復讐モノ

【サレ妻リベンジャー】2話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 夫・永輝の不倫と息子への暴力が引き金となり、妻・弥生は復讐を決意しました。
  • 弥生は周到な準備の末、永輝を拉致することに成功します。
  • 協力者たちが見守る中、弥生は永輝に対し「肉体的にも社会的にも粛清してやる!」と高らかに宣戦布告しました。

【サレ妻リベンジャー】第2話をネタバレありでわかりやすく解説する

壮絶な復讐の幕開けを告げた第1話。続く第2話では、弥生の復讐計画の裏側と、彼女を支える「愉快な仲間たち」の存在が明らかになります。そして、夫・永輝の裏の顔が暴かれ、想像を絶する「粛清」が実行されていきます。

復讐の裏側と「愉快な仲間たち」

物語は、弥生が復讐の準備を進めていた頃の回想シーンから始まります。そこには、彼女を一人にはしない、頼もしい協力者たちの姿がありました。

弥生の男運の悪さと協力者の存在

カフェで弥生と向かい合っているのは、彼女が休職中の同僚である安田くんです。 弥生は、安田が協力してくれたミラーリングアプリのおかげで、永輝の浮気の証拠を手に入れられたことを報告します。

安田は「弥生先輩 男運悪すぎません?」と、彼女の身を案じます。 彼の言葉通り、弥生には辛い過去がありました。最初の結婚相手は、結婚してすぐに暴力を振るうDV男に豹変したのです。 弥生は「なぜか毎回付き合う男は浮気したりDVしたり変態だったりして……」と自らの不運を嘆き、「普通の家庭で育ってないから幸せになれないのかな?」と涙ぐみます。

そんな彼女に、安田は力強く復讐を提案します。「せっかくだからその不倫クズ男に怒りの裁きをブチかましませんか?」と。

潜入捜査!不倫相手も協力者だった

場面は変わり、永輝がホテルで過ごしている不倫相手の女性が映し出されます。驚くべきことに、彼女もまた弥生の協力者の一人でした。彼女は永輝が熟睡している時間を見計らい、スマホからデータを抜き取っていたのです。

抜き取られたデータは、弥生のスマホを経由して、安田たちのサーバーへと転送されていました。 彼女は「裏の仕事」として永輝の情報を探っていましたが、「これ以上は危険だ」と判断し、深入りは避けていました。 このように、弥生の復讐は、仲間たちの命がけの協力によって支えられていたのです。

明かされる夫の重大犯罪

安田たちのデータ解析により、永輝の裏切りは不倫だけではなかったことが判明します。

不倫だけじゃない「産業スパイ」の顔

安田の報告は衝撃的なものでした。「フジガミ製薬の『産業スパイ』男と『協力者』の連絡の証拠を!」「掴めたっす」。 永輝は、勤め先の製薬会社から新薬のデータを盗み出す産業スパイという、もう一つの犯罪に手を染めていたのです。

さらに、解析データの中からは、永輝と不倫相手との「セックス映像」まで発見されます。 夫の醜い裏切りを目の当たりにし、弥生は言葉を失いますが、これもまた社会的に抹殺するための重要な証拠となるのでした。

社会的抹殺のための作戦会議

全ての証拠が揃い、「どのようにしてあのクズ男を社会的に抹殺するか」という作戦会議が始まります。

仲間たちは「はーい 水責め!」「石抱!」「三角木馬あ!」と、江戸時代の拷問のような過激な制裁案を次々と提案します。 これには思わず弥生も「それ全部拷問で犯罪だからね!」とツッコミを入れますが、彼女を思う仲間たちの気持ちは一つでした。

戦慄の「粛清」実行

そして物語は、再び永輝が拉致された現在の時間軸へと戻ります。ここから、弥生による冷徹な「粛清」が実行されます。

全てを暴露する復讐宣言

弥生は、恐怖に慄く永輝に、彼の罪を突きつけます。

「お前の浮気の証拠!ハメ録り動画!!!!」「洗いざらい大公開してやる!!!!」

さらに、彼が違法に盗み出した新薬開発のデータも、産業スパイとしての証拠として世間にばら撒くと宣言します。

肉体的制裁『バイブカット』

しかし、弥生の復讐はそれだけでは終わりませんでした。彼女は永輝が寝ている間に麻酔をかけ、恐ろしい外科手術を施していたのです。

「気づいた?」「精管を切断して縛っちゃったの」

それは、男性の精管を切断する、通称「バイブカット」と呼ばれるものでした。 排尿はできるように竿は残してあるものの、精子を出すことはもうできません。 弥生は冷たい笑みを浮かべ、「男の尊厳はなくなったよね」と言い放ち、復讐を完了させました。

復讐の後、母と子の絆

永輝との離婚が成立し、弥生と睦月の母子二人だけの穏やかな生活が戻ってきました。 しかし、睦月は一つの疑問を弥生にぶつけます。

血の繋がりを超えた親子関係

「なんで俺と別れないの?」

睦月は、自分は前のDV夫・卓也の連れ子であり、弥生と血の繋がりはないはずだと指摘します。 自分がいなければ、もっと良い相手と再婚できるのではないかと、弥生を気遣うのでした。

弥生は、優しく、そしてはっきりと答えます。

「睦月に私は憧れていた『母親』にしてもらったの」

血が繋がっていなくても、睦月がいたからこそ、自分は母親になることができた。弥生にとって、睦月は何にも代えがたい宝物だったのです。

ダメ男ホイホイ弥生の新たな決意

弥生は、自分に恋愛力がなく、すぐにクズ男を引き当ててしまうことを自覚しています。 だからこそ、「私は婚活を諦めないよ」と、睦月と共に幸せになる未来を力強く宣言するのでした。

そんな二人の様子を、安田たち「愉快な仲間たち」が遠くから心配そうに見守っています。 物語は、弥生が最初のクズ男と出会うことになった「とある事件」の過去へと続いていきます。

【サレ妻リベンジャー】第2話を読んだ感想(ネタバレあり)

第2話は、物語の背景が一気に広がり、面白さが加速した回でした。弥生に強力な仲間たちがいたこと、そして不倫相手さえもが協力者だったという展開には驚かされました。チームで巨大な悪に立ち向かうような構図が見えてきて、今後の展開がますます楽しみになります。

永輝がただの不倫夫ではなく「産業スパイ」だったという設定も、物語に深みとスリルを与えています。そして、何と言っても衝撃的だったのが「バイブカット」という制裁です。その過激さには一瞬ひるみましたが、それまでの永輝の仕打ちを考えると、これ以上ない社会的・肉体的な制裁であり、ある種の爽快感すら感じてしまいました。

しかし、この物語の真の魅力は、復讐の過激さだけではないと感じています。ラストの弥生と睦月の会話には、胸が締め付けられるような感動がありました。血の繋がりを超えた親子の深い絆が描かれており、この物語の核はここにあるのだと確信しました。弥生がなぜこれほどまでに「ダメ男ホイホイ」なのか、その過去に何があったのか、次回への引きも見事で、ページをめくる手が止まりません。

【サレ妻リベンジャー】第2話のネタバレまとめ

  • 弥生には、休職中の同僚・安田をはじめとする頼もしい協力者たちが存在します。
  • 夫・永輝の不倫相手も弥生の協力者で、彼のスマホから情報を抜き取っていました。
  • 永輝は不倫だけでなく、会社の情報を盗む「産業スパイ」という重大な犯罪にも手を染めていました。
  • 弥生は復讐として、永輝の全悪事を暴露すると共に、物理的に精管を切断する『バイブカット』を実行しました。
  • 離婚後、弥生は血の繋がらない息子・睦月のおかげで「母親」になれたと語り、二人の間にある固い絆が描かれます。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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