【大富豪の親に手を出すな】40話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- 梨沙と弘樹は、真実を突きつけられてもなお、「会長が騙されている」という見苦しい現実逃避を続けました。
- 隼人は、一枚の家族写真という動かぬ証拠で、その愚かな言い訳を完全に粉砕します。
- ついに真実を受け入れた悪党たちに対し、雅子と美咲は「必ず償わせる」「絶対許さない」と、自らの口で断罪の意志を告げました。
- 隼人は、秘書に三人を即刻引きずり出すよう命令。彼らの社会的生命は、まずその場で絶たれることとなりました。
【大富豪の親に手を出すな】第40話をネタバレありでわかりやすく解説する
すべての嘘が暴かれ、絶対的な権力者の前に引きずり出された悪党たち。彼らを待っていたのは、あまりにも見苦しい命乞いと、仲間同士で罪をなすりつけ合う、醜い内部分裂の始まりでした。彼らの人間性の底が、今、白日の下に晒されます。
見苦しい命乞いと冷徹な拒絶
秘書に引きずり出されながら、梨沙は床に膝をつき、必死に許しを請います。 「会長、お願いします。私ずっと会長とご両親のこと尊敬していました。もし、お二人の正体を知っていたら、絶対にこんなことしませんでした」
その言葉は、反省ではなく、ただ「相手が権力者でなければ何をしてもいい」という彼女の本性を物語っていました。隼人は、そんな彼女を虫けらでも見るかのように足で押しのけると、冷たく言い放ちます。 「もういい、お前の言い訳など聞きたくない」
善意の裏切りと失われた信頼
隼人の怒りは、単に家族を傷つけられたことだけが理由ではありませんでした。 真面目に働いていると思って昇進の話まで進めていたのに。嘘をついた上に、両親をこんな目に遭わせているなんて」
そう、隼人は梨沙の仕事ぶりを評価し、まさに昇進させようと考えていたのです。その善意を、梨沙は最悪の形で裏切ったのでした。梨沙は「違うんです。誤解です」と叫びますが、隼人はもはや目も合わせようとはしません。
ターゲット変更、母の慧眼
隼人には通じないと悟った梨沙は、ターゲットを雅子に変え、その優しさにすがる作戦に出ます。 「奥様、ごめんなさい。どうかお許しください。心の底から反省しています」
しかし、その浅はかな演技も、雅子の前では無意味でした。彼女は、梨沙の手を毅然と振り払うと、その本質を鋭く見抜いた言葉を突きつけます。
「いいえ、あなたは反省してないわ。ただ私の正体を知って、罰が怖いだけよ」
醜い責任のなすりつけ合い
万策尽きた梨沙は、ついに最後の、そして最も卑劣な手段に打って出ます。彼女は、隣にいる恋人を指さし、すべての罪を彼になすりつけたのです。
「全て弘樹のせいです!彼が強調したんです。あの金持ち夫婦のご機嫌をとるためです」 「梨沙!何言ってんだ?」
突然の裏切りに、弘樹は呆然とします。そして、その醜い責任転嫁が、自分の助かる道だと瞬時に判断した後輩・佳奈も、すぐさまその嘘に便乗しました。
「奥様、全て中野さん(弘樹)からの命令だったんです」
「いいえ!奥様、コイツらの言うことなんか信じないでください!俺は人違いしただけで、手を出せなんて一度も命令したことはありません!」 弘樹の悲痛な叫びが響き渡りますが、時すでに遅し。悪党たちの間には、修復不可能な亀裂が入ってしまったのです。
【大富豪の親に手を出すな】40話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の40話、悪党たちの醜態が凝縮されていて、最高に面白かったです!梨沙の「正体を知っていたらこんなことしませんでした」というセリフ、まさに悪役の鑑ですね。反省の色が一切なく、ただ自分の保身しか考えていないのがよく分かります。
隼人さんが梨沙を昇進させようとしていた。彼の善意を踏みにじったとなると、梨沙への罰はさらに重いものになりそうですね。そして、雅子様の「あなたは反省してないわ。罰が怖いだけよ」というセリフ!まさにその通り!彼女の洞察力の鋭さには、本当にしびれます。
そして、最後の責任のなすりつけ合い。これぞパニックになった悪党たちの末路、という感じで見事でした。梨沙と佳奈が、示し合わせたかのように弘樹さんを裏切るシーンは、あまりのスピード感に笑ってしまいました。昨日まで愛を誓い合った(?)恋人でさえ、自分の身が危うくなれば平気で切り捨てる。彼らの関係性の薄っぺらさが露呈した瞬間でしたね。この醜い泥仕合が、一体どこまで続くのか。見ものです。
【大富豪の親に手を出すな】40話のネタバレまとめ
- 真実を知った梨沙は、見苦しく命乞いをするが、隼人に「言い訳は聞きたくない」と一蹴される。
- 隼人は、梨沙を昇進させようとまで考えており、その善意を裏切られたことに深い怒りを覚えていた。
- 雅子も梨沙の謝罪を「罰が怖いだけ」と本質を見抜き、毅然と拒絶する。
- 追い詰められた梨沙は、すべての罪を恋人である弘樹になすりつけるという最悪の裏切り行為に出る。
- 後輩の佳奈もその嘘に便乗し、悪党たちのチームワークは完全に崩壊。醜い責任のなすりつけ合いが始まる。
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