【ひと夏の共犯者】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する

- 巧巳は、海斗の死が自殺ではなく殺人事件として捜査されていることをネットで知ってしまう 。
- その事実を調べているところを澪に見つかり、彼女は「私に関する情報は 見つかったかしら?」と不気味な笑みで問いかける 。
- 巧巳が「君は澪ちゃんなのか?」と問うと、彼女は自らを澪の「もう一つの人格」である「眞希(まき)」だと名乗った 。
【ひと夏の共犯者】第6話をネタバレありでわかりやすく解説する
もう一人の人格、「眞希」
「私は眞希 澪のもう一つの人格よ」
目の前の少女から放たれた信じがたい言葉に、巧巳は「何を言ってるんだ」と激しく動揺します 。そこにいるのは紛れもなく片桐澪のはずなのに、彼女の瞳はまるで別人のように冷たく、鋭い光を宿していました 。
眞希と名乗る彼女は、「澪が無意識に私を生み出したの」と続けますが、そんな突飛な話を巧巳がすぐに信じられるはずもありません 。しかし、彼の脳裏には、ある記憶が鮮明に蘇っていました 。
巧巳が澪に堕ちた、あの瞬間
それは1年前に遡ります 。
当時、アイドルに全く興味がなかった巧巳は、大学の友人に強引に誘われ、初めてAMELのコンサートに足を運びました 。案の定、ライブ中も退屈さを隠せずにいた彼でしたが、その最後の瞬間に、運命は動きます 。
ファンに笑顔で手を振り、「また会おうね!」とアイドル全開の言葉を投げかける澪 。
しかし、ステージの照明が落ちる寸前、ほんの一瞬だけ、彼女の表情から光が消えました。 そこにいたのは、深い闇を見つめているような、別人のように暗く淀んだ瞳の少女でした 。
巧巳が片桐澪を好きになった理由。それは、眩しい笑顔に惹かれたからではありませんでした 。アイドルの仮面の下に隠された、その痛々しいほどの儚さと、魂の叫びのような瞳に、彼は心を奪われたのです 。
二人だけの「秘密」と危険な誘惑
巧巳の回想を打ち破るように、現代の眞希が口を開きます。
「今の話 澪にはしないでほしいの」
突然の要求に戸惑う巧巳に、眞希は「澪は純粋なのよ 傷つけたくないでしょ?」と問いかけます 。そして、巧巳を優しく抱きしめ、耳元で囁きました 。
「いい子だから 私たちだけの秘密よ」
その妖艶な態度、冗談であってほしいと願う心とは裏腹に、馬鹿みたいに高鳴る心臓 。目の前の瞳は、彼女が「澪ちゃん」ではないことを雄弁に物語っていました 。
眞希はさらに巧巳に顔を寄せ、「…キスしたい?」と、抗いがたい誘惑の言葉を投げかけます 。
絶体絶命…警察の来訪
巧巳が思わず彼女を突き飛ばした、その瞬間 。
眞希は真顔に戻り、核心に触れる言葉を口にします。
「巧巳くん 海斗を殺したのはね…」
犯人の名が明かされる、まさにその時――。 玄関の扉が開き、外から声が響き渡りました。 「すみませーん! 沙嶋署の者ですが!」 。
近所からの通報で、警察が二人の隠れ家を訪れたのです 。
【ひと夏の共犯者】6話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の話は、情報量が多すぎて頭がパンクしそうです!まず、巧巳くんが澪ちゃんを好きになった理由が素敵すぎて泣けました…。ただのアイドルオタクなのではなく、彼女の心の奥底にある痛みに気づき、そこに惹かれたという、あまりにも純粋で深い愛情。彼がなぜここまで彼女のために必死になれるのか、その根源がわかった気がします。
そして、眞希のキャラクターが本当に底知れないですね。巧巳くんを誘惑するような妖艶さを見せたかと思えば、澪を守ろうとする意志も感じられる。彼女は一体、澪にとって何なのでしょうか? 守護者なのか、それとも…。
そして最後の最後! 犯人がわかる!と思った瞬間に警察の登場! こんな完璧なタイミングのクリフハンガーありますか!? 絶体絶命の状況で、二人はどうなってしまうのか。眞希は警察の前でどんな振る舞いを見せるのか。もう、一瞬たりとも目が離せません!
【ひと夏の共犯者】6話のネタバレまとめ
- 澪の別人格「眞希」は、澪が無意識に自分を生み出したのだと巧巳に告げる 。
- 1年前の回想で、巧巳が澪を好きになったのは、コンサートで彼女が見せた一瞬の暗く悲しい表情に心を奪われたからだと判明する 。
- 眞希は巧巳に、自分の存在を澪には秘密にするよう求め、彼を誘惑するような行動をとる 。
- 眞希が「海斗を殺したのは…」と犯人の名を明かそうとした瞬間、近所からの通報で警察が家にやって来る 。
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