【ひと夏の共犯者】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する

- 眞希は、巧巳が「この町に若者はいない」と嘘をついたことへの「罰」として彼にキスをした 。
- 彼女は巧巳に、澪が抱える「癒えない傷」と「終わらない痛み」を知る覚悟があるかを問い詰めた 。
- モナが澪に質問しようとした瞬間、花火が打ち上がり、巧巳は後戻りできない運命を美しいと感じながら受け入れた 。
【ひと夏の共犯者】第12話をネタバレありでわかりやすく解説する
刑事とアイドルの心理戦
物語の舞台は、警察の取調室へと移ります。澪の親友として事情聴取を受ける、AMELのメンバー・天瀬愛衣那(あませ あいな)。女性刑事の塔堂(とうどう)は、「片桐澪とは親しかったんだろう?」と鋭く切り込みます 。
すると愛衣那は、「『親しかった』って過去形はやめてもらえますか?」と、挑発的な笑みで応戦 。さらには、「塔堂さんってたしか、以前職務中に問題起こしているんですよね?」と、刑事の過去をえぐり出し、逆に相手を揺さぶろうとします 。
一筋縄ではいかない少女を前に、塔堂は静かに「こいつには何か裏がありそうね」と確信するのです 。
捜査一課の凸凹バディ?
場面は捜査本部に。若くして捜査一課随一の凄腕刑事となった塔堂と、彼女を「先輩」と呼ぶ後輩刑事のコンビがこの事件を担当しています 。後輩は熱血漢で、塔堂との関係を「俺たちほら、バディってやつですし!」とドラマのように盛り上げようとしますが、彼女は「ドラマの見過ぎ」と一蹴します 。
この後輩刑事、実は熱烈な愛衣那のファン、いわゆる「推し」であることが判明します 。彼は愛衣那のプロフィールを熱弁。AMELの中では「妹ポジション」で「あざとかわいいキャラ」だが、歌とダンスの技術はグループで一番だと力説します 。
愛衣那の裏の顔
しかし、塔堂が注目していたのは、そんな表の顔ではありませんでした。彼女が取り寄せた愛衣那の経歴書には、公表されていない驚愕の事実が記されていました。
- 父親が娘虐待の罪で逮捕歴が数回あり
- 都内で一番偏差値が高い国立大学の一般入試に合格し、その後入学辞退
壮絶な過去と、隠された類稀なる知性。彼女がただのアイドルではないことは明らかでした。塔堂は「この事件…鼻が曲がるくらいきな臭いから」と、事件の闇の深さを感じ取ります 。
「居場所を知っている」――衝撃の爆弾発言
そして、物語は再び取調室へ。 心理戦を繰り広げていた愛衣那は、ふと何かを思い出したかのように、刑事たちにこう告げます。
「ひとつだけ思い出したことがあるんです」
「そういえば私…知ってるんでした! 澪ちゃんの居場所」
彼女は本当に澪の居場所を知っているのか。それとも、これは警察を翻弄するための新たな罠なのか。 愛衣那の爆弾発言で、物語は新たな局面を迎えます。
【ひと夏の共犯者】12話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回は巧巳くんたちが一切登場せず、完全に警察サイドから描かれるという斬新な構成でしたね!おかげで、事件の客観的な状況と、新たな重要人物・天瀬愛衣那の底知れなさが際立っていて、めちゃくちゃ引き込まれました。
まず、塔堂刑事と後輩くんのコンビが良いですね!クールで凄腕だけどちょっと訳ありな先輩と、ミーハーだけど熱意はある後輩という、王道ながらも魅力的なバディ。彼らの視点で、あの愛衣那という少女の異常性が暴かれていく過程は、見事なサスペンスでした。
そして、愛衣那ちゃん…。もう彼女が黒幕でいいんじゃないかと思ってしまうほどのラスボス感。虐待という壮絶な過去を持ちながら、国内トップの大学に合格するほどの頭脳を持つなんて、キャラクターが濃すぎます。彼女の笑顔の裏には、どれだけの闇が隠されているのか…。最後の「居場所、知ってます」発言は、鳥肌が立ちました。これは絶対に何か企んでますよね?彼女が警察を巧巳くんの元へ導いてしまうのか、それとも全く別の場所を指し示すのか。彼女の一挙手一投足から、ますます目が離せなくなりました!
【ひと夏の共犯者】12話のネタバレまとめ
- 物語の視点は警察に移り、澪の親友・天瀬愛衣那への事情聴取が開始される 。
- 愛衣那は、担当刑事である塔堂の過去の不祥事を持ち出し、巧みに心理戦を仕掛ける 。
- 捜査資料から、愛衣那が父親から虐待を受けていた過去や、トップクラスの国立大学に合格しながら入学を辞退していたという、公表されていない経歴が判明する 。
- 取調の最後に、愛衣那は「澪ちゃんの居場所を知っている」と衝撃的な発言をする 。
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