2025.08.31

【私の彼が姉の夫になった理由】20話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー

前話のおさらい

監禁されていた優馬は、紗栄から「愛子は一週間前に事故で死んだ」と告げられました。
信じない優馬でしたが、役所で取得した戸籍謄本に「死亡」と記載されているのを見て、絶望の淵に立たされます。

Contents

【私の彼が姉の夫になった理由】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する
【私の彼が姉の夫になった理由】20話を読んだ感想（ネタバレあり）
- 【私の彼が姉の夫になった理由】20話のネタバレまとめ

【私の彼が姉の夫になった理由】第20話をネタバレありでわかりやすく解説する

愛子の「死」を知らされ、生きる意味を見失ってしまった優馬。第19話の絶望的なラストから続く第20話では、物語の視点がガラリと変わり、愛子にそっくりな謎の女性の登場によって、事態が思わぬ方向へと動き出します。

愛子にそっくりな女性・酒井恵美

物語は、優馬が雨の中、亡き恋人・愛子と見間違えて腕を掴んでしまった女性、酒井恵美（さかいえみ）の視点で始まります。

優馬との出会い

恵美は、突然腕を掴んできた優馬に驚きますが、彼が人違いであったこと、そして深く落ち込んでいる様子を見て、放っておけなくなりました。雨に濡れた彼を「うち、すぐそこなんで」と自宅に招き、着替えを貸すなど世話を焼きます。

亡き恋人を想う優馬

その後、優馬の家を訪れた恵美は、彼が「愛子」という亡くなった恋人を今も深く愛しており、彼女の遺品を何一つ処分できずにいることを知ります。恵美は、当初ストーカーではないかと警戒しながらも、彼の誠実な人柄に触れ、少しずつ惹かれていきました。恵美の素直さや屈託のない笑顔が、優馬の言う「愛子」に似ていることに、優馬自身も気づいていたのです。

紗栄の存在と、恵美の疑念

恵美の日常の中に、あの姉・紗栄の影がちらつき始めます。

医者との合コン

なんと、恵美の職場の同僚は、結婚して苗字が変わった紗栄（作中では吉村さん）でした。紗栄は恵美に医者との合コンのセッティングを頼み、「旦那さんにセッティングお願いできないかな？」と、彼女のプライベートに探りを入れます。

二人の「よしむらゆうま」

恵美は、同僚の紗栄の夫の名前が「優馬」であり、新築の一戸建てに住んでいると聞いていました。一方で、自分が雨の日に出会った男性も「吉村優馬」と名乗っていたのです。「偶然だよね？」と自分に言い聞かせますが、彼女の中に疑念の種がまかれます。恵美は、紗栄の夫が勤める「立花総合病院」の医師一覧をネットで検索し、そこに「吉村優馬」の名前があることを確認するのでした。

運命の夜

疑念を抱えたまま過ごしていたある夜、恵美の家の前に、疲れ果てた優馬が現れます。

「ゆうまさん!?」

深夜2時、オペ続きで疲れ切った優馬が、カップ麺をすすろうと自宅アパートの前にいました。そこに、残業で遅くなった恵美が帰宅し、二人は偶然再会します。「ゆうまさん!?」。この再会が、止まっていた物語を大きく動かすきっかけとなるのでした。

【私の彼が姉の夫になった理由】20話を読んだ感想（ネタバレあり）

第20話は、愛子の死という絶望的な状況から一転し、愛子にそっくりな恵美という新キャラクターの視点から物語が再構築される、非常に斬新で驚かされる回でした。恵美の登場は、読者に「彼女は本当にただのそっくりさんなのか？それとも記憶を失った愛子本人なのか？」という大きな謎と興味を与えます。優馬が彼女に惹かれていく様子は、彼がいかに愛子を忘れられないかの証明であり、見ていて非常に切なくなりました。

そして、恵美の同僚として、まさか紗栄本人が登場するとは思いもよりませんでした。これも偶然なのか、それとも紗栄が恵美の存在を知り、意図的に近づいたのか。偶然が重なり、二人の「吉村優馬」の存在に恵美が気づき始めたことで、物語は新たなサスペンスの様相を呈してきました。ラストの再会シーンは運命的であり、今後の大きな波乱を予感させます。恵美という存在が、この膠着した状況を打ち破る鍵となるのか、目が離せません。