【カップルゲーム】9話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 悟と麻美はかつて恋人同士だったが、親の再婚で義理の兄妹になったという悲しい過去が明らかになりました。
  • 密室で悟と麻美は結ばれますが、夢と颯太は行為を拒絶。死の罠が迫る中、夢は「ソロセックス」という奇策でゲームをクリアしました。
  • 再会した悟に対し、颯太は夢が貞操を守ったことを伝えますが、悟は自分が裏切ってしまったという罪悪感に苛まれます。

【カップルゲーム】第9話をネタバレありでわかりやすく解説する

貞操を守り抜いた夢と、過去の想いを断ち切れなかった悟。それぞれが複雑な想いを抱えたまま、第3ゲームは幕を閉じました。しかし、この悪夢に終わりは見えません。生き残った2組のカップルに、さらに過酷な最終ゲームが待ち受けます。今回は、最後の脱落者の惨めな末路と、非情すぎる最終決戦の幕開けが描かれます。

生き残った者たちの交錯する想い

第3ゲームをクリアし、再び顔を合わせた生き残りたち。夢は悟の裏切りを知りながらも、「悪いのは…こんなゲームを強要したアイツなんだから!」と、怒りの矛先をゲームマスターに向けます

しかし、ゲームマスターは「でもまだゲームは終わってませんよ」と冷たく告げ、最後の脱落者となった若菜と一成の部屋の様子をモニターに映し出しました

金で繋がれた愛の、惨たらしい結末

モニターに映し出されたのは、まさに地獄絵図でした。天井から迫る死の罠を前に、若菜と一成は醜い争いを繰り広げています 。若菜は生き残るために必死に一成に媚びへつらい 、一成は彼女を支配することで歪んだ自尊心を満たそうとします

結局、焦りから一成は最後まで上手くできず、時間は無情にも過ぎていきました 。そしてタイムリミット寸前、天井の棘に背中を押される形で二人は無理やり結合しますが 、時すでに遅く、無数の棘が二人を貫き、凄惨な死を遂げたのです

ゲームマスターはその光景を「交わりすぎて潰れちゃいましたけど★」と嘲笑い、「お金で繋がったカップルでしたが 結局愛は買えなかったようですね」と、彼らの関係を総括しました 。あまりに惨たらしい映像に、夢たちは思わず目を覆います

終焉の地「誓いの扉」へ

凄惨な光景にパニックを起こした麻美を、颯太が優しく抱きしめ介抱します 。ゲームマスターは「残るカップルはあなた方2組のみ」と告げると、最後のゲーム会場である「湖畔の鐘」へと案内しました

そこは「誓いの扉」と呼ばれる教会のような建物で、この遊園地に古くから伝わる恋の伝説の舞台でした 。その伝説とは、**「扉の前で愛を告白し、真実の愛なら扉が開く」**というものです 。ついにこの悪夢が終わると、夢は安堵の表情を浮かべます

血の誓いと、たった一つの出口

夢は「さっきのゲームで強く思ったんだ」「絶対に悟と一緒に帰って…一つになりたい!」と、改めて固い決意を抱きます

そして、ゲームマスターから最終ゲームのルールが説明されました。それは、伝説にのっとり、「誓いの扉」の前で愛を告白するというもの 。潔白の証明のために参加者に渡されたのは、一本のナイフでした。夢は殺し合いを危惧しますが 、ゲームマスターはそれを否定します。

本当のルールは、**「告白の際に、ご自身の手のひらを切ってください」「痛みをもって潔白を証明するのです」**という、血の誓いを立てさせるものでした

さらに、ゲームマスターは「今回は罰ゲームがございません」と告げます 。もう誰も死なずに済むと喜ぶ夢 。しかし、その希望はすぐに打ち砕かれました。

「…ただし扉をくぐれるのは1組のみ

どちらのカップルが「永遠の愛」を手にするべきか、「話し合いで決めてください」と告げられ、最後の心理戦『イノセントゲーム』がスタートしたのでした 。

【カップルゲーム】9話を読んだ感想(ネタバレあり)

今回は、第3ゲームの最後の脱落者となった若菜と一成の、あまりにも惨めな末路が描かれました。金と欲望だけで繋がっていた二人の関係が、最も醜い形で結末を迎える様は、このゲームのテーマである「真実の愛とは何か」を痛烈に問いかけているようでした。

そして、ついに始まった最終ゲーム。罰ゲームがないと聞いて安堵したのも束の間、「生き残れるのは1組だけ」で、それを「話し合いで決めろ」というルールは、これまでで最も残酷で悪趣味だと感じました。物理的な恐怖ではなく、参加者同士の絆や良心に直接揺さぶりをかける、まさに悪魔の心理戦です。

愛する人を守るために、もう一方のカップルに死を宣告しなければならない。そんな究極の選択を迫られた彼らは、一体どのような結論を出すのでしょうか。「痛みをもって潔白を証明する」という血の誓いも、このゲームのフィナーレにふさわしい、荘厳かつ不気味な儀式です。譲り合うのか、それともエゴをぶつけ合うのか。生き残った2組のカップルの愛が、最後の試練にかけられます。

【カップルゲーム】9話のネタバレまとめ

  • 第3ゲームの最後の脱落者、若菜と一成が天井の罠によって惨たらしい死を遂げました 。
  • 生き残った2組のカップルは、最終ゲームの舞台である伝説の「誓いの扉」へと案内されます 。
  • 最終ゲームのルールは、ナイフで自らの手を傷つけながら愛を告白し、真実の愛を証明するというものでした 。
  • 罰ゲームはありませんが、「永遠の愛」を手にして生還できるのは2組のうち1組だけであり、どちらが生き残るかを「話し合い」で決めなければなりません 。

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ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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