漫画【ジュリエットが消えた夜】全話ネタバレ解説|あらすじや感想を最終回までまとめてみた

「ジュリエットが消えた夜」は、絶対的な権力を持つ公爵と、彼に7年間尽くしてきた恋人ジュリエットが織りなす、切なくも激しい愛憎劇です。ジュリエットが突然切り出した「別れ」の一言から、二人の歪んだ関係の裏に隠された真実が次々と明らかになっていきます。
この記事を読みに来てくださったあなたは、
- 「SNSで話題だけど、どんな結末を迎えるの?」
- 「複雑な人間関係や話の順番を一度整理したい」
- 「読み返したいけど、あの伏線がどこにあったか確認したい」
といった気持ちをお持ちではないでしょうか。
この記事を読めば、「ジュリエットが消えた夜」の最初から最終回(最新話)までの全話のあらすじが時系列でわかり、物語の全体像を完璧に把握できます。
ただし、この記事はタイトル通り、物語の核心に触れる完全なネタバレ記事です。まだ読み進めている途中の方や、自分のペースで物語を楽しみたい方は、この先を読む際には十分ご注意ください。

※2025年8月31日(17:30現在)3話まで更新中!
【ジュリエットが消えた夜】ってどんなあらすじ?世界観や登場人物を解説(ネタバレあり)
ここでは、物語の根幹をなす世界観や設定、そして物語を動かす主要な登場人物について解説します。
どんなあらすじ?世界観や設定をわかりやすく解説!
物語の舞台は、強大な力を持つ帝国。その北部を若くして支配するレノックス・カーライル公爵は、皇帝すら恐れるほどの権力者です。主人公のジュリエット・モナードは、7年もの間、彼の「恋人」として傍にいました。しかし、二人の関係は、「結婚」という選択肢を初めから除外された、歪なものでした。
物語は、ジュリエットが自身の誕生日に、レノックスに対して「別れてください」と告げるところから急展開を迎えます。彼女の突然の行動の裏には、一体何が隠されているのでしょうか。これは単なる恋愛物語ではなく、それぞれの登場人物が抱える過去や秘密、そして社交界の思惑が複雑に絡み合う、重厚なサスペンスロマンスです。
主要な登場人物を紹介
ジュリエット・モナード
本作の主人公。レノックス公爵の恋人として7年間を過ごしてきましたが、突如、彼との関係に終止符を打とうとします。儚げな見た目とは裏腹に、強い意志と気高さを持ち、周到な計画のもと行動している謎多き女性です。
レノックス・カーライル公爵
帝国北部を支配する絶対的な権力者。欲しいものはすべて手に入れてきた傲慢な性格で、ジュリエットを自分の所有物のように考えている節があります。彼女からの突然の別れ話に動揺し、次第にその執着心を露わにしていきます。
プリシラ
皇帝の姪であり、高い身分を鼻にかける公女。過去にレノックスに好意を寄せていたため、彼の恋人であるジュリエットを一方的に敵視し、執拗な嫌がらせを繰り返します。
エリオット
レノックスに仕える忠実な秘書。常に冷静沈着で、主の非情な命令も的確にこなします。しかし、ジュリエットの身を案じるような人間的な一面も持ち合わせており、二人の間で板挟みになることもあります。
【ジュリエットが消えた夜】最終回まで全話ネタバレ・あらすじ解説
1話ネタバレはこちら
【あらすじ】帝国北部を支配するレノックス・カーライル公爵と、彼の恋人ジュリエット・モナード。7年前、レノックスはジュリエットに「結婚を除いて、欲しいものは何でも与える」と約束しました。そして現在、ジュリエットは自身の誕生日に、その約束を盾に「一つだけお願いを聞いてほしい」と頼みます。レノックスが恋人のささやかな願いだと高を括って承諾すると、ジュリエットは笑顔で衝撃の一言を告げるのでした。「私と別れてください」と。

【感想】物語の始まりから、いきなりクライマックスのような展開で度肝を抜かれました。絶対的な権力者であるレノックスの余裕綽々の表情が、ジュリエットの一言で凍りつくラストシーンは圧巻です。7年間という長い月日、彼女はどんな想いで彼の隣にいたのでしょうか。彼女の悲壮な覚悟が伝わってきて、一気に物語に引き込まれる第1話でした。
2話ネタバレはこちら
【あらすじ】ジュリエットの言葉を冗談だと信じようとしないレノックスは激しく動揺し、彼女に理由を問い詰めます。しかし、ジュリエットは冷静に「約束です」と返すのみでした。来客によって話は中断されますが、一人になったジュリエットは血が飛び散る凄惨な幻覚に襲われ、恐怖に耐えながら自らを奮い立たせます。一方、彼女の不可解な行動に強い疑念を抱いたレノックスは、秘書のエリオットに、ジュリエットの過去3ヶ月の行動を全て調査するよう密命を下すのでした。

【感想】レノックスの激昂とジュリエットの静かな覚悟の対比が、二人の関係の歪さを際立たせていました。特に、ジュリエットが幻覚に苦しむシーンは痛々しく、彼女がただ別れたいだけでなく、何か大きなものを背負って行動していることが示唆されます。恋人の心変わりを力でねじ伏せようとするレノックスの支配的な愛情表現も恐ろしく、物語のサスペンス要素が一気に深まった回でした。
3話ネタバレはこちら
【あらすじ】神殿を訪れたジュリエットは、社交界の貴族たちから陰口を叩かれながらも、毅然とした態度を崩しません。そこで遭遇した皇帝の姪プリシラから、過去の恋の噂を持ち出されるなど、悪意に満ちた嫌がらせを受けます。プリシラはわざとコインを床にばらまき、公衆の面前でジュリエットに拾わせようとしますが、ジュリエットは屈しませんでした。逆に大量の金貨をプリシラに投げつけ、「私からのご祝儀です」と、彼女の言葉をそのまま利用して痛烈な一撃を返し、見事に撃退します。

【感想】この回はとにかく爽快でした。陰湿なプリシラの嫌がらせに対し、ジュリエットが見せた反撃があまりにも鮮やかで、思わず拍手してしまったほどです。彼女が決してか弱いだけのヒロインではないこと、そして自分の尊厳を守るためには戦うことを厭わない、気高い精神の持ち主であることが証明されました。この強さがあるからこそ、あのレノックス公爵に別れを告げるという大勝負に出られたのだと納得できました。


