【フウフヤメマスカ】17話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 仕事でマンションを訪れた賢吾は、偶然にも元カノの沙耶と再会します。 賢吾が仕事に戻ろうとすると、沙耶は彼を引き留めます。
- 一方、詩織は新人の佐久野くんの無遠慮な物言いに腹を立て、「人間関係はギブアンドテイク」だと、相手にも配慮を求めます。
- 詩織の毅然とした態度に対し、佐久野くんは素直に謝罪。そして、自分を変えたいともがくあまり空回りしていたと告白し、涙を流します。
- 賢吾は過去の女性との危険な再会を、詩織は未来を変えるかもしれない新人との強烈な出会いを果たし、夫婦の道は大きく分かれ始めます。
【フウフヤメマスカ】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する
元カノ・沙耶と衝撃の再会を果たした賢吾。 新人・佐久野くんとの間に不思議な絆が芽生え始めた詩織。 第17話では、過去の女性との関係に揺れる夫と、新たな出会いに戸惑う妻、そしてその二人を見つめる第三者の視線が、物語に新たな緊張感をもたらします。
元カノとの「気まずい」ランチ
物語は、沙耶に引き留められた賢吾が、彼女とランチをする場面から始まります。 勢いで誘われたものの、賢吾の心の中は嵐のようでした。
「てゆーかむしろ 俺達会う頻度 多すぎじゃね?」
「詩織に言えない時点で アウトでしょ…!」
妻に言えないことをしているという罪悪感と、沙耶と一緒にいられる高揚感。二つの感情の間で、彼の心は激しく揺れ動きます。沙耶はそんな賢吾の葛藤を知ってか知らずか、「唐揚げすっごい美味しいんだよ」「一個ちょうだいね!」と、昔と変わらない無邪気さで彼との距離を縮めていきます。 結局、賢吾は「やっぱり沙耶とはあんま会わない方が良いかも…」と思いつつも、彼女との時間を楽しんでしまうのでした。
涙の新人、詩織の母性
場面は変わり、ランチを終えた詩織と佐久野くん。気まずい沈黙の中、会社へと戻ります。 すると、佐久野くんが詩織を呼び止めました。彼は泣きはらした顔で、「この顔で戻ったら流石にマズいですかね?」と尋ねます。
先ほどまで彼に怒りを感じていた詩織ですが、その弱々しい姿を見て放ってはおけません。「トイレで顔洗ってからオフィス入っておいで」と声をかけ、ハンカチを持っていない彼に、自分のものを差し出すのでした。 その優しさに、佐久野くんは「ありがとうございます」と、少し照れたようにお礼を言います。
明かされる新人の秘密と課長の無責任
オフィスに戻った詩織は、早速、稲森課長に「佐久野くん!マジでヤバイです!」と報告します。 しかし、課長の反応は「あぁ…やっぱり?」。 なんと、課長は佐久野くんが面接で「演技」をしていたことに気づきながら、そのポテンシャルを面白いと感じ、最終面接で彼を推した張本人だったのです。
「梶に無理だったら誰も無理だし」と、課長は悪びれる様子もなく、佐久野くんの教育を詩織に丸投げします。 詩織はあまりの無責任さに呆れつつも、「仕事なんでやりますよ…」と、その役目を引き受けるしかありませんでした。
「アイツ、誰だ…?」夫の心に芽生える新たな感情
全ての出来事が終わり、詩織と佐久野くんがオフィスに戻ってきた、その時。元カノとの秘密のランチを終えた賢吾もまた、会社に戻ってきていました。彼の目に映ったのは、自分の妻である詩織が、見知らぬ若い男(佐久野くん)と二人で歩いている姿。
「誰だ…? アイツ…」
妻に隠れて元カノと会い、罪悪感を抱いていた賢吾。そんな彼の心に、今度は妻への疑念という、新たな感情が芽生えた瞬間でした。
【フウフヤメマスカ】17話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、登場人物たちの「 偽善」と「優しさ」が巧みに対比された回でした。
賢吾は、「妻に言えない時点でアウト」だと自分の非を認識しながらも、元カノとの甘い時間を優先してしまいます。彼の行動は、自分の欲望に忠実なだけであり、そこに妻への配慮は微塵も感じられません。
一方で、詩織の行動は彼の真逆です。年下の生意気な新人に心をかき乱されながらも、彼が涙を流しているのを見ると、手を差し伸べずにはいられない。この根っからの優しさが、彼女の魅力であり、同時に彼女を苦しめる原因にもなっているのだと感じました。
そして、ラストシーンの賢吾の表情。自分が妻を裏切っているにもかかわらず、妻が見知らぬ男と一緒にいるのを見た瞬間に、嫉妬や疑念を抱く。この身勝手さには、もはや呆れるしかありません。しかし、この新たな感情が、停滞していた夫婦関係にどのような影響を与えるのか。賢吾が初めて、詩織を「一人の女性」として意識し始めるきっかけになるのかもしれないと思うと、今後の展開が非常に気になります。
【フウフヤメマスカ】17話のネタバレまとめ
- 賢吾は元カノの沙耶とランチに行き、妻に言えないことをしている罪悪感を抱きつつも、彼女との時間を楽しんでしまいます。
- ランチ後、泣いていた新人の佐久野くんに、詩織は優しさから自分のハンカチを貸します。
- 詩織は、課長から佐久野くんが面接で「演技」をしていたこと、そして課長がそれを承知で採用したことを聞かされます。
- 会社に戻った賢吾は、詩織が見知らぬ男(佐久野くん)と一緒にいるところを目撃し、疑念の表情を浮かべます。
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