【婚約式は修羅場の始まり】17話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- ソフィーは兄を制止し、「靴が汚れるのは構わない」と言い放ち、自らの足でアレッシアのお腹に致命的な攻撃を加えました。
- このあまりにも非道な攻撃により、アレッシアは最も大切な存在であったお腹の赤ちゃんを失ってしまいました。
- 深い悲しみの底で、アレッシアは「私の赤ちゃんを返して」と絶叫し、その場に崩れ落ちました。
- しかし、その悲しみはすぐに燃え上がるような憎悪に変わり、アレッシアは加害者たち全員に「必ず償わせてやる」と、地獄からの復讐を誓いました。
【婚約式は修羅場の始まり】第17話をネタバレありでわかりやすく解説する
我が子を失い、悲しみのどん底で復讐を誓ったアレッシア。第17話では、覚醒した彼女による怒りの反撃が始まります。しかし、あまりにも無力な彼女の抵抗は、数の暴力とさらなる非道によって無残にも鎮圧されてしまいます。そして、命のやり取りがされる極限状況の中で、ソフィーの口から発せられた言葉は、彼女の人間性が完全に崩壊していることを示す、あまりにも恐ろしいものでした。
憎悪の反撃と非情な鎮圧
悲しみは、憎悪という名の鎧となってアレッシアを突き動かしました。彼女は、もはや無力な被害者ではありません。我が子の仇を討つ、復讐の鬼でした。
「殺してやる!」アレッシアの怒りの爆発
「殺してやる!」 地獄の底から響くような憎しみの声と共に、アレッシアはソフィーに襲いかかり、その首に手をかけます。愛する我が子を奪われた母親の、純粋な怒りの爆発でした。不意を突かれたソフィーは抵抗できず、会場は騒然となります。
ガラス瓶による卑劣な一撃
しかし、彼女の反撃は長くは続きませんでした。アレッシアの背後から近づいたソフィーの親族の一人が、ためらうことなくガラス瓶で彼女の頭部を強打したのです。鈍い音と共に、アレッシアはその場に崩れ落ちました。正々堂々と戦うのではなく、不意打ちという卑劣な手段で、彼女のたった一人の反撃は鎮圧されてしまったのです。
狂気の独白「ドレスが台無しよ」
アレッシアが床に倒れ伏す中、ソフィーたちの反応はどこまでも残酷でした。会場が騒然とする中、彼女たちの間には安堵と嘲笑の空気が流れます。
命よりも高価なドレス
九死に一生を得たはずのソフィー。しかし、彼女の口から最初に出た言葉は、安堵でも恐怖でもありませんでした。彼女は、自分の首元についたアレッシアの血を払いながら、忌々しそうにこう呟いたのです。 「あの狂った女… 私のドレスが台無しよ」 命を奪われかけた直後に、彼女が心配したのは自分自身の命ではなく、着ているドレスの汚れでした。この一言は、彼女の自己中心的で歪んだ人間性を、何よりも雄弁に物語っていました。
迫りくるロレンツォと隠蔽工作
その時、タイミング悪く、ソフィーの元にロレンツォから電話がかかってきます。「ベイビー、大丈夫かい?会議が終わったんだ」。ソフィーは声色を瞬時に変え、「ええ、大丈夫よ。もうすぐ着くわ」と、何事もなかったかのように優しく答えます。
そして、電話を切るや否や、彼女は親族たちに命じました。
「ロレンツォがもうすぐここに来るわ。あいつを早く檻にでも入れて閉じ込めて!」
弟が駆けつけるという、アレッシアにとって最後の希望の光は、彼女をさらなる闇へと閉じ込めるための、タイムリミットの合図となってしまったのです。
【婚約式は修羅場の始まり】第17話を読んだ感想(ネタバレあり)
第17話は、アレッシアの反撃に一瞬カタルシスを感じた直後、それを遥かに上回る絶望を叩きつけられる、非常に感情の起伏が激しい回でした。我が子のために立ち上がったアレッシアの姿には胸が熱くなりましたが、ガラス瓶での不意打ちというあまりにも卑劣な方法で倒されてしまう現実に、強い憤りを感じずにはいられませんでした。
そして、今回の白眉は、何と言ってもソフィーの「私のドレスが台無しよ」というセリフです。これは、このドラマ全体を通じても、最も恐ろしいセリフの一つではないでしょうか。この一言で、ソフィーがもはや常人の理解が及ばない領域に行ってしまったことが確定しました。彼女にとって、他人の命も、自分の命さえも、高価なドレスの価値以下なのです。このキャラクター造形の深さと恐ろしさには、ただただ戦慄するしかありませんでした。
最後の、ロレンツォの到着を前にして始まる隠蔽工作の展開も、サスペンスとして秀逸です。助けがすぐそこまで来ているのに、その助けが来る前に全てが闇に葬られようとしている。このギリギリのタイムリミットが、次話への緊張感を極限まで高めてくれます。果たして、ロレンツォは真実にたどり着けるのか。それとも、アレッシアは完全に闇に葬られてしまうのか。固唾を飲んで見守りたいと思います。
【婚約式は修羅場の始まり】第17話のネタバレまとめ
- 我が子を失ったアレッシアは、憎悪からソフィーに襲いかかり、その首を絞めた。
- しかし、その反撃はソフィーの親族によって妨害され、アレッシアは背後からガラス瓶で殴られ意識を失った。
- 命の危機に瀕したにもかかわらず、ソフィーが最初に口にしたのは、自分の命の心配ではなく「私のドレスが台無しよ」という信じがたい言葉だった。
- そこへロレンツォから「もうすぐ着く」という電話が入り、焦ったソフィーたちは、彼の到着前にアレッシアをどこかへ監禁するための隠蔽工作を始めた。
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