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【大富豪の親に手を出すな】41話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

ずっちー
前話のおさらい
  • 真実を知った梨沙は、見苦しく命乞いをしましたが、隼人と雅子の両方から、その謝罪を毅然と拒絶されました。
  • 追い詰められた梨沙は、すべての罪を恋人である弘樹になすりつけるという最悪の裏切り行為に及びます。
  • 後輩の佳奈もその嘘に便乗し、悪党たちのチームワークは完全に崩壊。醜い責任のなすりつけ合いが始まっていました。

【大富豪の親に手を出すな】第41話をネタバレありでわかりやすく解説する

罪をなすりつけられた弘樹と、裏切った梨沙たち。仲間割れは泥沼化し、彼らは互いの罪を暴露し合うという、醜態の極みを晒します。しかし、その暴露によって、隼人は母が受けたさらなる屈辱を知ることになり、彼の怒りはついに臨界点を超えました。悪魔たちに下される、あまりにも重い社会的・経済的な死刑宣告。断罪の第一幕が、今、始まります。

泥沼化する責任転嫁と新たな罪の暴露

「うるさい!あんたがあの二人を湯本夫妻だなんて言わなければ、私が間違えるわけないじゃない

梨沙は、すべての元凶は弘樹にあると、もはやヒステリックに叫びます。しかし、切り捨てられた弘樹も黙ってはいません。彼は、自らの罪を軽く見せようと、梨沙と佳奈が犯した、さらに下劣な罪を暴露し始めました。

「よく言うぜ。お前らが先に湯本ご夫妻に手を出してただろ。さっきだって奥様の服を剥がそうとしてた。俺が止めなきゃ、奥様の一生を台無しにするところだった

彼は、自分を「暴走する二人を止めようとした常識人」に見せかけようとしたのです。しかし、その発言は、隼人の逆鱗に触れる、最悪の一手でした。

逆鱗に触れた隼人の怒り

今何て言った?

母が、単なる暴力だけでなく、性的な辱めまで受けようとしていた。その事実を知った隼人の表情から、一切の感情が消え失せます。彼は弘樹の胸ぐらを掴むと、そのまま壁に叩きつけました。その瞳には、静かですが、底知れない怒りの炎が燃え盛っていました。

全員解雇、社会的抹殺の宣告

恐怖に駆られた弘樹は、さらに「こいつらが湯本ご夫妻を池に突き落として…」と罪のなすりつけを続けますが、隼人は「これ以上聞きたくない」とそれを遮ります。そして、悪党三人に、第一の判決を言い渡しました。

「お前ら全員クビだ」

しかし、それは単なる解雇ではありませんでした。隼人は、秘書の佐久間に、絶対的な命令を下します。

「佐久間。全ての取引先に伝えろ。こいつらを雇うような会社があれば、湯本グループは一切の取引を停止する」

それは、彼らが二度とこの業界で働くことができなくなる、完全な社会的抹殺の宣告でした。

1億円の賠償請求と最後の通告

「会長、もう一度チャンスください!」

足にすがりついて懇願する弘樹を冷たく見下ろし、隼人は第二の判決を告げます。

「お前たちが両親に与えた被害、アクセサリー、衣服、そして美咲の手の治療費、合わせて 1 億以上全額弁償してもらう

「無理です。私たちにそんな代金払いっこないです」

悲鳴を上げる佳奈。その彼女に向かって、これまで静かに怒りを湛えていた妹・美咲が、冷たく、そして無慈悲な最後の選択肢を突きつけました。

「払えないなら、一生刑務所で過ごす覚悟をしなさい」

社会的抹殺か、経済的破綻か、それとも終身刑か。悪党たちに逃げ場は、もはやどこにも残されていませんでした。

【大富豪の親に手を出すな】41話を読んだ感想(ネタバレあり)

これだ…!これこそが本当の「断罪」だ…!

今回の41話は、これまで溜まりに溜まった鬱憤を、根こそぎ吹き飛ばしてくれるような、最高のスカッと回でした!

仲間割れの醜さもさることながら、弘樹さんの「俺が止めなきゃ大変なことになってた」的な、自分だけ助かろうとするムーブには笑ってしまいました。その結果、隼人さんの怒りをさらに買うという、完璧な自爆でしたね。

そして、隼人さんの下した判決!「全員クビ」からの「業界から完全追放」コンボ、えげつないですが最高です!目先の職を失うだけでなく、未来永劫、彼らが築いてきたキャリアすべてを無に帰す。これ以上ないほど、現代的で効果的な復讐だと思いました。

さらに、1億円以上の賠償請求!これもまた、彼らにとっては天文学的な数字でしょう。そして、最後の美咲さんの「払えないなら一生刑務所」という一言!痺れました!冷静に、淡々と、しかし絶対に逃がさないという強い意志が込められていて、彼女もまた湯本家の人間なのだと、改めて感じさせられました。最高のフィナーレに向けて、完璧な展開です!

【大富豪の親に手を出すな】41話のネタバレまとめ

  • 梨沙と弘樹の責任のなすりつけ合いは泥沼化し、その中で弘樹は、梨沙たちが雅子の服を剥ぎ取ろうとしていたことまで暴露してしまう。
  • 母が受けたさらなる屈辱を知った隼人の怒りは頂点に達する。
  • 隼人は、梨沙・弘樹・佳奈の三人を即刻解雇し、さらに湯本グループの力を使って、彼らを業界から完全に追放する「社会的抹殺」を宣告する。
  • 加えて、慰謝料や治療費など、総額1億円以上の賠償金を請求する。
  • 美咲は、支払いが不可能だと悲鳴を上げる佳奈に対し、「払えないなら一生刑務所で過ごす覚悟をしなさい」と、逃げ場のない最後通告を突きつける。

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コマさん(koma)
コマさん(koma)
野生のライトノベル作家
社畜として飼われながらも週休三日制を実現した上流社畜。中学生の頃に《BAKUMAN。》に出会って「物語」に触れていないと死ぬ呪いにかかった。思春期にモバゲーにどっぷりハマり、暗黒の携帯小説時代を生きる。主に小説家になろうやカクヨムに生息。好きな作品は《BAKUMAN。》《ヒカルの碁》《STEINS;GATE》《無職転生》
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