【フウフヤメマスカ】6話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 詩織は病院に通い、排卵促進剤を飲むほど真剣に妊活に取り組んでいることを賢吾に告白します 。
  • 追い詰められた賢吾は「子どもって絶対作らなきゃいけないの?」と本音を漏らし、詩織に深い絶望を与えます 。
  • 心が折れてしまった詩織は「もういっかな」と呟き、夫との対話を拒絶します 。
  • 賢吾は詩織を傷つけたと後悔する一方で、「詩織とセックスする気にならない」という根本的な問題を自覚し、苦悩しています 。

【フウフヤメマスカ】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

妻・詩織に対して、どうしても性的な感情を抱けない。第5話で明らかになった夫・賢吾の衝撃的な本音。第6話では、なぜ彼がそうなってしまったのか、そのきっかけとなった過去の出来事が明かされます。そして、彼の心に、元カノからの甘い誘惑が忍び寄ります。

通勤電車での独白「妻を女性として見れない」

気まずい一夜が明け、朝の通勤電車に揺られる二人 。賢吾は、隣に立つ詩織がまだ怒っていることを肌で感じています 。彼の頭の中では、妻への想いが巡っていました。

「俺は詩織が ちゃんと好きだよ?」

「俺にとって 詩織は かけがえのない パートナー」

「だけど… 性の対象としては ぶっちゃけ 見れなくなって るんだよね…」

パートナーとしての愛情と、異性としての感情の欠如。このどうしようもない矛盾こそが、賢吾を苦しめている問題の根源でした。

過去の回想:妻を求めなくなった“あの日”

「セックスなんて、しなくてもさ」「『家族』でいるだけじゃダメなの…?」 。そんな賢吾の願望と共に、彼の記憶は過去のある夜へと遡ります。

それは、妻の詩織が酔って帰ってきた夜のことでした 。詩織は賢吾に甘えるように迫り、キスをします 。しかし、賢吾が彼女を受け入れようとした、まさにその時でした。詩織は「今日は ちょっと…」と、彼を拒んだのです

一つの拒絶が変えた夫婦の関係

賢吾にとって、この夜の出来事は、夫婦の関係を決定的に変えるターニングポイントとなりました。

「思い返せば あの時から なんか そういう気に ならなくなっちゃった んだよな…」

たった一度の拒絶。しかし、それは賢吾のプライドを深く傷つけました。彼は、妻を求められなくなった自分の心を「断られたからって」「自分で思っている以上に 器小さい…」と分析しています 。彼自身、自分の変化の理由が、その小さな出来事にあると自覚しているのです。

過去からの誘惑「今夜、会える?」

回想が終わり、時間は現在に戻ります。妻への複雑な感情と、傷ついた過去の記憶に心が支配されている、まさにその時。賢吾のスマホが、新たな通知を知らせました

画面に表示されたのは、元カノ・沙耶の名前 。そして、そこに添えられていたのは、彼の心をさらに深くかき乱す、悪魔のような誘いの言葉でした。

「今夜 会えたりする?」

妻との間にできた心の溝。そこへ、かつて最も愛した女性からの直接的な誘い。賢吾の理性は、今にも崩れ落ちようとしていました。

【フウフヤメマスカ】6話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回の第6話で、賢吾が抱える問題の根源が明らかになり、物語の深みが一層増したように感じます。彼が妻を求められなくなったきっかけが、彼自身が拒絶された経験にあるという事実は、非常に衝撃的でした。彼のプライドの高さと、見た目によらない繊細さが、問題をここまでこじらせてしまったのかもしれません。

「家族でいるだけじゃダメなの?」という賢吾の問いは、セックスレスに悩む多くの夫婦が直面する、普遍的で難しいテーマだと思います。愛情の形は一つではないと分かっていても、割り切れない感情がある。そのリアルな葛藤が、胸に突き刺さりました。

また、回想シーンで詩織がなぜ夫を拒んだのか、その理由はまだ明かされていません。もしかしたら、彼女にも何か事情があったのかもしれないと考えると、この夫婦のすれ違いは、本当に些細なボタンの掛け違いから始まっているのだと感じ、やりきれない気持ちになります。

そしてラスト、最悪のタイミングで届いた元カノからの「今夜会える?」という誘い。妻との関係が冷え切っている今、賢吾がこの誘惑に抗うのは、極めて困難ではないでしょうか。次回の展開が恐ろしくもあり、目が離せません。

【フウフヤメマスカ】6話のネタバレまとめ

  • 賢吾は、妻・詩織をパートナーとして愛しているものの、性の対象として見られなくなっていることを改めて自覚しています 。
  • 彼が詩織を求めなくなったきっかけは、過去に一度だけ、酔って迫ってきた詩織に「今日はちょっと…」と拒絶されたことでした 。
  • 賢吾は、その出来事で自身のプライドが傷つき、妻を女性として見られなくなったと自己分析しています 。
  • 妻への複雑な感情を抱える賢吾のもとに、元カノの沙耶から「今夜会えたりする?」という直接的な誘いのメッセージが届きます 。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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