」を期待されるなど、精神年齢がアラサーである莉咲子ならではの、コミカルな一面も描かれています 。
彼女は放課後、喫茶店「シュシュ」でアルバイトをしています 。店主の美幸さんや常連客とのやり取りからは、彼女がこの場所を、そしてここで過ごす時間を心から大切にしていることが伝わってきます 。
バイト先の店主は、かつての親友
実は、この喫茶店「シュシュ」の店主・美幸は、生前の主人公(優香子)にとって、かけがえのない幼馴染であり、親友でした 。しかし、二人はある出来事がきっかけで、絶交してしまっていたのです 。
それは、大学生だった美幸の妊娠が発覚した時。将来を心配した優香子(主人公)の言葉が、美幸を深く傷つけ、二人の関係に亀裂を生んでしまいました 。結局、美幸は駆け落ち同然で家を出て、20歳で娘を産んだのです 。
その後、お互いの結婚式にも呼ばないまま、優香子は命を落としました。親友と仲直りできなかったことは、彼女の大きな心残りの一つだったのです 。だからこそ、莉咲子として生まれ変わった彼女は、アルバイトができる年齢になるとすぐに、美幸の店で働くことを選びました。正体を明かせなくても、親友のそばにいられる。それが、今の彼女にとってのささやかな幸せでした 。
悪夢の再来…現れたのは12年ぶりのクズ夫
そんな穏やかな日々に、突如として悪夢が舞い戻ります。 ある日、美幸の一人娘である
葵が、彼氏を店に連れてくることになりました 。結婚も考えているという大事な人。母である美幸も、そして親友の娘の幸せを願う莉咲子も、その出会いを心から祝福しようとしていました。
しかし、週末に葵が連れてきた人物の顔を見て、二人は凍りつきます。 そこにいたのは、12年の時を経て、見た目も雰囲気もすっかり変わった、あのクズ夫・恒大だったのです 。
「赤ちゃんを授かったの」繰り返される悲劇の予感
恒大は、この12年で口コミサイトを運営する会社の社長に成り上がっていました 。葵とは仕事を通じて知り合い、彼女の純粋な尊敬の念を巧みに利用して、恋人関係に発展させたのです 。
美幸の前で、恒大は「ずっと独り身だった」と平然と嘘をつきます 。二度の離婚歴も、実の娘が目の前にいることにも一切触れず、誠実な独身男性を演じるその姿に、莉咲子の怒りは沸点に達します。
(今ここで全てを暴露してしまおうか…)
しかし、幸せそうに恒大を見つめる葵の笑顔を前に、その言葉を飲み込むしかありませんでした 。
その夜、莉咲子は葵から衝撃の事実を告げられます。 結婚を急ぐことを心配する莉咲子に、葵は少しはにかみながら、こう言ったのです。 「
実は…まだお母さんには言えてないんだけど…」
「恒大さんとの赤ちゃんを授かったの」
かつて自分がたどった、悲劇の始まりと全く同じ状況。親友の娘が、自分を不幸のどん底に突き落とした男と、同じ過ちを繰り返そうとしている。最悪の形で歴史が繰り返されることを知り、莉咲子は言葉を失うのでした。
まとめ【クズ夫の子供になって復讐します】6話を読んだ感想(ネタバレあり)
復讐が終わり、幸せな生活を手に入れたはずの主人公に、これ以上ない形で悪夢が再来した第6話。読んでいて鳥肌が立ちました。 前半で描かれる莉咲子の穏やかな高校生活や、親友・美幸との過去のすれ違いには、胸が締め付けられる思いでした。だからこそ、後半の展開の残酷さが際立ちます。
クズ夫・恒大が、ただ落ちぶれているのではなく、IT社長として返り咲き、さらに巧妙な手口で女性を騙しているとは…。その性根は12年経っても何一つ変わっていませんでした。 そして何より、親友の大切な一人娘が、その毒牙にかかってしまったという事実。さらに、かつての自分と全く同じように「授かり婚」をしようとしている展開は、あまりにも皮肉で、そして絶望的です。
莉咲子は、この繰り返される悲劇を止めることができるのでしょうか。親友の娘を、かつての自分と同じ運命から救い出すことができるのか。彼女の新たな、そして本当の戦いがここから始まることを予感させる、息をのむような引きでした。次回の展開から目が離せません。
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