【私の彼が姉の夫になった理由】30話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 愛子は、姉・紗栄に離婚届を突きつけ、彼女に生きて罪を償わせるためにドナーになったことを明かしました。
- 追い詰められた紗栄は、流産した子供が実は優馬の父の子であったことを告白し、涙ながらに愛子への長年のコンプレックスを吐露します。
- 全ての事件が解決した後、愛子は優馬と改めて想いを確かめ合い、二人は完全によりを戻しました。
【私の彼が姉の夫になった理由】第30話をネタバレありでわかりやすく解説する
長かった姉妹の確執に、ついに終止符が打たれたかのように見えた第29話。続く第30話では、全ての困難を乗り越えた愛子と優馬の幸せな未来が描かれます。しかし、その幸せの絶頂に、再びあの姉・紗栄の影が忍び寄るのでした。
幸せの誓いと、新たな家族
全ての事件が終わり、優馬は改めて愛子にプロポーズします。「永遠に続く幸せなんてないと知った」「でもそれは同時に永遠に続く不幸せもないということ」「俺と結婚してください」。愛子は「喜んで」と、涙ながらにその指輪を受け入れました。
「これからは俺が愛子の家族だから」
結婚式の準備を進める中で、愛子は「バージンロードはお姉ちゃんと歩くって決めてたのにな…」と、かつての姉を思い出し、少し寂しげな表情を見せます。そんな彼女を、優馬は優しく抱きしめました。「これからは俺が愛子の家族だから」「俺が一生愛子のそばにいるよ」。
5年後の幸せな日常
場面は5年後へ。二人の間には、幸(さち)という可愛らしい娘が生まれていました。家族3人で、母(紗栄と愛子の母)の墓参りへ向かう、穏やかで幸せに満ちた日常が描かれます。
出所した姉と、甦る悪夢
墓参りの道中、愛子はふと、刑務所から出所したはずの姉・紗栄のことを考えていました。「去年出所したはずだから…」「お姉ちゃんの心が少しでも癒えてるといいな」。
届けられた黒百合
時は少し遡り、愛子と優馬の結婚式当日。幸せの絶頂にいる二人に、式場のスタッフから「女の人から花を預かった」と告げられます。その花は、かつて紗栄が愛子に贈った、あの黒百合でした。花言葉は「愛」、そして「呪い」「復讐」。
消えた娘と、現れた姉
悪夢の再来に、愛子と優馬は戦慄します。「そっ!!…そのお花どこにあるの?」。二人がウェルカムボードの横に置かれたという黒百合を確認しようとしたその時、さっきまでそばにいたはずの娘・幸の姿が消えていることに気づきました。
「幸!!!」
二人は必死に幸を探します。その頃、一人でいた幸の前に、見知らぬ女性が現れていました。「おねーちゃん 誰?」「幸のママのお友達?」。その女性こそ、出所した姉・紗栄だったのです。彼女は、愛子たちの幸せを再び、そして根こそぎ奪うために現れたのでした。物語は、最愛の娘が奪われるという最悪の形で幕を閉じます。
【私の彼が姉の夫になった理由】30話を読んだ感想(ネタバレあり)
第30話は、幸せの絶頂から一転、再び絶望のどん底に突き落とされる、あまりにも衝撃的な回でした。5年後の愛子と優馬、そして娘の幸ちゃんの姿は本当に微笑ましく、読者も「やっと本当に幸せになれたんだ」と心から安堵したはずです。だからこそ、ラストの展開がより一層残酷に、そして恐ろしく感じられました。
紗栄の執念は、刑務所にいても全く衰えていなかったようです。むしろ、より深く、より静かな狂気を湛えて再登場したように見えます。結婚式という最高の日に、悪夢の象徴である黒百合を送り付け、何の罪もない最愛の娘を連れ去るという行為は、悪魔そのものです。 愛子と優馬は、今度こそ紗栄との因縁を断ち切り、娘を、そして自分たちの幸せを守り抜くことができるのでしょうか。新たな戦いの幕開けを告げる、息もできないほどのクリフハンガーでした。
【私の彼が姉の夫になった理由】30話のネタバレまとめ
- 全ての事件が解決し、優馬は愛子にプロポーズ。二人は結婚し、5年後には娘・幸も生まれ、幸せな家庭を築いていました。
- 刑務所から出所したはずの姉・紗栄のことを、愛子は心のどこかで案じていました。
- 愛子と優馬の結婚式当日、会場に紗栄から「呪い」と「復讐」の花言葉を持つ黒百合が届けられます。
- 直後、二人の娘である幸が姿を消し、彼女の前に出所した紗栄が現れました。
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