【フウフヤメマスカ】26話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 詩織が作成したチラシに興味を示した佐久野くんですが、彼女が営業職への異動について話すと、突然不機嫌になります。
  • 打ち合わせ後、佐久野くんは詩織に対し、「あなたは既婚者なのに誰にでも優しく、人を勘違いさせる天然のたらしだ」と衝撃的な発言をします。
  • しかし、その後彼は自分の言動を後悔。詩織が既婚者であるという変えられない事実に、苛立ちを感じている様子を見せます。
  • 一方、元カノの沙耶は、ゴミ問題を口実に賢吾を自身のマンションに呼び出すことに成功し、玄関先で二人は「偶然の」再会を果たします。

【フウフヤメマスカ】第26話をネタバレありでわかりやすく解説する

ゴミ問題を口実に、まんまと賢吾を自宅マンションまで呼び出すことに成功した元カノ・沙耶。 第26話では、彼女の巧妙な罠に、賢吾が抗うことなく堕ちていく様子が描かれます。一方、職場では、詩織と佐久野くんの間に深い溝が生まれていました。

偶然を装った罠、二人きりのマンション

沙耶の住むマンションに到着した賢吾は、仕事としてゴミが散乱した共用廊下の写真を撮り、管理人と後処理の相談をします。 管理人から「藤本さん(沙耶)とお知り合いですか?」と聞かれ、二人は「同じ大学だったんですよー!」と、あくまで偶然の再会を装います。

その後、沙耶は「後で少しお茶でも飲んでいかない?」と、管理人と賢吾を部屋に誘います。 管理人は「僕は予定があるから」と都合よくその場を去り、賢吾は沙耶と二人きりに。 沙耶からの改めての誘いに、賢吾は「どうしよう…家なんて行かない方がいいよな…?」と葛藤しますが、その誘いを断ることができません。

越えてしまった一線

「いや…でも…無視して帰るって流石に失礼なのかな…?」

妻を裏切ることへの罪悪感よりも、元カノに対して失礼だと思われたくないという見栄が勝ってしまった賢吾。 彼はついに、沙耶の部屋のドアをくぐり、自ら最後の一線を越えてしまうのでした。

オフィスに残る気まずい空気

場面は変わり、オフィスでは詩織と佐久野くんの間に重い空気が流れていました。 山本さんから「お二人な…なんかありました?」と聞かれても、詩織は「特に何も問題ないよ」と取り繕います。

しかし、詩織の心の中は穏やかではありません。「たらしとか言われて仲良く出来るかい!」と、佐久野くんへの怒りは収まっていませんでした。

「もう会わない方がいいって思ってた?」沙耶の追撃

再び、沙耶のマンション。招き入れられた部屋でコーヒーをご馳走になる賢吾。 沙耶は、手作りのハート型のクッキーを差し出しながら、「私の家に居るってなんか凄い不思議じゃない?」と、親密な空気を作り出します。

そして、彼女は賢吾の心を完全に見透かしたように、決定的な一言を投げかけます。

「もしかして 私とはもう会わない方がいいって思ってた?」

妻への罪悪感から、会うべきではないと分かりつつも、誘いを断れなかった賢吾。 その心の揺らぎを、沙耶はすべてお見通しだったのでした。

【フウフヤメマスカ】26話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回のエピソードは、沙耶の策略家としての能力の高さに、ただただ感服するばかりでした。管理人の前で「お茶でもどう?」と誘い、彼が断ることを見越した上で、賢吾が断りにくい状況を作り出す手腕は見事というほかありません。賢吾の「失礼だと思われたくない」という見栄や弱さを完璧に理解し、そこを的確に突いてくる。彼女はまさに、恋愛というゲームの支配者です。

そして、その罠にあっさりとハマってしまう賢吾の愚かさ。彼が沙耶の部屋に足を踏み入れた瞬間は、この物語の大きなターニングポイントだと感じました。まだ肉体関係はなくとも、彼の心は完全に妻から離れ、不貞への一歩を踏み出してしまったと言えるでしょう。

その裏で描かれる、詩織と佐久野くんの気まずい関係。佐久野くんの発言は許されるものではありませんが、彼の後悔する様子を見ると、そこにはまだ関係修復の可能性があるように思えます。本音でぶつかり合う(たとえそれが最悪の形であっても)詩織と佐久野くんに対し、嘘と見栄で塗り固められた関係に堕ちていく賢吾と沙耶。この対比が、今後の物語をさらに面白くしてくれそうです。

【フウフヤメマスカ】26話のネタバレまとめ

  • 賢吾は、元カノ・沙耶が住むマンションを仕事で訪れ、彼女の巧妙な誘いを断りきれず、部屋に上がってしまいます。
  • 一方、オフィスでは、佐久野くんから「天然のたらし」と言われた詩織が、彼に対して強い不信感を抱き、二人の間には気まずい空気が流れます。
  • 沙耶の部屋で二人きりになった賢吾に対し、彼女は「私とはもう会わない方がいいと思ってた?」と、彼の心の迷いを突く質問を投げかけます。
  • 賢吾は不貞への一線を越え、詩織と佐久野くんの溝も深まるなど、それぞれの関係が大きく動いた回でした。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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