【でんぢゃらすじーさん】最終回は嘘?続編の可能性を徹底解説

ずっちー

長年にわたり月刊コロコロコミックの看板作品として、多くの読者に唯一無二の笑いと衝撃を提供し続けてきた、曽山一寿先生の「でんぢゃらすじーさん」シリーズ。現在連載中の「なんと!でんぢゃらすじーさん」が連載終了するというニュースは、SNSを中心に瞬く間に拡散され、ファンコミュニティに大きな動揺が走りました。

しかし、これまでのタイトル変更とシリーズ継続の歴史を知る古参の読者の間では、この発表は「本当の終わり」ではなく、新たな続編への壮大な布石ではないか、という読者の疑問や期待の声が力強く高まっています。

この記事では、今回の最終回発表の真相に迫るべく、今後のシリーズ展開の可能性について、過去の具体的な事例やファンの反応を交えながら、多角的に詳しく解説していきます。

この記事で分かること
  • 『なんと!でんぢゃらすじーさん』最終回の公式発表の詳細
  • 過去のシリーズにおけるタイトル変更の歴史
  • ファンが次回作や続編を期待する理由
  • 今後のシリーズ展開に関する最新の考察

【でんぢゃらすじーさん】最終回の衝撃的な発表

  • 作者の曽山一寿先生が最終回を発表
  • コロコロコミックで連載終了が告知された
  • 8年間続いた長期連載の歴史
  • これまでのシリーズもタイトルを変えて連載
  • 初代、絶体絶命でんぢゃらすじーさんの頃
  • 2代目、でんぢゃらすじーさん邪の最終回

作者の曽山一寿先生が最終回を発表

「なんと!でんぢゃらすじーさん」の最終回という衝撃的なニュースは、作者である曽山一寿先生自身のX(旧Twitter)アカウントから、コロコロコミックの発売日当日に発信されました。

その投稿では、連載が最終回を迎えることへの万感の思いと、読者や関係者への深い感謝の気持ちが、先生らしい温かい言葉で綴られていました。特に、8年間という長い連載期間を「幸せな時間」と表現した部分には、作品への愛情が強く感じられます。この突然の発表に対し、ファンからは瞬時に多数の反応が寄せられ、「8年間お疲れ様でした!」「子供の頃からずっと笑わせてもらいました、本当にありがとう」といった、長年の労をねぎらう感謝のコメントがタイムラインに溢れました。

しかし、同時に「え、本当に終わりなんですか!?」「次のタイトルは何になるんですか?」といった、連載の完全な終了を信じることができず、真意を問うリプライも数多く見受けられます。これは、長年の読者であれば誰もが経験してきた、でんぢゃらすじーさんシリーズ特有の歴史的背景、すなわち「最終回は新たな始まりの合図」という暗黙の了解が深く根付いているからに他なりません。

コロコロコミックで連載終了が告知された

曽山先生からの発表と時を同じくして、作品が掲載されている月刊コロコロコミックの誌面においても、「なんと!でんぢゃらすじーさん」の最終回は正式に告知されました。

でんぢゃらすじーさんシリーズは、2001年の連載開始から実に20年以上にわたり、一度もコロコロコミックの連載ラインナップから姿を消すことなく続いてきました。毎号のように巻頭カラーを飾ることも多く、まさに雑誌の「顔」とも言える絶対的な存在です。そのため、今回の「最終回」という公式な告知は、初めてシリーズに触れた読者や、近年のファンにとっては非常に大きなインパクトを持つ出来事でした。

ただ、長年の読者の多くは、この告知を額面通りには受け取っていません。むしろ、「今回はどんなサプライズで我々を驚かせてくれるのだろう」という期待感を煽る、一種のお祭りのような独特の雰囲気が生まれています。最終回という言葉の寂しさよりも、次なる展開へのワクワク感が勝っているのが、この作品のファンダムの面白い特徴と言えるでしょう。

8年間続いた長期連載の歴史

今回、一つの区切りを迎えることになった「なんと!でんぢゃらすじーさん」は、2017年からスタートしたシリーズで、約8年間にわたって一度の休載もなく連載が続けられました。

8年という期間は、読者の入れ替わりが激しい児童誌の、それも月刊連載のギャグ漫画としては、驚異的な長さです。この間に、じーさんと孫を中心に繰り広げられる予測不能で不条理なギャグは、スマートフォンの普及や動画コンテンツの流行といった時代の変化の中でも色褪せることなく、常に新しい世代のファンを獲得し続けてきました。

しかし、シリーズ全体の壮大な歴史から見れば、この8年間はあくまで一つの章に過ぎません。でんぢゃらすじーさんの物語は、読者が子供から大人へと成長していく、さらに長い時間軸の中で続いているのです。

これまでのシリーズもタイトルを変えて連載

でんぢゃらすじーさんシリーズが「最終回を迎えても決して終わらない」とファンに固く信じられている最大の理由は、過去に何度もタイトルを変更し、物語をリセットする形で連載を継続してきた確固たる実績があるからです。

これまでに、大きく分けて3つの主要なシリーズが存在します。それぞれのシリーズは、前作が「最終回」と銘打たれた直後に、全く新しいタイトルを冠して連載がスタートするという異例の形式をとってきました。

シリーズ名連載期間(目安)特徴
絶体絶命でんぢゃらすじーさん2001年~2010年シリーズの原点。アニメ化やゲーム化もされ、一大ブームを巻き起こした。
でんぢゃらすじーさん邪2010年~2017年初代の勢いをそのままに、さらに過激なギャグで読者を魅了した。
なんと!でんぢゃらすじーさん2017年~2025年8年間の長期連載を経て、今回の最終回発表に至る。

このように、シリーズが一度堂々と完結し、間髪入れずに新シリーズが始まるという流れは、もはや読者と作者の間で共有された恒例行事となっています。このため、ファンは「最終回」という言葉に一瞬驚きつつも、「さて、次はどう来るか」と冷静に次の展開を待つことができるのです。

初代、絶体絶命でんぢゃらすじーさんの頃

全ての伝説の始まりは、2001年に月刊コロコロコミックで連載が開始された初代シリーズ「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」です。じーさんと孫が繰り広げる、常識や倫理観を軽々と超越した過激でシュールなギャグは、当時の小学生たちに絶大な支持を受け、瞬く間にコロコロコミックを代表する看板漫画の一つとしての地位を確立しました。

このシリーズは約9年間にわたって続き、その人気は雑誌内にとどまらず、テレビアニメ化や数多くのゲーム化など、様々なメディアミックスも積極的に展開されました。特に、第50回小学館漫画賞の児童向け部門を受賞したことは、単なるギャグ漫画としてだけでなく、作品としての質の高さが公に認められた証左と言えます。そして2010年、多くのファンに惜しまれながらも、一見すると感動的な最終回を迎え、一つの大きな歴史に幕を下ろしたかに思われました。

しかし、その最終回の掲載号で、次号からすぐさま新シリーズが始まることが高らかに告知され、読者一同を良い意味で裏切り、驚かせたのです。これが、終わらない伝説の第一歩でした。

2代目、でんぢゃらすじーさん邪の最終回

初代の衝撃的な最終回の翌月から、何事もなかったかのように始まったのが、2代目シリーズとなる「でんぢゃらすじーさん邪」です。タイトルに「邪」という不穏な一文字が加わったものの、物語の基本的な構造や登場人物、そして何より根底に流れるハチャメチャなギャグの精神は全く変わらず、じーさんたちの日常がさらにパワーアップして描かれ続けました。

そして、この「邪」も約7年間という長期にわたる連載の末、2017年に最終回を迎えます。この時もファンの予想通り、最終ページのラストカットで、当たり前のように新シリーズ「なんと!でんぢゃらすじーさん」の開始が告知されるという展開が繰り返されました。

一度目のタイトル変更という前例を経験していたファンにとって、この展開はもはや驚きではなく、「お約束」として安心して受け止められました。この経験の積み重ねが、今回の最終回発表に対してもファンの間に動揺が少なく、「どうせまた続くだろう」という確信に近い感情を抱かせている最大の理由と言えるでしょう。

【でんぢゃらすじーさん】最終回の真相と今後の展開

  • ファンが予想する新しいタイトルとは?
  • 次回作もタイトル変更で継続の可能性大
  • 多くのファンが続編を期待している
  • でんぢゃらすじーさん最終回の今後の動向

ファンが予想する新しいタイトルとは?

「なんと!でんぢゃらすじーさん」の最終回が発表されるやいなや、X(旧Twitter)などのSNS上では、早くもファンによる次回作のタイトルを予想する、恒例の「大喜利」が活発に始まりました。

これまでの「絶体絶命」「邪」「なんと!」という流れから、「次も何らかの言葉が頭につくのだろう」と考えるファンが多く、作品への愛が溢れる様々な秀逸な予想が飛び交っています。

ファンの主なタイトル予想

  • 王道予想: 「やっぱり!」「さらに!」「まだまだ!」「帰ってきた!」など、継続を強く示唆するポジティブな感動詞。
  • 変化球予想: 「まさか!」「しれっと!」「ひきつづき!」など、少しひねりを加えたユーモラスな言葉。
  • ネタ系予想: 「でんぢゃらすじーさん・改」「シン・でんぢゃらすじーさん」など、他の有名作品のパロディ。

これらの予想合戦は、もはやファンにとって最終回という節目を最大限に楽しむための一つの重要なイベントと化しています。このようなファンの明るい反応からも、この作品が本当に終わるとは誰も微塵も考えていない、という特異な状況がうかがえます。

次回作もタイトル変更で継続の可能性大

前述の通り、過去2回にわたる「最終回からの即新シリーズ開始」という明確な前例を踏まえると、今回も同様にタイトルをリニューアルして次回作が始まる可能性は、限りなく100%に近いと考えられます。

言ってしまえば、このユニークな手法は、非常にクレバーな連載戦略とも言えます。長期連載マンガにありがちな課題として、新規の読者がコミックスの巻数の多さに圧倒され、途中から読み始めることを躊躇してしまう点が挙げられます。しかし、定期的にタイトルを変えて1巻からリスタートすることで、新しい読者が気軽に手に取りやすい環境を作り出しているのです。作者の曽山先生も過去のインタビューで、ナンバリングを新しくすることで新たな読者に1巻から読んでもらいたかった、という趣旨の発言をされています。

これらの商業的な理由と、作品が持つ圧倒的な人気を考慮すれば、でんぢゃらすじーさんという強力なコンテンツの火が完全に消えることは考えにくく、近いうちに必ずや新たなタイトルで我々の前に帰ってきてくれるのではないでしょうか。

多くのファンが続編を期待している

今回の最終回発表に対するファンの反応を見てみると、そのほとんどが連載終了を悲しむ声よりも、次なる続編への揺るぎない期待を示す声で占められているのが、最大の特徴です。

SNSには、「一つの時代が終わって寂しい」といった声はもちろん存在しますが、それ以上に「次も絶対に楽しみにしてます!」「じーさんが終わるわけがない、知ってるぞ!」「でんぢゃらすじーさんが終わる時はコロコロが廃刊になる時だ」といった、シリーズの永続を確信する、非常にポジティブで力強いコメントが溢れています。中には「コロコロのこち亀」と評する声もあり、時代を超えて終わることのない安心感を提供する存在として、深く愛されていることがわかります。

このように、ファンにとって「でんぢゃらすじーさん」は、単なる一漫画作品という枠を超え、終わることがない、まるで国民的長寿アニメやインフラのような存在として認識されています。この計り知れないほど大きな期待に応える形でのシリーズ継続こそが、最も自然で、かつファンが望む唯一の未来の姿と言えるかもしれません。

でんぢゃらすじーさん最終回の今後の動向

この記事で解説してきた、「でんぢゃらすじーさん」最終回に関する重要なポイントと今後の展望を、以下にまとめます。

  • 作者の曽山一寿先生が自身のXで「なんと!でんぢゃらすじーさん」の最終回を公式に発表した
  • 掲載誌である月刊コロコロコミックの誌面でも、連載終了が正式に告知された
  • 今回終了する「なんと!」シリーズは、2017年から約8年間にわたる長期連載だった
  • しかし、でんぢゃらすじーさんシリーズが「最終回」を迎えるのは今回が初めてではない
  • これまでにシリーズは3度目となる最終回を迎えている
  • 初代は「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」として2001年から約9年間連載された
  • 2代目は「でんぢゃらすじーさん邪」として2010年から約7年間連載された
  • 過去2回の最終回では、いずれも直後に新タイトルで連載が再開されている
  • この確固たる歴史的経緯から、ほとんどのファンはシリーズの完全な終了を信じていない
  • SNS上では、ファンによる次回作のタイトル予想合戦が恒例行事のように盛り上がっている
  • 「やっぱり!」「さらに!」など、継続を示唆するポジティブな新タイトルが数多く予想されている
  • 定期的なタイトル変更は、新規読者が作品に入りやすくするための効果的な戦略とも考えられる
  • 多くのファンは連載終了を悲しむよりも、むしろ続編の開始を当然のこととして期待している
  • 「コロコロの顔」「終わらないことが当たり前」として、ファンから絶大な信頼を寄せられている
  • 過去の前例とファンの熱狂的な支持から、今回もタイトルを変更してシリーズが継続する可能性は極めて高い
  • 今後のコロコロコミック本誌や、曽山先生からの新たな公式発表に最大限の注目が集まる
ABOUT ME
コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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