【私の彼が姉の夫になった理由】10話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- タカトシは嫉妬から愛子に暴力を振るい、その後泣きながら謝罪しました 。
- 姉の紗栄は、優馬に「愛子に何かされたくなければ」と脅し、彼を精神的、肉体的に支配し続けていました 。
- 職場の部長の助言もあり、愛子はタカトシと距離を置くことを決意します 。
- 愛子が一人で帰ろうとした矢先、過去の優馬から送られてきた「タイムカプセル」と記された小包が届きました 。
【私の彼が姉の夫になった理由】第10話をネタバレありでわかりやすく解説する
絶望的な状況の中、過去の優馬から届いた謎の「タイムカプセル」。第9話のラストで投下されたこの希望とも爆弾ともとれるアイテムが、第10話では愛子の心を大きく揺さぶり、物語をさらなる混沌へと導きます。
タイムカプセルに込められた優馬の真実
愛子の元に届いたのは、郵便局が提供する「タイムカプセル郵便」というサービスを利用したものでした 。消印は令和2年11月 。それは、優馬が彼女の前から姿を消した直後に、未来の愛子へ向けて投函された手紙だったのです 。
「俺が好きなのは愛子だけだ」
手紙は、二人が付き合って11ヶ月目のお祝いをするはずだった日付で書かれていました 。そこには、これまで愛子が知ることのなかった、優馬の真実の想いが綴られていました。
「何も言わずに居なくなってごめん」
「裏切るようなことをしておいて何を今更と思うだろうけど」
「だけどこれだけは信じてほしい」
「今までもこれからも 俺が好きなのは愛子だけだ」
彼の裏切りが、決して本心ではなかったことの何よりの証拠。その言葉に、愛子の瞳からは涙が溢れます。
再燃する想いと、別れの決意
優馬の変わらぬ愛を知り、愛子の心は激しく揺さぶられます。「だったら…どうしてお姉ちゃんと結婚なんかしたの?」と、答えの出ない問いが頭を巡ります 。必死で忘れようとしていた優馬への想いが再燃し、「会いたい…優馬に会いたい」という気持ちが抑えきれなくなっていました 。
そして、この手紙が、彼女に一つの決断をさせます。「タカトシ君とはもう付き合えない」と 。
タカトシとの決別と、彼の狂気
翌日、愛子はタカトシに別れを告げます。「タカトシ君の望むような彼女にはなれないから…」と、彼の異常な束縛を受け入れられないことを、自分の言葉で真摯に伝えました 。
すんなり受け入れたかに見えたが…
愛子の真剣な言葉に、タカトシは「わかった」と、意外にもあっさりと別れを受け入れます 。同僚も「思ったよりすんなり身を引いたね」と安堵しますが、それは嵐の前の静けさに過ぎませんでした 。
ストーカーと化した男の凶行
別れ話の後、愛子が一人で帰宅しようとしたその時、恐怖が再び彼女を襲います。待ち伏せしていたタカトシが、彼女の前に現れたのです。
「浮気相手はこいつだよね?」
彼の手には、愛子が手帳に挟んでいたはずの、優馬からの手紙が握られていました 。勝手にカバンの中を見たのかと戦慄する愛子に、彼は「愛子さんの浮気相手 こいつだよね?」と、完全に正気を失った目で詰め寄ります 。
「愛子さんを殺して僕も死ぬ」
「僕はね 愛子さんのことがほんとにほんとに大好きなんだ」「だから」「他の男のものになるなんて耐えられない」 。
そう言うと、タカトシは隠し持っていた
カッターナイフを取り出しました 。
「愛子さんを殺して僕も死ぬことにしたよ」
狂気に満ちた彼の凶行から、愛子は必死に逃げようとします。「誰か!」「誰か助けて!!」。彼女の悲鳴が響き渡る絶望的な状況で、物語は幕を閉じるのでした 。
【私の彼が姉の夫になった理由】10話を読んだ感想(ネタバレあり)
第10話は、優馬の真実の愛が明らかになり、一筋の希望が見えたかと思いきや、その光がタカトシという狂気を呼び覚まし、最悪の事態を引き起こすという、まさに天国と地獄を味わうような回でした。 優馬からの手紙は、涙なしには読めませんでした。「俺が好きなのは愛子だけだ」という言葉は、彼の裏切りに苦しみ続けてきた愛子にとって、何よりの救いになったはずです。彼の真意を知り、二人の未来にまだ希望があるのかもしれないと、読者としても胸が熱くなりました。
しかし、その希望の光が、タカトシの狂気に火をつけてしまいました。彼のストーカー気質は姉・紗栄によって焚きつけられたものですが、もはや彼女のコントロールをも超えているように見えます。「愛子さんを殺して僕も死ぬ」という凶行は、紗栄の計画にもなかったはず。制御不能な駒が暴走を始めたことで、物語は予測不能なサスペンスへと突入しました。 絶体絶命の愛子を救うヒーローは現れるのでしょうか。優馬の「守る」という言葉が、ここで実現することを願わずにはいられない、手に汗握るラストシーンでした。
【私の彼が姉の夫になった理由】10話のネタバレまとめ
- 愛子の元に届いたタイムカプセルには、優馬が失踪直後に書いた手紙が入っていました 。
- 手紙には「今もこれからも俺が好きなのは愛子だけだ」と、彼の変わらぬ想いが綴られていました 。
- 優馬の真意を知った愛子は、タカトシに別れを告げます 。
- 別れを告げられたタカトシは、愛子のカバンから優馬の手紙を盗み見て、優馬を「浮気相手」だと誤解し逆上します 。
- 狂気に駆られたタカトシはカッターナイフを取り出し、「愛子さんを殺して僕も死ぬ」と、彼女に襲いかかりました 。
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