【フウフヤメマスカ】8話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 元カノ・沙耶からの誘いに、賢吾は「会うべきではない」と理性を働かせようとしますが、心は激しく揺れ動いています。
- 詩織は、後輩の山本さんとランチに行き、世代間のギャップや自身のキャリアへの停滞感を感じています。
- 山本さんから悪気なく「子どもはもう作らない感じですよね?」と聞かれ、詩織は内心苛立ちながらも、はっきりと否定できません。
- さらに山本さんは詩織に、「お二人は今でもセックスしてますか?」という、極めてプライベートな質問を投げかけます。
【フウフヤメマスカ】第8話をネタバレありでわかりやすく解説する
後輩からのデリカシーのない質問に、心はかき乱されるばかりの詩織。一方、夫の賢吾もまた、元カノからの誘惑と妻への罪悪感の間で揺れ動いていました。第8話では、後輩の言葉が引き金となり、ついに詩織の怒りが爆発。そして、賢吾は取り返しのつかない一歩を踏み出してしまいます。
「1年レスは離婚理由」後輩の言葉が詩織を追い詰める
「お二人は今でもセックスしてますか?」という山本さんの爆弾発言に、詩織は動揺しつつも「熟年夫婦の性生活なんて興味ないでしょ?」と、なんとか笑顔でかわそうとします。 しかし、山本さんは「興味あるんですよー」と引き下がりません。
山本さんは、「結婚生活長くなると家族みたいになるのは確定じゃないですか?」 「一年レスだったら離婚理由になるんですもんね?」 と、現代の若者らしいドライな結婚観を語ります。さらに、彼女はこう畳みかけました。
「1ヶ月以上レスだったら 絶対浮気してますよー!」
この言葉は、すでに1年間夫とレス状態にある詩織の心を、深くえぐるには十分すぎるものでした。詩織は心の中で「1ヶ月どころか1年レスだなんて絶対に言いたくないよ」と、ただ絶望するのでした。
すれ違う心、夫を無視する妻
ランチでの会話に「地味にダメージ負ってしまった」詩織。 会社に戻ると、ちょうど退社しようとする賢吾と鉢合わせします。賢吾は妻の機嫌をとるため、レストランを予約したことを伝えようと「お疲れ!」「ねえ今夜さ…」と声をかけます。
しかし、詩織は夫の言葉に一切耳を貸さず、
彼を完全に無視して目の前でドアを閉めてしまいました。
突然の妻の拒絶に、賢吾は「な…何?今の…」「俺…無視された――!?」と、ただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした。
予約したレストラン、一人向かう賢吾
妻に完全に無視された賢吾は、「ツンケン確定演出じゃん!」 「絶対気まずい空気出してくるやつじゃん!」 と逆上します。せっかく予約したレストランも「キャンセルしよっかな」と考えますが、お店への申し訳なさや、自分の苦労を無駄にしたくないという思いから、結局一人でレストランへ向かうことにしました。
その頃、詩織もまた、後輩の言葉を思い出して怒りに震えていました。「賢吾は同世代の男性と比べると性欲弱い方だと思うの!」と、夫をかばう気持ちと、現状への怒りが入り混じった複雑な感情を抱えていたのです。
待ち合わせ場所にいたのは…元カノ・沙耶
賢吾は予約したレストランに到着します。 店員に案内され、席へと向かう彼。その視線の先にいたのは、妻の詩織ではありませんでした。
「賢吾?」
彼を呼び止めたのは、昼間、彼に禁断のメッセージを送ってきた
元カノの沙耶だったのです。 妻のために予約したはずのレストランで、彼は元カノと会うという、最悪の選択をしてしまいました。
【フウフヤメマスカ】8話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の第8話は、まさにジェットコースターのような展開でした。前半は、山本さんの悪気のない正論パンチが詩織を追い詰めていく様に、読んでいて胃がキリキリする思いでした。彼女の言葉は、現代のリアルな価値観を反映していて、ある意味で的を射ているからこそ、詩織にとってはより一層残酷に響いたことでしょう。
そして、詩織が賢吾を無視するシーン。これまでの鬱憤が爆発した彼女の行動に、少しだけスッとした気持ちになった読者も多いのではないでしょうか。しかし、それは同時に、夫婦関係の完全な断絶をも意味しており、切なさも感じました。
賢吾が一人でレストランに向かった時、私は心のどこかで「妻を待つつもりなのかな」と、ほんの少しだけ期待してしまいました。しかし、その期待はラストシーンで無残にも裏切られます。待ち合わせの相手が元カノの沙耶だったと分かった瞬間、血の気が引くような感覚に襲われました。彼がどのタイミングで沙耶を誘ったのかは定かではありませんが、妻のために予約した店に元カノを呼ぶという行為は、もはや救いようのない裏切りです。物語は、もう後戻りできない破滅の道へと、大きく舵を切ってしまいました。
【フウフヤメマスカ】8話のネタバレまとめ
- 後輩の山本さんから「1ヶ月以上レスなら絶対浮気している」と言われ、詩織は深く傷つきます。
- 心に深いダメージを負った詩織は、会社で会った夫・賢吾を完全に無視し、明確な拒絶の態度を示します。
- 妻に無視された賢吾は、機嫌を取るために予約していたレストランへ一人で向かいます。
- しかし、賢吾がレストランで待っていたのは妻ではなく、元カノの沙耶でした。
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