【閻魔の教室】15話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 雨の日の保健室で、怨馬と養護教諭の白石亜里沙が、お互いの本質を探り合うような、詩的で危険な会話を繰り広げました。
- 白石先生は怨馬の持つ自信に興味を示し、彼はそれを「才能だ」と一蹴しました。
- 二人の間の緊張感が高まり、怨馬が彼女を抱きしめると、彼女は自らを「棘のある薔薇」だと警告。それに対し、怨馬は「毒は好物だ」と答えました。
- 副担任の竹井先生が、翌日に1年生の遠足が控えていることを知らせに現れ、二人の密会は中断されます。
- 怨馬は遠足のスケジュールに目を通し、目的地の一つである「武松寺」という名前に、何かを思うような鋭い視線を向けました。
【閻魔の教室】第15話をネタバレありでわかりやすく解説する
謎多き養護教諭・白石先生との危険な駆け引きの後、怨馬の視線は遠足の目的地「武松寺」に注がれていました。第15話「1年生 遠足」では、ついにその当日を迎え、個性豊かな1年E組の生徒たちと共に、波乱の旅が幕を開けます。
波乱の幕開け、遠足バスの人間模様
待ちに待った遠足当日。生徒たちの喧騒と期待を乗せたバスが出発の時を待っていました。
帰ってきた楽羽と、クラスメイトの洗礼
バスの中には、先日、学校に戻ることを決意した楽羽雪の姿もありました。彼女の登校に、清水は驚きと安堵の表情を浮かべます。しかし、クラスメイトの相田充は、そんな彼女に敵意のこもった視線を向けました。「お前ずっと学校サボってたのに遠足は来るのかよ!?」「ずりいと思わねぇのかよ!?」。彼の言葉は、不登校だった生徒に対する、一部の生徒の正直な、しかし残酷な感情を代弁していました。この一触即発の空気を止めたのは、鋭い目つきの生徒・蝶野蜂蜜でした。
個性爆発の1年E組
バスの中は、まさに1年E組のカオスを凝縮した空間でした。好きな子にちょっかいを出す男子、それを諌める女子、アニメの考察に夢中なオタクコンビ、そして出発前からお菓子を食べ続ける食いしん坊の九龍麗奈。彼女は「たとえバスジャックされようと私の食欲は止まらない!!!!!」と豪語するなど、それぞれが自由奔放に遠足の始まりを楽しんでいました。
引率拒否、担任教師のボイコット
遅刻してきた清水も乗り込み、ついに全員が揃ったかと思われた、その時。担任教師である怨馬が、とんでもないことを言い出します。
「俺はいい… 留守番だ」
副担任の竹井先生から「全員揃いました」と報告を受けた怨馬。しかし、彼はバスに乗り込むことなく、静かにこう告げました。「俺はいい… 留守番だ」。担任教師による、まさかの遠足引率ボイコット宣言です。生徒たちも竹井先生も「はぁ!?」と、彼の言葉に耳を疑います。
謎の警告と、残された二人
「行きたくないなんて小学生みたいなこと言ってんの?」と生徒たちが騒ぎ立てる中、楽羽雪が「怨馬先生が行かないなら私も行かない!!!」と、怨馬と共に学校に残ることを宣言します。そんな彼女に、怨馬は意味深な警告を発しました。「何が起きても知らねぇぞ…」。ただの遠足で何が起きるというのか。彼女がその言葉の真意を測りかねている間に、バスは無情にも出発してしまいます。地獄の教師と一人の生徒を学校に残し、1年E組の遠足は、不穏な空気を孕んだまま始まったのでした。
【閻魔の教室】第15話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は、新しい物語の始まりを告げる、巧みな導入の回でした。遠足のバスという限定された空間で、これまであまり描かれてこなかった生徒たちの個性や関係性が一気に明らかになり、1年E組というクラスの解像度がぐっと上がったように感じます。特に、楽羽雪に対する相田くんの「ずるい」という感情は、綺麗事だけではない、学生らしいリアルな反応で非常に興味深かったです。
そして、やはり最大の謎は怨馬先生の行動です。前回のラストで「武松寺」に鋭い視線を向けていたことから、何かを知っていて、それを警戒しているのは間違いありません。では、なぜ彼は同行しないのか。彼がいた方が危険を回避できるはずなのに、あえて「留守番」を選んだ。もしかしたら、彼自身がその場にいることが、何らかの「引き金」になってしまうことを恐れているのでしょうか。
楽羽雪が彼と共に残ることを選んだのも、大きなポイントです。彼女の中で、怨馬先生への信頼、あるいは一種の責任感が芽生えていることの表れでしょう。問題児だらけの生徒たち、意味深な目的地、そして不在の担任。危険なフラグがすべて立ったこの遠足で、一体何が起きてしまうのか。次回の展開が待ちきれません。
【閻魔の教室】第15話のネタバレまとめ
- 1年生の遠足当日、学校に復帰した楽羽雪もバスに乗り込みましたが、一部の生徒から反感を買ってしまいます。
- バスの中では、個性豊かな1年E組の生徒たちが、思い思いに遠足の始まりを楽しんでいました。
- しかし、担任である怨馬は突如「留守番だ」と宣言し、遠足への同行を拒否しました。
- 怨馬が行かないなら自分も行かないと楽羽雪も学校に残り、怨馬は彼女に「何が起きても知らねぇぞ…」と謎の警告を残します。
- バスは、目的地である「武松寺」へ向けて、担任教師不在のまま出発してしまいました。
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