【フウフヤメマスカ】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 賢吾は、妻・詩織をパートナーとして愛しているものの、性の対象として見られなくなっていることを改めて自覚しています。
  • 彼が詩織を求めなくなったきっかけは、過去に一度だけ、酔って迫ってきた詩織に「今日はちょっと…」と拒絶されたことでした。
  • 賢吾は、その出来事でプライドが傷つき、妻を女性として見られなくなったと自己分析しています。
  • 妻への複雑な感情を抱える賢吾のもとに、元カノの沙耶から「今夜会えたりする?」という直接的な誘いのメッセージが届きます。

【フウフヤメマスカ】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する

元カノからの突然の誘いに、夫・賢吾の心は激しく揺れ動きます。一方で、妻・詩織の日常にも、無邪気な後輩からの言葉が静かに波紋を広げていました。第7話では、夫婦それぞれが抱える葛藤と、新たな火種が描かれます。

元カノからの誘惑と賢吾の激しい葛藤

「今夜 会えたりする?」 ――。元カノ・沙耶からのあまりにも直接的な誘いに、賢吾は激しく動揺します。

「こ 今夜――!?」

「今夜は流石に マズいでしょ?」

妻との関係が冷え切っている今、この誘いはあまりにも魅力的です。しかし、「詩織の機嫌を とるのを 優先しないと!」 と、かろうじて理性を保とうとします。

しかし、彼の心はすでに元カノへと傾きかけていました。「沙耶 何かあったの かな…?」 と彼女を心配する一方で、「詩織に秘密で 会おうと してるじゃん 俺!」 と、自分の不健全な考えに気づき、激しい自己嫌悪に陥ります。「最低!」 と自分を罵り、「沙耶と 会うなんて… やめよ やめよ」 と必死に自分へ言い聞かせるのでした。

後輩とのランチと世代間ギャップ

場面はオフィスへ移り、視点は妻の詩織へ。彼女は、後輩の山本唯(24歳) にランチへ誘われます。

ランチタイム、山本さんはマッチングアプリで出会った男性が「写真詐欺だった」 という話で屈託なく笑っています。その姿を見て、詩織は「一回り下の 女の子が今や 同僚か…」 と、埋められない世代間のギャップを感じていました。

「私って何年 同じ仕事 してんだろ…」

後輩の生き生きとした姿は、詩織に自身のキャリアの停滞感を突きつけます。彼女のモノローグ「公私共に 変化が欲しい お年頃です」 には、現状を打破したいという切実な願いが込められていました。

「子どもは作らない感じ?」無邪気な言葉の刃

会話の中で、山本さんは悪気なく詩織に尋ねます。

「詩織さん 夫婦は 子どもはもう 作らない感じ ですよね?」

この無邪気な決めつけに、詩織は内心「なぜ 子どもを作らないと 決め付けている…!?」 と苛立ちを覚えます。山本さんは「もう結婚して 長いし 仕事二人とも バリバリ やってるから」 と理由を説明しますが、詩織は「妊活中って 訳じゃないん だけど…」 と、苦し紛れに言葉を濁すことしかできませんでした。

「今でもセックスしてますか?」禁断の質問

昨夜の賢吾の態度を思い出し、「妊活中って言える状況 じゃないよな…」 と詩織が落ち込んでいると、山本さんはさらに追い打ちをかけます。

「流れで一個 質問して いいですか?」

「お二人は 今でもセックス してますか?」

ランチの場で投じられた、あまりにもデリカシーのない爆弾発言。この一言は、ただでさえ傷ついている詩織の心を、さらに深くえぐるのでした。

【フウフヤメマスカ】7話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、賢吾と詩織、それぞれの立場での葛藤が描かれ、物語にさらなる深みが出たと感じました。賢吾のパートでは、理性と本能の間で揺れ動く姿が非常にリアルでした。ダメだとわかっていながらも元カノに惹かれてしまう彼の弱さは、多くの人が共感できる部分かもしれません。彼の自己嫌悪は、これからの一線を越えてしまう行為への、か細い言い訳のようにも見えてしまいます。

一方、詩織のパートでは、後輩の山本さんのキャラクターが強烈な印象を残しました。彼女に悪気がないからこそ、その言葉の一つ一つが鋭いナイフのように詩織の心に突き刺さります。「子どもは作らない感じですよね?」という決めつけもさることながら、最後の「セックスしてますか?」という質問は、デリカシーの欠如を通り越して、もはやホラーの域に達していると感じました。

この質問は、詩織が目を背けてきた夫婦の最大の問題を、第三者によって容赦なく突きつけられた瞬間でもあります。彼女はこの禁断の質問にどう答えるのか、そしてこの出来事が彼女の心にどんな変化をもたらすのか。次回の展開から目が離せません。

【フウフヤメマスカ】7話のネタバレまとめ

  • 元カノ・沙耶からの誘いに、賢吾は「会うべきではない」と理性を働かせようとしますが、心は激しく揺れ動いています。
  • 詩織は、後輩の山本さんとランチに行き、世代間のギャップや自身のキャリアへの停滞感を感じています。
  • 山本さんから悪気なく「子どもはもう作らない感じですよね?」 と聞かれ、詩織は内心苛立ちながらも、はっきりと否定できません。
  • さらに山本さんは詩織に、「お二人は今でもセックスしてますか?」 という、極めてプライベートな質問を投げかけます。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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