【前世から君だけを愛すると誓うよ】29話をあらすじから結末まで全てネタバレ解説
ずっちー
コミックコミュニティ
【ひと夏の共犯者】第1話をネタバレありでわかりやすく解説する
ずっちー
Contents
【ひと夏の共犯者】第1話をネタバレありでわかりやすく解説する
絶望の始まり…推しの熱愛報道
物語は、一人の青年の後悔に満ちたモノローグから静かに始まります。
「あの日 あのとき 俺が彼女の願いを 断っていれば 俺たちには 違う未来があったかも しれないのに」
薄暗い部屋で、彼の心には重い後悔が影を落としています。この意味深な言葉が、物語全体の謎を暗示しているかのようです。
場面は変わり、青年が自室でテレビを眺めているシーン。彼の表情は固く、画面から流れてくるニュースに釘付けになっています。 テレビが報じていたのは、人気アイドル・片桐澪（かたぎり みお）の熱愛発覚という衝撃的なニュースでした 。
アナウンサーが「ファンの方も驚いたでしょうね」とコメントすると 、彼の瞳からは一筋の涙がこぼれ落ちます。
ニュースはさらに、お相手が大人気ミュージシャンの海斗（かいと）であること 、そしてこの話題がSNSを大きく賑わせていることを伝えます 。
「マジかよ…」と呆然と呟いた青年は、ベッドに倒れ込み、「…………終わった」と、まるで自分の世界の終わりを告げるかのように、力なく一言だけを漏らすのでした 。
「推し」への特別な想い
彼にとって片桐澪は、ただのアイドルではありませんでした。 彼女は、国民的アイドルグループ「AMEL（アメル）」に所属するトップアイドル 。歌やダンスはもちろんのこと 、バラエティやグラビアでも絶大な人気を誇る存在です 。
青年は、そんな彼女のことを「――俺の 人生における たった一人の “推し”だった」と回想します 。彼の人生そのものだったと言っても過言ではない、かけがえのない存在だったのです。
あまりのショックに布団にくるまる青年。 「別に付き合いたいって思ってたわけじゃない」「そんなことありえないけど」と自分に言い聞かせますが 、その心の内には、ファンならではの複雑で切実な願いがありました。
それは、「せめて誰のものにも なってほしくなかった」という痛切な想い 。
しかし、彼の想いはそれだけではありませんでした。 世間が知る、愛くるしい笑顔で人気を博す片桐澪 。
そんな彼女に対して、彼はこう思うのです。
「……笑顔よりもっと いい表情があるのに」
この一言は、彼がただのファンではなく、誰も知らない彼女の「本当の顔」を知っていることを強く匂わせています。一体、二人の間には何があったのでしょうか。
傷心を癒やすための田舎へ
推しの熱愛報道という、あまりにも大きなショックから立ち直れない青年。そんな彼の元に、父親から一本の電話がかかってきます。 「大学もうすぐ夏休みだろう 実家には帰ってくるのか？」という問いに、彼は気のない返事をします 。
そんな彼に、父親は一つの頼み事をします。それは、亡くなったひいおじいちゃんの家の掃除をしてきてくれないか、というものでした 。
「あそこ田舎すぎて 何もないから 退屈なんだけど…」と、普段なら気乗りしないはずの頼み事 。
しかし、今の彼にとっては、その「何もない」場所こそが救いに思えたのです 。都会の喧騒と心の痛みを忘れるために、彼は一人、ひいおじいちゃんの家がある田舎へと向かうことを決意します。
運命の再会…雨宿りする少女の正体
慣れない田舎道を歩き、すっかり息が上がってしまった青年 。タクシーを使えばよかったと後悔しながらも 、ようやく目的地である古民家が見えてきました。
しかし、彼が家の軒先に目を向けた瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできます。
「……………嘘だろ」
そこには、雨宿りをしている一人の少女が座り込んでいたのです 。
青年は恐る恐る「あ…あの〜」と声をかけます 。
ゆっくりと顔を上げた少女。 その顔を見た瞬間、青年の時間は止まります。 雨に濡れ、うつむいていたその少女こそ、日本中を騒がせている人気アイドル・片桐澪、その本人だったのです。 なぜ、彼女がこんな場所に…？ 衝撃と混乱の中、物語は幕を閉じます。
【ひと夏の共犯者】1話を読んだ感想（ネタバレあり）
いやー、第1話からとんでもない引きでしたね！ 最初は、一人の熱心なファンが推しの熱愛報道に絶望するっていう、ちょっと共感してしまう切ないお話なのかな？と思って読んでいました。
「せめて誰のものにもなってほしくなかった」っていうセリフ 、推しがいる人なら一度は考えたことがある感情じゃないでしょうか？
でも、「笑顔よりもっといい表情があるのに」というモノローグで、「おや？」っとなりました 。これはただのファンじゃないぞ、と。
そして、傷心旅行で訪れた田舎の家で、まさかの推し本人と遭遇！ しかも、何やらワケありな雰囲気で…。 冒頭の「俺が彼女の願いを断っていれば」という後悔 。そして、この最悪のタイミングでの再会。二人の過去に一体何があったのか、彼女はなぜここにいるのか、「願い」とは何だったのか…？
謎が謎を呼ぶ展開に、もう心を鷲掴みにされてしまいました！ これは次回が気になりすぎて夜も眠れません！
【ひと夏の共犯者】1話のネタバレまとめ
- 主人公の青年は、自身の「推し」である人気アイドル・片桐澪の熱愛報道に深く絶望する。
- 彼は、世間が知らない片桐澪の「本当の表情」を知っている様子を見せる。
- 熱愛報道のショックから逃れるため、亡くなったひいおじいちゃんの家がある田舎へ向かう。
- その家の軒先で、雨宿りをしている片桐澪本人と遭遇してしまう。
▷次の記事はこちらから
あわせて読みたい
【ひと夏の共犯者】第2話をネタバレありでわかりやすく解説する
ABOUT ME
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
