【大富豪の親に手を出すな】29話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 隼人は母の誕生日を祝うため、急いで病院へと向かっていました。
- 時を同じくして、梨沙、弘樹、佳奈の3人も「お礼を言うため」に雅子の病室を訪れます。
- 彼らは雅子を無関係の人間だと勘違いし、梨沙は雅子を「湯元夫人の病室荒らし」と決めつけ、乱暴に突き飛ばしました。
- 雅子の悲鳴を、すぐ近くまで来ていた息子・隼人が耳にするという、最悪で最高のタイミングで物語は終わっていました。
【大富豪の親にこれを出すな】第29話をネタバレありでわかりやすく解説する
愛する母の悲鳴を聞きつけた隼人。すべての悪事が暴かれ、断罪の時が訪れる。誰もがそう確信したはずでした。しかし、またしても運命の女神は悪魔たちに微笑みます。絶好の機会は無情にも失われ、病室という密室で、梨沙の最後の狂気が雅子へと襲い掛かるのです。
またしても、すれ違う母と息子
悲鳴を聞きつけ、病室のドアを勢いよく開ける隼人。しかし、その部屋はもぬけの殻でした。 「ご面会の方ですか?こちらにはご入院中の患者様はいらっしゃいませんが?」 看護師に声をかけられ、隼人は部屋を間違えたことに気づきます。
「すいません。間違えました」 そう言ってドアを閉める隼人。 「母の病室は四階か。焦り過ぎたな」 悲鳴が聞こえたのは、ただの気のせいだったのか。彼は、一つ上の階にある本当の母の病室へと、再び歩き出すのでした。
密室の対決と愚かなる勘違い
一方、梨沙に突き飛ばされた雅子は、怒りを込めて侵入者たちを追い出そうとします。 「ここは私の病室よ。さっさと出て行きなさい」 「奥様はどこ?あんた、奥様に何をしたの?」
梨沙は、雅子が本物の湯元夫人をどこかへやったのだと、完全に思い込んでいました。 「言ったでしょ。私が湯元夫人よ」 「嘘つくな。本物をこの目で見た私が騙されると思う?奥様の病室にこっそり入って、何しに来たの?」 梨沙の頭の中では、自分たちが長崎で「もてなした」豪華な身なりの夫婦こそが、本物の湯元夫妻だったのです。
運命のネックレスと泥棒の濡れ衣
その時、梨沙の目に、雅子の首にかかったあの二千万円のネックレスが飛び込んできました。 「待って、そのネックレス、なんであなたが着けてるのよ?今すぐ返しなさい!」
「これは息子の部下から、私の誕生日祝いとしていただいた贈り物よ!」 雅子の言葉に、梨沙は耳を疑います。自分が借金をしてまで買ったプレゼントを、なぜ目の前の貧乏そうな女が「贈り物」として身に着けているのか。
「お、おくりもの?笑わせないで!」
信じがたい光景を前に、梨沙は雅子の首からネックレスを無理やりひったくりました。 そして、奪い取ったネックレスを高く掲げながら、彼女は自分に都合のいい、最悪の結論にたどり着きます。
「分かった。あんた泥棒ね!奥様のジュエリーを盗みに来たのね」
悪魔は、最後の最後まで、目の前の聖女を泥棒だと信じ込んでいたのです。
【大富豪の親にこれを出すな】29話を読んだ感想(ネタバレあり)
「そこですれ違うかーーー!」 今回の29話、冒頭の隼人さんのシーンでは、思わず盛大なツッコミを入れてしまいました。悲鳴まで聞こえたのに、部屋を間違えるというこの展開!ここまでくると、もはや様式美ですね。焦る気持ちは分かりますが、もう少しだけ慎重に行動してほしかったです(笑)。
そして、病室での梨沙の暴走っぷり。もう、彼女の思考回路は完全にショートしていますね。「本物をこの目で見た私が騙されると思う?」というセリフ、特大のブーメランとして彼女に突き刺さる瞬間が楽しみで仕方ありません。
ネックレスを無理やり奪い取り、「泥棒ね!」と決めつけるシーンは、彼女の愚かさの集大成でした。自分がプレゼントした相手から、そのプレゼントを「盗品だ」と言って奪い取る。こんなに滑稽で哀れな悪役が、かつていたでしょうか。
しかし、隼人さんはもうすぐそこまで来ています。この密室での梨沙の最後の暴挙は、間違いなく現行犯として隼人さんの目に焼き付くはずです。次こそ、本当の本当に、断罪の時が訪れる。そう信じて、来週を待ちたいと思います!
【大富豪の親にこれを出すな】29話のネタバレまとめ
- 悲鳴を聞きつけた隼人だったが、部屋を間違えてしまい、またしても母とすれ違ってしまう。
- 梨沙は、雅子を「本物の湯元夫人をどこかへやった犯人」だと勘違いし、病室で問い詰める。
- 雅子の首に自分が贈ったネックレスを見つけた梨沙は、激しく動揺する。
- 雅子の「贈り物だ」という言葉を信じられない梨沙は、ネックレスを力ずくで奪い取り、雅子を「泥棒」だと決めつける。
- 梨沙の最後の暴挙が、まさに今、隼人が向かっている病室で行われている。
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