【カップルゲーム】7話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 第3ゲームが始まり、夢と颯太は密室で葛藤します 。
- 一方、若菜とペアになった一成は、彼女の本性を知って激怒し、屈辱的な服従を強要しました 。
- 夢と颯太は、それぞれのパートナーを救うため、指令に従うことを決意します 。
- 二人は、お互いの愛する人を想いながら行為に及ぶという、苦渋の選択をしました 。
【カップルゲーム】第7話をネタバレありでわかりやすく解説する
愛する人を想いながら、別の相手と肌を重ねるという究極の選択をした夢と颯太。一方で、元恋人でありながら、今は兄妹となってしまった悟と麻美。それぞれの密室で、彼らの心が大きく揺れ動きます。今回は、悟と麻美に隠された、悲しい過去が明らかになる物語です。
禁断の記憶、兄妹になる前の夜
物語は、悟と麻美が閉じ込められた部屋のシーンから始まります。二人は兄妹という関係を必死に言い聞かせ、一線を越えまいと葛藤していました 。悟の脳裏に浮かぶのは、2年前の修学旅行の夜の出来事です 。
当時、悟は女子に興味がないクールな生徒として有名でした 。友人に「彼女を連れ込みたい」と頼まれ、しぶしぶ女子生徒の部屋と自分の部屋を交換することになります 。その交換相手として部屋にやってきたのが、偶然にも麻美だったのです 。
実は、この時二人は付き合っていました。しかし、悟が女子に人気があることを理由に、その関係は誰にも秘密にしていたのです 。
密室で交わした誓いと、残酷な運命
二人きりの部屋という予期せぬ状況に、緊張が走ります 。麻美は、悟が本当はクールではないことを知っていました 。そして、「そういうところが大好き」と、まっすぐに想いを伝えます 。悟もまた、いつも自分の本心を唯一見抜いてくれる麻美に、特別な感情を抱いていたのです 。
お互いを意識し、自然と惹かれ合う二人 。悟は、この修学旅行から帰ったら、彼氏彼女として堂々と付き合おうと、そして麻美を一生大切にしようと心に誓いました 。遊園地デートの約束も交わし、二人の未来は輝いているかに見えました 。
しかし、その数日後、彼らの運命は残酷にも引き裂かれてしまいます 。
突然の別れ、恋人から兄妹へ
修学旅行から戻った悟を待っていたのは、母親からの衝撃的な報告でした。母親が、再婚相手として麻美の父親を連れてきたのです 。愛し合っていた二人は、その日から突然「兄妹」という関係になってしまいました 。
女手一つで育ててくれた母の幸せを壊したくない 。その想いは麻美も同じでした 。二人は、お互いの親のために、恋人としての関係を終わらせるという辛い決断を下します。
それ以来、二人は家でもほとんど会話をしなくなり、互いに距離を置くようになりました 。悟は夢と、そして麻美は颯太と、それぞれ別のパートナーを見つけたのです 。
蘇る想いと、現在の愛
過去の回想が終わり、物語は現在の密室へと戻ります。麻美は、夢のまっすぐな姿を見て、自分は愛を貫けなかったと感じていました 。そして、心の奥底に封じ込めていた悟への想いが溢れ出し、昔のように彼を誘惑します 。
しかし、悟はそんな彼女の誘いを、強い意志で振り払いました。
「違う 俺が好きなのは夢だ!」
彼は、本当の気持ちをごまかすために別の相手を愛そうとすれば、これまで築き上げてきたものが全て壊れてしまうと叫びます 。
偽りの行為、貫けない決意
その頃、夢と颯太の部屋では、二人が「お互い相手のことを想いながらしよう」という悲しい約束を実行に移していました 。夢は颯太の手を悟の手だと 、颯太は夢の姿に麻美を重ね合わせようとします 。
一方で、悟と麻美の部屋では、断ち切れない想いが二人を結びつけていました 。
しかし、夢と颯太の部屋で事態は急変します。颯太は、どうしても愛する麻美を裏切ることができず、行為を中断してしまったのです 。夢もまた、「好きじゃない男となんて…やっぱり駄目だよ!」と、心の中で叫んでいました 。
迫りくる死の罠、究極の選択
二人が指令を達成できずにいる中、ゲームマスターの非情な声が響き渡ります。「隣の部屋ではお前らのことなんて思い出さずにヤりまくってんぞ〜」 。
そして、残り時間が15分になった時、ゲームは新たな絶望のステージへと移行しました 。夢と颯太の部屋の天井から、無数の鋭い棘が生えた巨大な罠が、ゆっくりと降りてきたのです 。
「迎える絶頂は『快楽』か それとも『死』か」
「カウントダウンスタートです!!!」
行為を完遂して脱出するか、それとも天井の罠に潰されて死ぬか 。二人は、究極の選択を迫られることになりました。
【カップルゲーム】7話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、悟と麻美の隠された過去が明らかになり、物語に一層の深みと切なさが加わりました。恋人同士だった二人が、親の再婚によって突然兄妹になってしまうという展開は、あまりにも残酷で胸が痛みます。お互いの親の幸せを願って、自分たちの恋を諦めた二人の決断は、若さゆえの健気さと痛々しさに満ちていて、読んでいて非常に感情移入してしまいました。
そんな悲しい過去を背負った二人が、この異常なゲームの中で再び向き合うことになったのは、運命のいたずらとしか言えません。麻美の誘惑を「俺が好きなのは夢だ!」と振り払った悟の姿には、彼の誠実さと、夢への現在の愛の強さを感じ、少しだけ救われた気持ちになりました。
しかし、物語はそんな甘い感傷を許してはくれません。愛する人を裏切れなかった夢と颯太が、死の罠によって追い詰められるという展開は、あまりにも理不尽です。純粋な想いを持つ者ほど苦しめられるこのゲームの構造に、強い憤りを感じずにはいられません。「快楽か死か」という究極の選択を迫られた二人が、どのような答えを出すのか、固唾をのんで見守りたいと思います。
【カップルゲーム】7話のネタバレまとめ
- 悟と麻美が、かつては恋人同士だったが、親の再婚によって義理の兄妹になってしまったという悲しい過去が明らかになります 。
- 密室で麻美は悟への想いをぶつけますが、悟は「俺が好きなのは夢だ」と現在の恋人への愛を貫き、彼女を拒絶します 。
- 夢と颯太は愛する人を裏切れず行為を拒絶しますが、一方で悟と麻美は過去の想いを断ち切れず、結ばれてしまいます 。
- 指令を達成できない夢と颯太の部屋に、天井から死の罠が迫り、行為を完遂するか死ぬかの究極の選択を迫られます 。
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