【大富豪の親に手を出すな】27話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 雅子から隼人への電話はまたしても繋がりませんでした。
- 雅子は、自分を助けてくれたガイド・高橋へのお礼を次男・陽真に託します。
- 一方、梨沙は会社からの連絡を「手柄への報酬」と勘違いし、弘樹と共に自分たちの輝かしい未来を祝っていました。
- 梨沙は、自分たちが虐待した雅子本人の誕生日パーティーへの参加をねだり、弘樹はそれを快諾。彼らは自ら断罪の舞台へと足を踏み入れようとしていました。
【大富豪の親にこれを出すな】第27話をネタバレありでわかりやすく解説する
断罪の舞台となる、会長の母・雅子の誕生日パーティー。何も知らない梨沙は、そのパーティーで自らの地位を不動のものにしようと、常軌を逸した行動に出ます。彼女が選んだプレゼント、それは自らの破滅を招く、あまりにも高価な首飾りでした。すべての駒が揃い、運命の夜が始まろうとしています。
破滅への投資、二千万円のネックレス
梨沙は後輩の佳奈を連れ、高級ジュエリー店を訪れていました。 「この店で一番高いジュエリーを見せて?」
店員が恭しく差し出したのは、まばゆいばかりに輝く最高級のネックレスでした。 「こちらが二千万円のネックレスになります」
その値段に佳奈は「さすがに高すぎるよ」と声を上げますが、梨沙の耳には届きません。彼女の頭は、成功への妄想でいっぱいでした。
「だめよ。ローン組んでもこのネックレスを買うの。奥様のご機嫌さえ取れれば、私の年収は絶対に二千万円は超えるんだから」
梨沙は、自らの破滅のために、二千万円もの借金を背負うことを決めたのです。
届けられた贈り物と母の微笑み
場面は変わり、雅子の病室。一人の使用人が、大きな箱を手に訪れます。 「奥様。こちら隼人様とその部下の方からの誕生日プレゼントでございます。それと、隼人様からのご伝言です。『必ず今夜、0時前には戻る』と」
雅子は、息子の気遣いに優しく微笑みます。そして、プレゼントの箱を開けると、その中から現れたのは、先ほど梨沙が購入した、あの二千万円のネックレスでした。
もちろん、雅子はその贈り物の本当の送り主が、自分を地獄の底まで貶めた悪魔であることなど知る由もありません。
運命のネックレスと満足げな雅子
「わぁ、見て。とっても綺麗ね。つけてくれる?」
使用人の手によってネックレスを身に着けた雅子は、手渡された鏡を覗き込み、満足げに呟きます。
「隼人の部下の方、とてもセンスがいいのね」
その言葉は、あまりにも皮肉な響きを持っていました。彼女が褒めている「センスのいい部下」とは、恋人と共謀して自分をいたぶった弘樹のことなのですから。 「隼人に私からのお礼を伝えてもらえる?」 雅子の純粋な感謝の言葉は、これから始まる復讐劇の、最高のスパイスとなるのでした。
断罪の舞台へ向かう梨沙と最大のチャンス
その頃、梨沙は雅子の誕生日パーティーに出席するため、入念に着飾り、その姿をSNSにアップして悦に入っていました。そこに、弘樹から最高の知らせが届きます。
「会長から、奥様がお前の贈ったプレゼントをすごく気に入ったと連絡があった。**直接お礼を言いたいって。**梨沙、このチャンス逃すなよ」
ついに、会長の母本人から直接感謝される。梨沙にとって、それは自らの成功が約束された瞬間でした。 「もちろんよ」 梨沙は、これから始まるパーティーが、自分をスターダムに押し上げる最高の舞台になると信じて疑いませんでした。
【大富豪の親にこれを出すな】27話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の27話、梨沙の愚かさが天元突破していて、もはや芸術の域に達していましたね!自分の破滅のために2000万円のローンを組むなんて、これ以上ないほどの皮肉です。彼女が借金で買ったネックレスを、何も知らない雅子様が「センスがいい」と褒めるシーンは、本作屈指のブラックユーモアだと感じました。
すべてのピースが、完璧なまでに断罪の舞台へと向かって揃っていく。この巧みな脚本には、本当に鳥肌が立ちます。梨沙は今、人生の絶頂にいると信じているでしょう。だからこそ、この後、真実を知った時の彼女の絶望は、計り知れないほど深いものになるはずです。
弘樹の「直接お礼を言いたいって」という言葉も、最高のフリですよね。雅子様が梨から受ける「お礼」とは、一体どんなものになるのでしょうか。
隼人さんの「0時前には戻る」という伝言も、まるでシンデレラの魔法が解ける時間を示すかのようで、非常に意味深です。いよいよ、運命の誕生日パーティーが始まります。梨沙と弘樹が、自分たちがプレゼントを贈った相手の顔を見て、どんな反応をするのか。想像するだけで、今からワクワクが止まりません!
【大富豪の親にこれを出すな】27話のネタバレまとめ
- 梨沙は会長の母への誕生日プレゼントとして、2000万円のローンを組んで最高級のネックレスを購入する。
- そのネックレスは「隼人とその部下から」という形で雅子の元へ届けられる。雅子は何も知らずにその贈り物を喜び、「部下の方はセンスがいい」と褒める。
- 弘樹は梨沙に「奥様がプレゼントを大変気に入り、直接お礼を言いたがっている」と伝え、梨沙を有頂天にさせる。
- 梨沙は、自分が断罪されるとも知らず、人生最高のチャンスだと信じて誕生日パーティーへと向かう。
- すべての準備が整い、運命の夜の幕が上がろうとしている。
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