【大富豪の親に手を出すな】45話あらすじから結末まで全てネタバレ解説

- すべてを失いホームレスとなった梨沙と弘樹は、偶然「偽物の湯本夫妻」と再会しました。
- 梨沙は、自分たちが不幸になったのは彼らのせいだと一方的に逆恨みして詰め寄ります。
- しかし、偽物夫婦から「勝手に勘違いしたのはそっちだ」と正論を突きつけられ、事実を受け入れられない梨沙は逆上し、彼らに襲い掛かりました。
【大富豪の親に手を出すな】第45話をネタバレありでわかりやすく解説する
自らの過ちを認められず、筋違いな相手にその怒りをぶつけた梨沙。しかし、その行動がさらなる悲劇を招くことになります。心身ともにボロボロになった彼らが考えついたのは、あまりにも浅はかで、自分勝手な最後の賭けでした。
自業自得の返り討ち
「全部あんたらのせいだ、このクソどもが!」
梨沙が偽物夫婦に襲い掛かろうとした、その時。偽旦那が、そばに控えていた屈強なボディーガードたちに命じました。
「お前ら何してんだ?早く片付けろ!」
次の瞬間、梨沙と弘樹は、プロの容赦ない暴力によって、なすすべもなく打ちのめされます。「やめて!殴らないで!」という悲鳴も虚しく、二人はボロボロになるまで殴られ、その場に打ち捨てられました。皮肉にも、彼らが崇拝した「偽りの権力」によって、鉄槌が下されたのです。
消えない逆恨みと弘樹の提案
満身創痍の梨沙の目に、楽しげにショッピングをする雅子と美咲の姿が映ります。
「全部あいつらのせいで酷い目に遭ってるのに、ブランドものなんか買って…絶対に許さない!」
彼女の心にあるのは、反省ではなく、どこまでも続く一方的な逆恨みだけでした。
再び雅子たちに襲い掛かろうとする梨沙を、弘樹が必死に止め、最後の望みをかけた提案をします。
「なあ、何かお詫びの品を買って謝罪に行くのはどうだ?」
母親の家を売って最後の賭けに
弘樹が考えたのは、雅子の人の良さにすがる、というあまりにも虫の良い作戦でした。
「湯本夫人は優しい人って評判じゃないか。ちゃんと謝れば許してもらえるかもしれない」
あわよくば、5億円の借金が帳消しになり、自分たちが支払った分も戻ってくるかもしれない。そんな淡い期待を語る弘樹。
しかし、謝罪の品を買う金など、彼らには残っていません。そこで弘樹が目を付けたのが、梨沙の母親名義の家でした。
「ダメ!絶対無理!あの家売ったらどこに住めっていうのよ!」
一度は拒絶した梨沙でしたが、「他に方法はあるのか?」と詰め寄られ、ついに最後の財産である、母親の家を売ることを決意します。
「分かった。今すぐ母に電話して売ってもらうわ」
湯本家への再訪
場面は変わり、湯本家の豪邸の玄関。身なりを整え、手土産を持った梨沙と弘樹が立っていました。インターホンを押し、出てきた雅子に向かって、梨沙は悲痛な声で呼びかけます。
「奥様!」
しかし、雅子は、二度と見たくないその顔を見た瞬間、無言で扉を閉めようとしました。それを弘樹がすかさず手で阻止します。
「あんたたち、一体何しに来たの?」
雅子の冷たく、そして鋭い視線が、二人を射抜きました。
【大富豪の親に手を出すな】45話を読んだ感想(ネタバレあり)
今回の45話、冒頭の、梨沙たちが偽物夫婦のボディーガードにボコボコにされるシーンは、最高に皮肉が効いていて笑ってしまいました。自分たちが勝手に持ち上げた相手に、物理的に叩きのめされる。これぞ自業自得ですね。
そして、弘樹さんの考えた「謝罪作戦」。もう、呆れて言葉もありません。あれだけのことをしておいて、「湯本夫人は優しいから許してくれるかも」なんて、どの口が言うのでしょうか。彼らの思考回路は、根本的に一般人とは違うのだと、改めて思い知らされました。
さらに恐ろしいのが、その謝罪の品を買うために、梨沙が自分のお母様の家を売るという決断をしたことです。自分の母親を路頭に迷わせてでも、自分だけは助かりたい。彼女の自分勝手さと、人間性の欠如が、この一点に凝縮されていると感じます。
最後の、雅子様が扉を閉めようとするシーンは、本当にスカッとしました。もはや言葉を交わす価値もない、という雅子様の強い意志が感じられます。彼らがこれからどんな見苦しい言い訳をするのか、そして雅子様がそれをどう一蹴するのか。次回の展開が楽しみです。
【大富豪の親に手を出すな】45話のネタバレまとめ
- 偽物夫婦に襲い掛かった梨沙と弘樹は、返り討ちに遭い、ボディーガードにボコボコにされてしまう。
- その後、楽しげな雅子と美咲の姿を見かけた梨沙は、一方的な逆恨みを募らせる。
- 弘樹は、「雅子の人の良さにすがれば許してもらえるかもしれない」という浅はかな考えで、謝罪に行くことを提案する。
- 謝罪の品を買う金がない二人は、梨沙が母親の家を売ることで資金を工面し、最後の賭けに出る。
- 湯本家を訪れた二人だったが、雅子は顔を見るなり、問答無用で門前払いをしようとする。
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