【カップルゲーム】12話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 最終ゲーム「イノセントゲーム」が始まり、夢と颯太はお互いのカップルに優勝を譲り合うことを提案しました 。
- 颯太の告白をきっかけに、麻美は自分が本当に好きなのは悟であり、彼と義理の兄妹であるという隠し事を涙ながらに告白します 。
- その告白を受け、悟もまた、夢を裏切り麻美と関係を持ったこと、そして本当はずっと麻美を愛していたことを告白しました 。
【カップルゲーム】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する
すべての罪と嘘が告白され、4人の関係は完全に崩壊しました。しかし、ゲームマスターは「この中に嘘つきがいる」と告げ、物語はまだ終わっていませんでした。壮絶なデスゲームの果てに待ち受ける、衝撃の真実とは。今回は、すべての伏線が回収される、驚愕の最終回です。
最後の嘘つき、暴かれた夢と麻美の本性
ゲームマスターは、扉が開かない理由を語り始めます 。颯太の足元に転がっていたのは、血の付いたナイフ。彼を刺したのは、ゲームマスターが指さした人物、「嘘つき」である「夢様です」 。
その瞬間、夢の表情は一変します。「ほんと、な〜んも知らないんだね」 。これまで見せてきた健気な少女の姿は、すべて演技だったのです。「二人に幸せになって欲しい」という言葉が嘘だったことを、彼女は嘲笑うかのように明かしました 。
しかし、嘘つきは夢だけではありませんでした。ゲームマスターは「嘘をついていたのはもう一人いるんだよ」「Es(エス)でしょ?」という夢の問いに、「…ええ それは麻美様です」と、さらなる真実を暴露します 。
なんと、このゲームに最初に悟の名前で応募したのは麻美だったのです 。その当選招待状を、夢が自分の名前を書き加えて偽造し、参加権を奪い取ったというのが事の真相でした 。
嫉妬と策略、仕組まれたデスゲーム
麻美は、颯太と付き合いながらも、悟が夢と幸せそうにしている姿に嫉妬し、彼を奪い返すためにこのゲームを計画していました 。
一方、夢は悟と麻美の関係を調べる中で、麻美がゲームに応募したことを突き止めます 。そして、麻美のポストから当選招待状を盗み出し、自分の名前を細工して自宅のポストに入れたのです 。第1話で夢が招待状を見つけたシーンは、すべて彼女の自作自演でした 。
ゲームマスターは、このWブッキングは運営側のミスだったとしつつも、結果的に「こーんなに面白い展開を提供してくださいました」と、この状況を心から楽しんでいる様子です 。
黒いヒロイン、その歪んだ計画の全貌
さらに恐ろしいことに、夢はこのゲームが
命がけのデスゲームであるという都市伝説を事前に知っていました 。彼女の目的は、ゲームの中で麻美を社会的に、あるいは物理的に排除し、最終的に自分が悟と結ばれるという、あまりにも歪んだ計画だったのです。
「少女漫画のヒロインみたいに」
「最後に結ばれるのは悟と私だって信じて頑張ってきたのに…」
彼女の口から語られるのは、純粋さを履き違えた、独善的なヒロイン願望でした。自分の計画通りに進まないことに苛立った彼女は、「そんな都合よく割り切れる訳ないじゃん!!」と、ついに本性を現します 。
愛憎の果て、悟の命がけの選択
「二人だけ幸せになるなんて絶対に許さない」 。憎しみを爆発させた夢は、ナイフを手に麻美に襲いかかります。しかし、その刃の前に立ちはだかったのは悟でした 。彼は、夢の凶刃から麻美をかばい、その背中に深くナイフを受けてしまいます。
血を流しながらも、悟はナイフが抜けないよう、そしてこれ以上誰も傷つけないように、夢を強く抱きしめます 。
本当の愛とは、狂気と愛の最終章
悟は、自分も麻美と同じように嘘をついていたと告白します 。そして、「だから…憎むのは俺にしてくれ」と、すべての罪を背負おうとしました 。麻美は泣きながら夢を止めようとしますが、夢は「なーんにもできない女だったけど」「最後に私を殺してくれることもできないんだね」と、彼女を嘲笑います 。
そして、夢の狂気の矛先は、倒れている颯太へと向かいました。「相手が嫌がる急所をやらなくちゃ」 。彼女は、もはや愛も憎しみもわからなくなったかのように、ただ破壊の衝動に突き動かされていました。
【カップルゲーム】12話を読んだ感想(ネタバレあり)
壮絶な物語の最終回は、これまでの全ての伏線を回収し、人間の愛憎のもつれの果てを描き切った、圧巻の展開でした。聖女のような仮面の下に、最も深い闇を隠していた夢の豹変ぶりには、ただただ鳥肌が立ちます。「少女漫画のヒロインになりたかった」という彼女の動機は、純粋さと狂気が紙一重であることを突きつけてくるようで、非常に恐ろしく感じました。
麻美もまた、嫉妬からこのゲームを計画していたことが明らかになり、この物語には完全な善人も悪人もいなかったのだと改めて思い知らされます。誰もが愛を求め、そして愛に狂わされていったのです。
その中で、最後に麻美をかばって刺された悟の行動は、彼の唯一にして最大の「真実の愛」の証明だったのかもしれません。彼は多くの嘘をつき、多くの人を傷つけましたが、命を懸けて愛する人を守ったその姿に、複雑ながらも心を動かされました。「真実の愛」とは何か、その答えの出ない問いを、血と狂気の中で描ききった、忘れられない最終回でした。
【カップルゲーム】12話のネタバレまとめ
- 最終ゲームで、夢と麻美が「嘘つき」だったことが判明します 。
- 麻美は悟を奪い返すために、夢は麻美を排除するために、それぞれが画策してこのデスゲームに参加していました 。
- 夢は、このゲームがデスゲームであることを知った上で、全員を巻き込んでいた首謀者でした 。
- 真実が暴かれ逆上した夢は麻美に襲いかかりますが、悟が彼女をかばってナイフに刺されてしまいます 。
- 物語は、登場人物たちの愛憎が入り乱れる壮絶な結末を迎えました。
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